植民地時代を語る世界遺産!キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観

画像出典:Severin.stalder (CC BY-SA 3.0)

植民地時代を語る世界遺産!キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観

東西に細長いカリブ海最大の島キューバ。その南東端のグァンタナモ州とサンティアーゴ・デ・クーバ州にまたがって、世界遺産の美しい景観が広がっています。世界遺産「キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観」は、19世紀初頭に切り拓かれた伝統的なコーヒー農園跡。ハイチからやって来たフランスの入植者によってハイチの伝統的なコーヒー農園がつくられました。

原生林の茂る丘に広がる農業風景は、キューバの自然の美しさと人の絶え間ない努力が融合した秀作。他方で、その景観を実際に切り開いたのは、アフリカから連れてこられた奴隷たちであったという事実もあります。今回は、そんなキューバの世界遺産を堪能するおすすめ3つの厳選ポイントをご紹介します。

目次

植民地時代を語る世界遺産!キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観

キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観とは

19世紀初頭から20世紀初頭にかけて、ハイチから入植したフランス人たちによってつくられたコーヒー農園。サンティアーゴ・デ・クーバ州とグァンタナモ州にまたがる、広大な81475 haもの土地に作られた171のコーヒー農園跡が、2000年に世界遺産に登録されました。

もともとフランス人たちはフランス領のサン=ドマングで大規模なプランテーションを経営ていましたが、1804年にサン=ドマングがハイチとして独立すると、奴隷を引き連れてキューバ南東部へやってきました。気候はハイチと似ているものの、人跡未踏の原生林だったキューバ南東部を切り開き、多くの農園がつくられました。

しかし19世紀に入ると、ブラジルなど南米大陸産の新しい手法による安価なコーヒーが出回るように。競争に勝てなくなったハイチの伝統プランテーションは、やがて姿を消していきました。世界遺産のキューバ南東部のコーヒー農園跡は、開拓当時の農業形態が残っている唯一の遺跡であると同時に、過酷な労働を強いた奴隷制度の歴史を負うものでもあります。

キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観へのアクセス

世界遺産「キューバ南東部のコーヒー農園発祥地の景観」を訪ねるには、キューバ第2の都市サンティアーゴ・デ・クーバを拠点とすると良いでしょう。サンティアーゴ・デ・クーバへは、首都ハバナやカナダのトロントから空路で行くことができます。

世界遺産の景観はキューバ南東部全域に点在しているので、ツアーに参加して巡るのが効率的です。サンティアーゴ・デ・クーバからもっとも近いのは東のラ・グラン・ピエドラと西のエル・コブレです。どちらも宿泊施設はありますが、公共交通機関は走っていません。個人で行くにはタクシーかレンタカーを利用する必要があります。

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