名称:カカドゥ国立公園
住所:オーストラリア、ノーザンテリトリー、カカドゥ
公式・関連サイトURL:http://www.australia.com/ja-jp/places/kakadu/highlights.html
カカドゥ国立公園はオーストラリアの北側、ノーザンテリトリー北部特別地域にあるカカドゥの世界遺産です。アボリジニ文化と芸術、美しい自然の景観、貴重な生態系などが評価され、1981年に世界遺産として登録されました。
滝でのウォーターアクティビティに、野生動物を見ながらのネーチャーウォーク、そして興味深いアボリジニ文化と芸術。そんな、沢山の魅力あふれる世界遺産カカドゥ国立公園についてご紹介しいたします!
目次
ウォーターランドを抜けて神話世界の岩絵に!世界遺産カカドゥ国立公園
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世界遺産カカドゥ国立公園とは?
世界遺産カカドゥ国立公園は広大で、その広さは約2万平方キロメートル。日本の四国とほぼ同じ広さです。豊かな野生の生態系が残り、太古の自然が息づく地域。そびえ立つ岩山に、大きな滝、美しい自然のプール、クロコダイルの住む川など、景色もバラエティに富んでいます。
またこの地域は先住民族アボリジニの居住地で、なんと5万年以上も前に描かれた最古のロック・アートも存在します!
これらの雄大な自然とアボリジニ文化が融合した複合遺産として、オーストラリアで初めて世界遺産に登録されました。
現在ではその特徴を活かしたさまざまなアクティビティが楽しめますよ。
世界遺産カカドゥ国立公園へのアクセス
世界遺産カカドゥ国立公園へは、飛行機を乗り継ぎカカドゥに近い街ダーウィンへ。ダーウィン発着の世界遺産ツアーが沢山あります。
ダーウィンからレンタカーで世界遺産カカドゥ国立公園へ行く場合は、36号線で東に約3時間のドライブで到着です。道中の燃料補給をお忘れなく。
世界遺産カカドゥ国立公園のおすすめポイント①:2つのクルージングツアー
世界遺産カカドゥ国立公園で人気のアクティビティ「イエロー・ウォーター・クルーズ」。このツアーでは、カカドゥのウォーターランドを探索します。
クロコダイルや、白と黒の鳥「カササギガン」や、イーグルなどが自然に生息する様子を楽しめますよ!ガイドを務めるのは先住民族の人。カカドゥの秘密や生活、動植物との関係など、いろんな話を聞いてみましょう!
1時間半から2時間のクルージング旅行をお楽しみください。
同じく、世界遺産観光客に大好評の「グルヤンビ(Guluyambi)・ボート・クルーズ」。このツアーでは、水の旅を楽しみながらカカドゥ国立公園の見どころ、「ウビル・ロックアート」を見に行きます。
マゼラ・クリークに沿って進むこのクルージング。洪水で道路がふさがれた時には、ロックアートにたどり着ける唯一の道となります。
この世界遺産で雨の多い夏季だけの限定ツアーです。ぜひ参加してみたいですね!
世界遺産カカドゥ国立公園のおすすめポイント②:ロックアート・ギャラリー
カカドゥ国立公園のロックアートは、世界遺産に登録された大きな理由の1つです!園内には、3000以上のユニークな壁画があるといわれていますよ。
中でもノーランジー・ロックにあるものは古く、約6000万年前のもの。「ドリームタイム」と呼ばれるアボリジニの神話が描かれています。
世界遺産カカドゥでもう1つ興味深いのは、ウビル・ロック。別名、X線アートと呼ばれるもの。まるでレントゲン写真で写した時のように、人物や動物の骨まで詳しく描かれています。
ロックアートは、カカドゥに住むアボリジニにとってとても大切なもので、人類の歴史を刻む世界遺産としても重要なもの。観光の際にはぜひマナーを守って見学しましょう。
世界遺産カカドゥ国立公園のおすすめポイント③:滝
カカドゥ国立公園には迫力満点の滝があります。原則、乾季のみ陸路で観光が可能です。
1つは落差150メートル以上のジムジムフォールズ。雨季が終わったばかりの頃は水量がとても豊富で、水しぶきを上げるさまはダイナミック!乾季には滝壺で泳ぐこともできますよ。
もう1つはジムジムフォールズから10キロメートルほど離れたツインフォールズ。岩肌を流れ落ちる2本の流れが印象的です。
乾季の真っ只中には水が枯れ、雨季は通行止めになるので、季節の変わり目が良いかもしれません。陸路でのツアーや、小型飛行機やヘリコプターで上空からのツアーがあります。
◎まとめ
世界遺産カカドゥ国立公園をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?カカドゥ国立公園には様々な鳥が生息しているので、バードウォッチングも観光客に人気のあるアクティビティです。自然に、アボリジニ文化にと、複合遺産ならではの楽しみをぜひしてみてください!