名称：オリンダ歴史地区
住所：ブラジル
公式・関連サイトURL：http://whc.unesco.org/en/list/189/
ブラジルの世界遺産オリンダ歴史地区は、大西洋に面した美しい海の側に広がる地区です。コロニアル建築の建物が沿岸沿いに並び、素晴らしい景色の世界遺産。オランダ人が美しい景色を見て「オー！リンダ（なんて！美しい）」と言ったのが、街の名前になったと言われています。
オリンダ歴史地区の景観もさることながら、建築物の中の装飾も繊細に施され見どころ満載。オリンダのサン・フランシスコ修道院や、サン・ベント修道院、オリンダ大聖堂など必見です。海の景観とともに美しさが際立つ、オリンダ歴史地区をご紹介します。
目次
コロニアル様式の街並みが美しいブラジルの世界遺産！オリンダ歴史地区
オリンダ歴史地区とは？
出典： Marcio Jose Bastos Silva/shutterstock
オリンダ歴史地区は、植民地時代に黒人奴隷を使ってサトウキビ産業で街が繁栄しました。その後オランダ人に占領され、街が破壊された後にポルトガル人に占領されます。ポルトガル領になってからは、オリンダの街を再建しオレンジの屋根と白い壁という色鮮やかな建物が多く見られるようになりました。
旧市街には、オリンダとポルトガル両方の様式の教会が見られ、観光客も大勢訪れます。またオリンダ歴史地区は、ポルトガルが建設した最古の植民地のため、植民地時代のまま街が残っている歴史的なところ。歴史と文化を感じながら、街を散策してみてください。
オリンダ歴史地区へのアクセス
成田空港から直行便がないため、乗り継ぐことになります。アメリカのアトランタまで約13時間、そこからブラジルのグアルーリョス国際空港まで約9時間30分、さらにブラジルのレシフェにあるグアララペス・ジルベルト・フレイレ国際空港まで3時間。レシフェからオリンダまでは、車で約30分ほどで到着します。
オリンダ歴史地区のおすすめポイント2
オリンダ大聖堂
オリンダ歴史地区の街の丘の上に建っているオリンダ大聖堂は、古い建物ですがこの小高い丘から見る景色は格別。大聖堂の外観はもちろん、内部も見どころ満載です。
大聖堂の塔の数によって、オランダとポルトガルのどちらに建てられたかわかるので注目してみてください。塔が2本あると、ポルトガル統治時代の大聖堂で、塔が1本の時はオランダ統治時代の建築物になります。ポルトガルによる統治時代は裕福だったことがわかりますね。街を散策しながら、チェックしてみてはいかがでしょうか。
カーニバル
ブラジル3大カーニバルの一つが、オリンダ歴史地区で開催されるのをご存知でしょうか。高さ4mもの巨大人形のカーニバルで、オリンダの街の守り神と言われています。中世ヨーロッパで魔除けに使われており、歴史のあるカーニバルです。
オリンダの踊りの特徴は「フレヴォ」と言う軽やかなステップで踊ること。かつて奴隷が農場主の暴力から逃げるためにダンスに見せかけ、逃げた様子がフレヴォの原型と言われています。歴史のあるブラジルの世界遺産オリンダ歴史地区で、世界遺産とカーニバルをぜひ見てみてくださいね。
◎まとめ
ブラジルの世界遺産オリンダ歴史地区をご紹介しました。海岸沿いに建つコロニアル様式の建築物は、青い海に映えて美しさが際立ちます。珍しいカーニバルや独自の文化を築いた街並みは、どれも必見。オリンダ歴史地区で楽しい世界遺産の旅をしてみてください。
