チリのシブい廃工場!世界遺産ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群

画像出典:Dieter Titz

チリのシブい廃工場!世界遺産ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群

世界遺産「ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群」は、チリ北部、アタカマ砂漠にある町イキケの近くにあります。ハンバーストーンとサンタ・ラウラの二つの地域には、19~20世紀に建てられたチリ硝石と呼ばれる硝酸ナトリウムの結晶を精錬していた工場群が200ほどあった場所。硝石は化学肥料の原料として、南北アメリカ大陸やヨーロッパの土壌を肥えさせ、輸出によってチリを経済的に豊かにしました。

この世界遺産の建物は錆びついており、さらに地震発生の影響もあり倒壊の危険があるため、危険遺産にも登録されています。そんな廃墟となった世界遺産「ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群」をご紹介します!

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チリのシブい廃工場!世界遺産ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群

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ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群とは?

バンバーストーンとサンタ・ラウラの2つの地域には、19~20世紀に建てられた200以上もの硝石工場跡が残っており、世界遺産「ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群」として2005年に登録されました。

ここはチリ硝石と呼ばれる硝酸ナトリウムの精錬を行なっていた工場で、当時はチリ・ペルー・ボリビア出身の労働者が多数働いていました。硝酸ナトリウムは、化学肥料として南北アメリカ大陸やヨーロッパ大陸に輸出され、各国の農業を支える重要な肥料だったのです。資源輸出によりチリは莫大な利益を生み出し、国家として発展しました。その栄光は1930年ごろ、硝酸系肥料をアンモニアから化学合成する技術が実用化されるまで続きます。技術の進歩に追いやられ、急速に衰えたこの地域は1960年代にはゴーストタウンと化してしまいました。

この工場群は構造的に弱く、また近年の地震や建築資材の盗難などの影響もあって、世界遺産と同時に危機遺産にも登録されました。バンバーストーンとサンタ・ラウラがあるアタカマ砂漠の乾燥した茶色の大地と錆びついた工場群が、独特の物悲しい風景を作り出しています。マニア受けするシブい世界遺産ですよ。

ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群へのアクセス

日本からチリの首都サンディアゴへの直行便はないので、北米等を経由して30時間前後のフライトとなります。サンディアゴ国際空港から国内線に乗り換えて、イキケ空港までは2時間半ほどで到着。ハンバーストーンとサンタ・ラウラ硝石工場群へは、イキケの街からツアーで行くことができます。イキケから東に45kmほどの場所にあり、車で片道1時間ほど砂漠の中を走ると到着しますよ。また、イキケまではサンディアゴ市内から長距離バスで行くこともできます。

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