金鉱採掘で繁栄した都市!ブラジルの世界遺産オウロ・プレット歴史地区

画像出典:rocharibeiro/shutterstock

金鉱採掘で繁栄した都市!ブラジルの世界遺産オウロ・プレット歴史地区

ブラジルの世界遺産オウロ・プレット歴史地区は、ブラジル南東部ミナス・ジェライス州の小さな都市です。オウロ・プレットとは「黒い黄金」という意味。1693年に金鉱が見つかったことで、それまで高原だったオウロ・プレットは町として発展します。そのスピードは速く、わずか40年ほどで10万人規模の都市にまでなりました。

街の中の建築物は、ヨーロッパの旧市街のようで繁栄した時代を物語っています。この記事では、17世紀から始まったゴールデンラッシュの町、オウロ・プレット歴史地区についてご紹介します。

目次

金鉱採掘で繁栄した都市!ブラジルの世界遺産オウロ・プレット歴史地区

オウロ・プレット歴史地区とは?

出典: Gigi Peis/shutterstock

オウロ・プレットは、17世紀後半に金鉱が見つかってから、小さな町から都市へと発展しました。現在ではほとんどの金山は閉山していますが、オウロ・プレットの鉱山はブラジルにとって今でも重要なもの。世界有数の巨大鉱床が存在し、現在でも堀り続けています。

当時ゴールドラッシュにより、富を築いた人々が寄進したことで数多くの芸術的な建築物が建てられました。中でもブラジルのミケランジェロとも呼ばれる彫刻家で建築家のアレイジャジーニョによるバロック様式の教会は、有数の観光スポット。また、大学の多い都市としても知られ、オウロ・プレット連邦大学があり鉱物の研究や勉強をする学生が多くいますよ。

オウロ・プレット歴史地区へのアクセス

オウロ・プレット歴史地区までは、ブラジルのリオデジャネイロのサントス・ドゥモン空港から、ベロオリゾンテのタンクレド・ネヴェス国際空港まで約1時間。ベロオリゾンテからは、バスで約2時間でオウロ・プレットに到着します。

オウロ・プレット歴史地区のおすすめポイント2

教会

出典: rocharibeiro/shutterstock

「ミナスの宝石」とも呼ばれる聖堂、サン・フランシスコ・ジ・アシス教会は、ブラジルのバロック様式を代表する建築物の一つ。天才彫刻家アレイジャジーニョが彫刻だけではなく、教会のファサードや祭壇の装飾などを手掛け、バロック様式の傑作と言われています。独学で得たロココ調の装も美しく、まさに圧巻。

その他にもオウロ・プレットには、バロック彫刻の傑作「ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール教会堂」やアレイジャジーニョの父親の作品「ノッサ・セニョーラ・ジ・カルモ聖堂」など美しい教会が建ち並びます。ぜひオウロ・プレットの町歩きを楽しんでみてくださいね。

景色

出典: Inspired By Maps/shutterstock

オウロ・プレット歴史地区は、小高い丘の上にあり、反対側の丘の上から見る景色は絶景です。町の中は、石畳で坂道も多く、歩くのが大変ですが上に登って見る景色は格別ですよ。

オレンジ色の屋根とカラフルな建物が周りのグリーンにも合い、ヨーロッパに訪れているかのような景色が楽しめます。また夕日や夜景も、昼間の風景とは一変してさらに美しいので必見。ぜひオウロ・プレットで宿泊してゆっくりとしてみてはいかがでしょうか。

◎まとめ

ブラジルの世界遺産オウロ・プレット歴史地区についてご紹介しました。ゴールデンラッシュにより繁栄した町ならではの金を使った建築物は、豪華で圧倒的な美しさ。バロック様式の華やかな装飾にも、目を奪われます。町歩きが楽しい世界遺産オウロ・プレット歴史地区を訪れてみてくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ブラジルでおすすめの記事

ブラジルのアクセスランキング