函館といえば海鮮丼！美味しい海鮮丼のお店10選を紹介します！

北海道南地方の港町、函館市。北海道の中でも温暖な気候で過ごしやすく、普段の生活や観光にも便利な都会が広がる一方で、豊かな自然が残されている土地です。かつて長崎・横浜とともに日本初の対外貿易港として栄えた函館市は、今もなお異国情緒の雰囲気が漂っており、観光地としてとても人気があります。函館市は、どれをとっても観光の見どころ盛りだくさんです。

そして函館と言えば海鮮丼！早起きして朝市へ、散策の途中のランチで、または観光の仕上げのディナーで味わう様々な種類の海鮮丼はお腹も心も満たされること請け合いです！季節を問わず大勢の観光客が訪れる函館市のとっておきグルメ「海鮮丼」。今回は海鮮丼が美味しい函館市のお薦めのお店を10軒ご紹介します。

1.元漁師さんが経営する食堂「茶夢（ちゃむ）」

函館グルメには、まずは海鮮丼がおすすめです。函館駅前のどんぶり横丁にある「茶夢」は、1976年創業の歴史ある食堂です。小さな店内には、リピーターや口コミで訪れる人が絶えずいつも活気に溢れています。開店してから40年近く函館市民からも観光客からも愛され続けているお店です。

ウニ丼やウニ・イクラ丼、カニ丼などのシンプルな海鮮丼の他、3点盛りや4点盛りのスペシャル海鮮丼も食べられる茶夢。もともと松前市で漁師をしておられたという店主なだけあって、提供される魚介類はどれも美味しいものばかりです。

そして来店者に大人気なのが、その日によって変わる小鉢の「突き出し」です。海鮮丼や定食などの料理を注文すると、旬の食材を使った煮物や佃煮の一品料理が添えられるという知る人ぞ知る茶夢のサービス。ボリューム満点の海鮮丼にサービスがついているなんて気前の良すぎる小鉢料理でお腹も大満足ですね。

函館市を訪れたら食事は「茶夢」という観光客の方も少なくありませんよ。アットホームで温かい雰囲気のお店で、美味しい海鮮丼を味わってみましょう。

2.水産会社直営の食堂「朝市食堂函館ぶっかけ」

函館市で、絶対外せないグルメといえば新鮮で美味しい海鮮丼。港に着いたばかりの船から降ろされる魚介類は、滅多に食べることのできない美味しさです。都会の料理店で食べるものとは違った、獲れたての海の幸をお腹いっぱい食べてみませんか？

1945年に始まった函館朝市は、元々は函館駅前の広場での野菜の立ち売りから広がったもの。1965年に現在の若松町に移転した後、長い年月をかけて成長し日本有数の海鮮市場となりました。今では函館市を訪れる観光客のほとんどが、この函館朝市に足を運んでいます。

そんな函館朝市に店を構える「弥生水産」直営の食堂が、「朝市食堂函館ぶっかけ」です。店名通り「ぶっかけ」が魅力のこの食堂。水産会社直営というだけあって、海鮮丼の美味しさには定評があります。

いちばん人気の海鮮丼は「大名盛」。自家製イクラ・活ホタテ・カニ・エビ・生ウニなどが所狭しと盛られた海鮮丼は、食べきれないほどのボリュームです。付け合わせの温かい味噌汁と味わい深いイカの塩辛にも注目ですよ。

海産物を販売しているのも嬉しいポイントです。海鮮丼でお腹がいっぱいになった後で、自家製のイクラやウニを購入することが出来ますよ。函館観光のお土産としても良いですね。

3.「一花亭たびじ」のイカは凄い！一見の価値あり！

函館グルメの代表といえば、数ある海産物の中でもイカが有名です。函館名物の活イカの美味しさは、これまで食べたものとは比べものにならない！という人が少なくありません。身は透き通り歯応えはコリコリとしていて、口の中に新鮮な甘みが広がります。函館観光の食事にイカは欠かせません。

函館市どんぶり横丁内の「一花亭たびじ」では、なんと、踊るイカを海鮮丼で頂くことができます！新鮮なイカが海鮮丼になっていくパフォーマンスは、函館を訪れる観光客に大人気。もちろん、お味はいうまでもなく絶品です。

イカの身に大胆にかぶりつくのもおすすめですが、希望を伝えれば食べやすくカットして出してもらえるので安心です。活きの良い函館のイカを目と舌で味わってみましょう。

店内にはテーブル席の他に小上がり席もあり、少人数グループから大人数の観光客まで対応しています。落ち着いた雰囲気の店内で頂く元気に踊るイカの海鮮丼をぜひ食べてみてください。

4.「朝市食堂二番館」の看板メニューは500円の海鮮丼！

函館の海の幸がたっぷり載った海鮮丼を、ワンコイン500円で食べられるお店があります！そのお店は、函館朝市内の駅二市場2階にある「朝市食堂二番館」。

100名まで入れる広い店内にはテーブル席と小上がり席があり、団体客も家族連れも気軽に入れる雰囲気になっています。函館を訪れる観光客のみならず地元の会社員も利用するという、地域に密着した人気店です。

人気のメニューはもちろん、500円の海鮮丼。7、8種類の魚介類が盛られた五目丼が味噌汁と漬物セットで食べられますよ。やや小ぶりの海鮮丼は、他にも色々食べてみたい方や女性におすすめです。ワンコイン丼の他にボリューム満点の海鮮丼や定食もあるので、お腹いっぱい食べたい方も安心ですね。

朝市食堂二番館では別途料金がかかりますが、駅二市場で購入した海産物をその場で調理して提供してくれます。買ったばかりの新鮮な函館の海の幸を、今すぐ食べたい！という方は、せひ相談してみましょう。

5.新鮮なウニを心ゆくまで！「うにむらかみ」の贅沢ウニ丼

旬のウニを海鮮丼で食べられるお店、「うにむらかみ」。店名の通り、いちおしメニューはもちろんウニです。新鮮で美味しいウニを心ゆくまで食べてください。1954年創業以来、ウニ一筋の村上商店直営店の「うにむらかみ」は、新鮮なウニを無添加で食べられる北海道有数のお店です。東京築地にもウニを卸しているウニ加工会社というだけあって、「うにむらかみ」のウニ料理は多くのリピーターや函館を訪れる観光客に人気があります。

ミョウバンを使用していない獲れたてのウニそのものの味が楽しめる贅沢なウニ丼の他、ウニの他にもう一品選べる二色丼、厳選されたイクラがたっぷりのイクラ丼、7種類の具材を味わえる豪華海鮮丼などメニューも豊富です。ほとんどの丼メニューにSサイズがあるのも嬉しいですね。海鮮丼の他にも色々な料理を味わいたい方や女性におすすめですよ。

6.函館朝市の老舗「味処きくよ食堂」の名物海鮮丼

1957年函館朝市に誕生した「味処きくよ食堂」は、函館市の中でも老舗中の老舗のお店です。カウンター10席ほどの小さなお店から成長を続け、今では函館市内に3店舗を構える人気店になっています。函館市民にも観光客にも大人気の「きくよ食堂」。おすすめメニューはもちろん海鮮丼です！

新鮮なウニ・ホタテ・イクラがたっぷり載った「元祖函館巴丼」をはじめ、シンプルなものから数種類の具材が載ったものまで様々です。お好きな具材を選びたい方はお好み丼、色々な魚介を食べてみたい方は7種類の海の幸が丼から溢れそうな大漁丼がおすすめですよ。

きくよ食堂のこだわりは、新鮮な海産物だけではありません。丼に盛られるご飯は、きくよ食堂オリジナルの炭炊き蒸し釜戸で炊き上げられたもので、ご飯だけで食べても美味しい！という人もいるほどの美味しさです。他店のご飯とは一味違う、こだわりの海鮮丼を味わってみてください。

またきくよ食堂は函館朝市の本店・支店の他、朝市エリアから徒歩10分ほど離れた場所にベイエリア店があります。こちらはランチ・ディナータイムの食事が出来るので、函館朝市とはまた違った雰囲気を楽しめますよ。

7.海鮮居酒屋「海光房」の海鮮丼でランチタイム

JR函館駅から徒歩2分、「海光房」はランチを楽しめる居酒屋です。店内に入ってまず目を引かれるのが特大の生け簀！カニ・魚問屋直営の「海光房」ならではの函館近海の海の幸が悠々と泳ぐ水槽は、9トンもの大きなサイズです。なんとも豪快で驚いてしまいますね。生け簀を泳ぐ魚やカニなどを選び、その場で調理してもらうことも出来る居酒屋「海光房」は、ランチ時もディナー時も大勢の観光客で賑わっています。

ランチタイムに大好評なのが、海鮮丼です。水産会社直営のお店だけあってご飯の上に載る海産物はどれも選りすぐりの逸品。色々な種類の海鮮丼は、目当ての具材だけが載ったシンプルなものから幾種類もの具材が載ったものまで揃っているので、お好きなものを頂きましょう。また、職人さんの魚捌きが観られるカウンター席、団体客も受け入れ可能な個室などシーンに合わせて選べるのも嬉しいですね。

8.函館どんぶり横丁の人気店「恵比寿屋食堂」

函館朝市どんぶり横丁市場にある「恵比寿屋食堂」は、函館朝市のお店では珍しい小上がりのお座敷もある食堂です。いつも、家族連れや大人数の観光客で賑わっています。活イカや旬の魚達が元気に泳ぐ水槽が出迎えてくれる恵比寿屋食堂は、1948年創業の函館の老舗食堂です。

恵比寿屋食堂のおすすめポイントは、なんといっても海鮮丼の種類の豊富さ。そして、サイズのバリエーションです。どれを選ぶか迷ってしまう方、色々な海鮮丼を味わってみたい方は、小サイズの丼を幾つか選ぶこともできますよ。丼の他にお造りや焼き物も食べたいという方にも好評です。

獲れたての新鮮な魚介が溢れんばかりに盛られた海鮮丼は、どれを選んでも外れなし！小ぶりの丼はお値段もリーズナブルで、普段のランチに通う地元の方も少なくありません。函館朝市の中でも歴史の古い昭和の名店「恵比寿屋食堂」で、函館の海の幸をお腹いっぱい味わいましょう。

9.アットホームな小さなお店の海鮮丼「あけぼの食堂」

函館朝市の中のわずか12席の名店「あけぼの食堂」。函館の地元客、観光客ともにリピーターが多く、あけぼの食堂の海鮮丼を並んででも食べたい！という方が朝から列をなしているお店です。

もともと日本料理店の料理長だった店主が吟味した新鮮な海産物を使った海鮮丼は、待ち時間を忘れてしまう美味しさです。メニューも豊富で、海鮮丼だけで約20種類ほどもあります。無添加の生ウニ丼、自家製イクラ丼などこだわりのメニューも揃っている他、好きな具材を選べるトッピング丼もあるんです。もちろん幾種類もの海産物が載った海鮮丼もあるので、色々な具材を味わいたい方におすすめです。

丼から溢れそうな函館の海の幸を家庭的なお店で味わうことができる「あけぼの食堂」。函館朝市の雰囲気を楽しみながら、落ち着いた空間で食べられる海鮮丼は、函館を訪れる多くの観光客に大人気です！

10.函館土産も揃っているお店「朝市お食事処道下商店」

「朝市お食事処道下商店」は、1955年創業の老舗水産会社「山三道下商店」直営の食堂です。1階は、函館土産を選ぶ観光客でいつも賑わう新鮮な海産物がずらりと並ぶ売店。2階がリニューアルオープンした食堂になっています。

道下商店は、函館朝市にありながら比較的リーズナブルな海鮮丼が食べられると評判のお店。豪快な「スペシャルまぐろ丼」をはじめ、道下丼、うに・いくら・あわび丼、好きな具材を選べるお好み丼、がごめ昆布と函館名物の活イカが贅沢に盛り付けられたがごめイカ刺し丼など、道下商店でしか食べられないオリジナルメニューも揃っていますよ。

◎まとめ

2016年3月に北海道新幹線が開通してから、ますます足を運びやすくなった北海道函館市。観光客をもてなす様々なホスピタリティと港町独特の活気に溢れた、北海道内でも人気の観光地です。冬でも温暖な気候で、一年を通して観光客で賑わう函館市の街を、ぜひ歩いてみてください。歴史を感じさせる景色と爽やかな海風に吹かれて、きっと素敵な旅になるでしょう。

そんな函館市の名物海鮮丼は、函館で獲れる新鮮な海産物をひとつの丼に凝縮させた、とっておきの究極グルメ。お寿司もお刺身も良いけれど、それを一度にお腹いっぱい食べられる欲張りグルメなのです。漁港の雰囲気に満ち溢れた朝市や、元気な職人さんが包丁を振るう料理店で、これぞと思う海鮮丼を味わってみましょう。

函館といえば海鮮丼！美味しい海鮮丼のお店10選を紹介します！