ベルギーの鉱山跡!世界遺産モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地

画像出典:Thilo Parg (CC BY-SA 3.0)

ベルギーの鉱山跡!世界遺産モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地

ベルギーには、紀元前4000年から採掘されていた鉱山跡があります。それは、ベルギーの中西部エノー州にある「モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地」で、2000年に世界遺産にも登録されました。

ヨーロッパ最古の鉱山跡で、19世紀に鉄道の建設中に発見されました。また、発掘が完了しておらず未解明な部分が残るというミステリアスさもあります。そんなヨーロッパだけでなく、世界中から注目を集めている世界遺産「モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地」についてご紹介します。

目次

ベルギーの鉱山跡!世界遺産モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地

モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地とは?

出典: Thilo Parg (CC BY-SA 3.0)

モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地は、紀元前4000年の遺構として、ベルギーだけでなくヨーロッパ全体でも注目されています。2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された後は、観光スポットとして大勢の人々が訪れています。

人類が農耕や牧畜を開始して、社会構造が変化してくる時代である新石器時代。ギリシアで紀元前7000年頃、西ヨーロッパでは紀元前4500年頃からと考えられており、紀元前4000年の遺構であるこの世界遺産は歴史を解明する中で重要な位置づけとなっています。

トルイユ川とヴァンプ川の二つの川によって泥土が運ばれてくる地理関係により、モンスは石が多く農耕地には向いていない土地でした。そのため、地下の火打石の採掘場として発展したと考えられています。

モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地へのアクセス

ベルギーの首都ブリュッセルからは、南西に約55㎞の場所であり、電車で約1時間弱で最寄り駅のモンス駅まで行けます。そこからは、バスやタクシーの利用になります。

モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地のおすすめポイント2

ヨーロッパ最古の鉱山跡

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紀元前4000年から紀元前750年頃まで火打石用の石英などを採掘していた「モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地」では、周囲の集落の跡なども発見されており、世界の歴史を知るうえでとても重要な鉱山跡です。

ヨーロッパの新石器時代の情報を得るには、ドルメンやストーンサークルといった巨石文化が代表的。それらを研究しても、未だに多くのことが不明で、巨石文化も紀元前3000年頃から始まったとされるものです。歴史好きの方には、外すことのできない世界遺産なので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

スケールの大きさと未解明のミステリー

出典: Thilo Parg (CC BY-SA 3.0)

モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地は、約8mから10mの坑道とおよそ100ヘクタールもの面積を誇る巨大な鉱山跡です。歴史的にも重要なスポットですが、現在も発掘作業が進められており、未解明の部分も存在するミステリアスなスポット。

これまでの認識が変わるかもしれない革新的な発見も期待でき、様々な可能性が隠されています。ぜひそのスケールの大きさや、ミステリアスで可能性に富んだ世界遺産を堪能してみてくださいね。

◎まとめ

ベルギーの世界遺産モンス市スピエンヌの新石器時代の火打石採掘地についてご紹介しました。日本では中々見ることのできない圧倒的なスケールで、ヨーロッパで最古の鉱山跡というのも魅力的ですよね。ミステリアスな世界遺産に、ぜひ足を運んでみてください。

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