【ボリビア世界遺産】古都スクレ|太陽を浴び青空に映える南米の白い街

【ボリビア世界遺産】古都スクレ|太陽を浴び青空に映える南米の白い街

南アメリカの「白い街」とよばれ、美しい街並みの広がる古都スクレ。ボリビア多民族国(通称:ボリビア)の中央部に位置するボリビア憲法上の首都です。今でも16世紀に建てられた建造物が多数残っており、1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。

古都スクレは街全体が世界遺産に登録されているため、条例で建物を白く塗ることが義務付けられています。コロニアル様式の赤い屋根と白い建物が青空に映えるステキな街。そんな世界遺産「古都スクレ」の見どころとアクセス、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。

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【ボリビア世界遺産】古都スクレ|太陽を浴び青空に映える南米の白い街

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「古都スクレ」とは?

古都スクレ【ボリビア世界遺産】

古都スクレが事実上の首都だった時期は、ボリビアが建国された1826年から1890年の間です。スクレの起源は遡ること1500年代中頃。スクレ南西約150kmの場所に位置する街ポトシで、世界最大の銀脈が発見されたことから始まりました。

当時ボリビアを植民地化していたスペイン人は、この銀を管理するためにより標高が低く住みやすい街を築いたのです。その証拠に当時、古都スクレの街は「ラ・プラタ」という「銀」を意味する名前がつけられていました。「ラ・プラタ」はその後も発展し続け、文化と宗教の中心となり”アメリカ大陸のアテネ"という異名がついたほどです。

スクレには先住民文化を含んだヨーロッパ建築様式が導入され、スクレ独自の豪華で美しい建築が数多く存在する街となりました。ボリビアが独立し、「ラ・プラタ」は「スクレ」と名前を変えた後も、独自の建築や白い家の広がる美しい建造物が残っています。

そして1991年、「古都スクレ」としてユネスコの世界遺産に登録されました。

「古都スクレ」のアクセス

古都スクレ【ボリビア世界遺産】

日本からボリビアへは直行便がありません。複数の空港を経由することになるので、日本からスクレの空港「インテルナシオナル・デ・アルカンタリ空港」までと、空港から古都スクレまでに分けてアクセスをご案内します。

◆日本からスクレ(インテルナシオナル・デ・アルカンタリ空港)へ

日本からボリビアまでの直行便は無く、ラパス(エル・アルト国際空港)かサンタ・クルス(ビルビル国際空港行き)まで、複数回乗り継ぐ必要があります。

ラパスへはペルーのリマで乗り継ぎ、南米の航空会社(LATAMペルー、アビアンカ航空など)を利用するのが一般的。メキシコシティを経由し、アエロメヒコ航空やボラリスの直行便で行くこともできます。

日本からサンタ・クルスへは、アメリカやドバイなどを経由し、ボリビアーナ航空やLATAMなどに乗り継ぎます。

ラパスやサンタ・クルスからスクレ(インテルナシオナル・デ・アルカンタリ空港)へは、国内線で1時間ほどのフライトです。

◆スクレの空港(インテルナシオナル・デ・アルカンタリ空港)から、「古都スクレ」へ

最寄りのインテルナシオナル・デ・アルカンタリ空港から古都スクレへは、車で1時間ほどの距離です。

早くラクに行きたい場合は、タクシーが便利。

10人ほどの人数が集まると出発する乗合バスは、時間はなかなか読めませんが、リーズナブルに移動できます。

世界遺産「古都スクレ」のおすすめポイント①:スクレ大聖堂

スクレ大聖堂【ボリビア世界遺産】

スクレ大聖堂は、1580年より実に50年かけて建てられたカテドラル。ボリビアにあるローマカトリック教会の本拠地です。

教会内部を見学できる日は限られますが、金や銀で飾られたゴージャスな祭壇や、この上なく豪華なマリア像を見ることができます。「アメリカで最も豪華な聖母像」と呼ばれているスクレのマリア像は、ダイヤモンドやトパーズ、アメジスト、サファイヤ、真珠、ルビーなど、実に数万個ともいわれる宝石によって飾り付けられ、金や銀細工も施されています。

古都スクレがどれだけ裕福で発展した街だったのかを垣間見ることができますよ。

世界遺産「古都スクレ」のおすすめポイント②:5月25日広場

5月25日広場(ボリビア・スクレ)

出典: Manuel Menal

「5月25日広場」は、1809年5月25日に当時のスペイン植民地に対するボリビア独立運動の反乱「チュキサカの反乱」が起きた場所です。当時のスペイン本国は、ナポレオンからの侵略を受けて危機的な状況にあったことを理由に、スペイン植民地支配からの脱却を試みたのです。

結果、1825年8月6日にはスペインから独立宣言文の調印が行われました。場所はやはり、この5月25日広場の前に建つ建物で行われたのです。

この運動は「自由の叫び」とも呼ばれ、スクレで行われたこの運動が中南米にある各国のスペイン植民地からの独立運動の起爆剤になったと言われています。世界遺産のスクレの中でも、ボリビアの人々にとって自由の象徴とも言える場所です。

スクレ周辺のおすすめ観光スポット「ファンセサ白亜紀公園」

市立ファンセサ白亜紀公園(ボリビア)

「ファンセサ白亜紀公園」はボリビア国内で最も訪問者が多い博物館で、「恐竜博物館」として親しまれています。

恐竜が残した足跡の化石 白亜紀公園(ボリビア)

出典: Mhwater, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1749056による

ここは元々セメント砕石場だったのですが、白亜紀(1億4500万~約6500万年前)の恐竜が残した足跡の化石が約5000個も発見されました。足跡のほとんどは、巨大肉食恐竜ティタノサウルスや鳥脚類恐竜、装甲を身にまとったアンキロサウルスのものと考えられています。

恐竜の足跡化石群として世界最大級を誇る白亜紀公園は、ボリビア内外から多くの観光客が訪れるテーマパークのような恐竜博物館です。スクレ市内中心部から車で10分程度と近いので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

◎【世界遺産】古都スクレの見どころ・アクセスまとめ

古都スクレ【ボリビア世界遺産】

ボリビア中の人にとって重要な世界遺産である「古都スクレ」の見どころとアクセス、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介しました。

南米の「白い街」は、青々とした空に映えてとってもキレイ!見どころが多いオススメの世界遺産です。あまり日本人の舌に合わないと言われるボリビアですが、スクレには多国籍料理のレストランや、日本人も唸らせるチョコレート屋さんなどがあり、グルメも楽しめます。ぜひ、ボリビアを訪れる際はこの記事を参考に世界遺産「古都スクレ」を満喫してくださいね!

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