名称:レオン大聖堂
住所:Av Central, León, ニカラグア
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/1236
中央アメリカにあるニカラグアは、太平洋とカリブ海に面したラテンアメリカの国で、首都はマナグアにあります。国土の半分近くが熱帯雨林で、手つかずの自然が残る国。そんなニカラグアの中で二番目に大きい都市レオンという街があります。かつては宗教や文化の中心都市で、現在でも工業や商業において重要な街です。
そんなレオンには、世界遺産が2件登録されており、今回はそのうちの1件レオン大聖堂についてご紹介!2011年に世界遺産に登録されたレオン大聖堂は、壮大で華麗な教会です。中央アメリカ最大規模といわれるレオン大聖堂の見どころをご案内します。
目次
大聖堂の屋根からレオンの町を一望!ニカラグアの世界遺産レオン大聖堂
レオン大聖堂とは?
世界遺産レオン大聖堂は、1946年から実に100年もの年月をかけてつくられた建物です。グアテマラの建築士、ディエゴ・ホセ・デ・ポレス・エスキベルが設計したもの。正面には中央公園があり、レオン出身の詩人ルベン・ダリオの博物館があります。レオン大聖堂はスペインにも同じ名前の建物がありますが、そちらは世界遺産には登録されていません。
「アンティグア・グアテマラ・バロック様式」と呼ばれる様式で建てられており、地震の多いグアテマラならではの短くて太い塔で構成されているのが特徴。もちろん外観もしっかりとした造りで建てられています。夕方にはミサの開始の鐘が鳴り、建物がオレンジ色にライトアップされて幻想的な雰囲気なので見逃せませんよ。
レオン大聖堂へのアクセス
日本からニカラグアへの直行便はありません。ユナイテッド航空やデルタ航空、アメリカン航空などが日本に乗り入れているので、途中で乗り継ぎをしてニカラグアの首都マナグアまで行きます。マナグアから北西に約80㎞のところにあるのがレオンの街。
マナグアの市内には3つのバスターミナルがあり、主要な町へ長距離バスがでています。セントロ・アメリカ大学UCAの向かいにレオン行きのミニバスがでており、約1時間30分でレオンに着きますよ。
レオン大聖堂のおすすめポイント3
自然光を取り入れた室内と重要美術品
世界遺産レオン大聖堂の内部は、自然に光が入るよう設計されているので、とても明るいです。室内の装飾に派手さはありませんが、荘厳で落ち着いた雰囲気。シンプルな印象を受けるレオン大聖堂の室内ですが、ところどころ華麗な装飾が施されているので必見です。
装飾されたアーチ型の天井や、ニカラグア出身の画家アントニオ・サッリア作のキリストが処刑される道程を描いた「十字架の道」、木製祭壇なども見どころ満載。また大聖堂内部には、詩人ルベン・ダリオのお墓も安置されています。世界遺産レオン大聖堂を見学する際はぜひ、隅から隅までじっくり見学してくださいね。
町が一望できる眺め
世界遺産レオン大聖堂に来たら、ぜひ行きたいのが大聖堂の屋根。大聖堂のドームの屋上まで階段を上り、そこから屋根に上がることができます。真っ白な屋根の上を歩いていくと、大聖堂の白い丸い屋根と、レオンの街並みがよく見えますよ。オレンジ色の屋根瓦や、遠くのモモトンボ火山など、青空に映えて美しい光景です。
世界遺産レオン大聖堂を見学する際は、ぜひ屋根に上ってみてくださいね。
聖堂前のライオン像
世界遺産レオン大聖堂の前には左右にライオンの銅像があり、大きな口をあいて今も威嚇しそうなポーズをとっています。レオンとはライオンのことで、街の名前の由来にもなっているシンボル的な存在。こうしたライオンの銅像がレオンの町にはたくさんあります。それぞれ異なるポーズや違った表情なので、じっくり見てみるのも楽しいですよ。
世界遺産レオン大聖堂を守っているかのような迫力あるライオンの像をぜひお見逃しなく!
◎まとめ
ニカラグアの世界遺産、レオン大聖堂の魅力をご紹介しました。真っ白な大聖堂に迫力のあるライオンの像は、レオン大聖堂ならではです。またレオンにはもう一つ、レオン・ビエホ遺跡群という世界遺産があります。こちらはモモトンボ山の噴火と地震にによって廃墟になってしまった遺跡。住居跡や教会が復元されているので、レオンの町をより知ることができますよ。