【世界遺産】新疆天山とは?|天池石門の断崖と美しい天池!

【世界遺産】新疆天山とは?|天池石門の断崖と美しい天池!

湖の天池が有名なことから「天山天池」とも呼ばれている新疆天山(しんきょうてんざん)は、8つの景勝地を持つ総面積548平方キロメートルの山岳地帯。深さ最大103メートルの天池は避暑地としても有名です。

湖面に映る雪山は鏡のように澄んでいるので見ごたえ抜群ですよ。今回は新疆天山について、おすすめポイントと合わせて紹介していきます!

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【世界遺産】新疆天山とは?|天池石門の断崖と美しい天池!

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新疆天山とは?

新疆天山

新疆ウイグル自治区、昌吉回族自治州の阜康市に属する新疆天山(世界遺産)は、ボガダ峰の北側に位置しウルムチから97キロ離れています。標高は1910メートルです。世界自然遺産、国家5Aレベルの景勝地、国家地質公園、国家重点風景名勝区、全国文明風景旅行区、国際自然生物保護区に指定されています。

自然景観は山の氷河によって形成され、聖母神話や宗教、民族などの文化的意味合いを持っているのが特徴です。世界遺産としてだけではなく、科学的調査や探検スポット、フィットネスやレジャーなども最適なスポットになっています。

新疆天山のあるウルムチ周辺は北京標準時間を採用しているので、午後8時でも昼間のように明るいです。さらに灯杆山では遊泳ゾーンもあることから、アクティブに楽しむことができる世界遺産といえるでしょう。広範に渡る世界遺産なため、行きたいところを絞ってから観光することをおすすめします。

新疆天山へのアクセス

Ürümqi

1.新疆天山にアクセスするには、まず北京や上海を経由してウルムチへ向かいます。

2.ウルムチ市内からタクシーで高速道路を利用すると、約1時間半で新疆天山に到着します。距離は約100キロです。

3.ウルムチ市内の人民公園や紅山賓館から直通バスを利用すると2時間で到着します。7時40分から8分ごとに運行しているので利用しやすいです。

新疆天山のおすすめポイント①:天池景区

新疆天山

天池石門

石門一線とも言われている天池石門は、石が削られて出来た天然の門です。幅は広いところで100メートル、狭いところではわずか10メートルとなっています。石の断崖は数10メートルあって、高い場所では約100メートルという巨大さ。川の急流によって削られ、川の流れが変わっている部分もあります。

また、鉄のような濃い黄土色をした部分は「鉄門関」と呼ばれていますよ。

小西天池

天池の西側は小西天池と呼ばれています。かつては「玉女譚」と呼ばれていて、近くには滝が流れています。小西天池の一部が崩れ、滝に囲まれた小西天池はエメラルドグリーンで静かです。

小西天池瀑布の向かいには六角形の尖塔「観瀑亭」が建てられましたが、現在は壊されています。

新疆天山のおすすめポイント②:灯杆山景区

出典: Robert_Ford

灯杆山

新疆天山から西に4キロ離れたところに位置する、標高2718メートルの灯杆山。中山峡谷森林帯に属し天池で第二の高さを誇る山です。大部分は牧場になっていて、山頂には巨大な3つの石柱があります。これは火山岩の風化によって出来たもので、灯杆山のビュースポットです。

眼下には天池を見渡せて、上にはボガダ峰の雪山が見えます。夜になるとウルムチの夜景を堪能することができますよ。さらに約0.2平方キロメートルの遊泳エリアもあって、まさに自然いっぱいの世界遺産です。

鉄瓦寺跡

鉄瓦寺跡は新疆天山の西側にある遺跡です。広く平らな土地にあるので、三方を松に囲まれた静かな場所にあります。前方の平坦な土地や堰、湖面が訪れた人々を楽しませてくれるでしょう。

鉄瓦寺跡のある地形は風水的に優れた場所と言われ、左側には青龍(林の中の泉)、右側には白虎(ボガタ峰)がいます。新疆天山が世界遺産に登録されたのも風水の恩恵かもしれませんね。

新疆天山のおすすめポイント③:西王母廟

西王母廟

「娘娘廟」とも呼ばれている西王母廟。西王母とは王母の娘を敬った呼び名です。天宮のすべての女仙人と宇宙、大地を掌握する神とされてれいます。結婚と子育ての女神でもある西王母の存在は、漢の時代において漢民族の信仰の重要な役目を果たしました。

西王母を信仰する者の中には不老不死を信じる者もいたそうです。歴史上の記録によると娘娘廟の建設当初は大いに栄え、1932年に戦火で焼失します。1980年代後半から1990年代初頭にかけて、欧米の華僑が西王母に夢を託し何度も訪れました。天池を見つけるとその景色を夢の楽園と関連づけたのです。

◎まとめ

新疆天山は地元で「天山天池」と呼ばれています。ウルムチを中心とした観光は移動に多くの時間を使うため、事前に観光ルートを決めておくといいでしょう。

標高が高いので旅行プランを長めにとり、体を慣らしながら観光すると高山病にならずに快適な旅が楽しめますよ。

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