名称:王立展示館とカールトン庭園 (The Royal Exhibition Building and Carlton Gardens)
住所:9 Nicholson St, Carlton, Vic 3053
公式・関連サイトURL:https://museumvictoria.com.au/reb/
メルボルンはシドニーに次ぐオーストラリア第二の都市。ガーデンシティと呼ばれているこの地には緑が多く、4分の1が公園という自然に満ちた美しい街です。そんなメルボルンの世界遺産「王立展示館とカールトン庭園」は、白い建物と緑の庭のコントラストが素敵なオアシス的存在。ビクトリア州唯一の世界遺産ということもあり観光客もたくさん訪れています。この記事ではメルボルンの世界遺産「王立展示館とカールトン庭園」について触れていきます!
目次
豪州初の西洋建築と美しい庭園!王立展示館とカールトン庭園!
王立展示館とカールトンとは?
王立展示館は、1880年に開催された「メルボルン国際博覧会」のために建設した豪州初の西洋建築物です。1888年にはヨーロッパの植民地から解放されて100年を記念する、「オーストラリア植民地生誕百周年記念国際博覧会」もここで開催されました。ヨーロッパ以外で初めて開催された万博博物館で、6ヶ月間の期間中に訪れた人数は130万人以上です。
1856年に開園したカールトン庭園は、アカシアやポプラの巨大な並木が美しい庭園です。クラシカルな噴水や季節の花々が庭園内を彩り、メルボルンの人々の憩いの場となっています。優雅に立ち誇る王立展示館とカールトン庭園のコラボも美しいですよ。高い建築技術によって建設されていることから、2004年にユネスコ世界遺産に登録されました。王立展示館とカールトン庭園はオーストラリアで有名な世界文化遺産です。
王立展示館とカールトンへのアクセス
成田空港からメルボルン空港までの所要時間は約10時間半。空港からはSKY BUSでサザンクロス駅に約30分で到着します。無料トラムでパーラメント駅へ向かうのがおすすめです。所要時間は約5分です。
王立展示館とカールトン庭園へは、パーラメント駅から徒歩で約10分。トラム86、96番ガートルード・ストリートやニコールソン・ストリートからは下車してすぐのところにあります。
王立展示館とカールトンのおすすめポイント3
王立展示館
優美な雰囲気が魅力の王立展示館はビザンチンやロマネスク、ルネッサンスなど様々な建築様式を融合したヨーロッパ風の建物です。内部に施された神々のレリーフやドーム天井の装飾、細部に亘る緻密な絵も美しく見ごたえあります。設計は有名なメルボルンの建築家「ジョゼフ・リード」が担当していました。
王立展示館では英語のガイド付きツアーが毎日開催されています。内部はツアーのみ見学可能です。人気ツアーなので申し込む際は、チケットカウンターがあるメルボルン博物館に早めに足を運びましょう。中国人やオーストラリアの先住民・アボリジニのレリーフがあるのでぜひ探してみてくださいね。
カールトン庭園
カールトン庭園は世界最大級の庭園です。ヨーロッパ式庭園内には巨木が立ち並び、欧豪がコラボした美しい庭園様式で構成されています。1839年にヴィクトリア植民地の初代総督だった「チャールズ・ラトローブ」が公園用地にしたことで、この庭園が建築されました。
1880年のメルボルン万博博覧会の際に、王立展示館の建築と共に大々的に改築が行われ現在の公園の基礎が出来上がりました。素朴な雰囲気が素敵なカールトン庭園は、並木道をゆっくり歩くだけでもメルボルンらしい空気感を味わうことができます。
メルボルン博物館
カールトン庭園の中には近代的な博物館があります。「メルボルン博物館」はビクトリア博物館を4倍に拡大して造られた南半球最大の博物館です。館内は広く7つのギャラリーを中心に展示しています。
自然や動物、歴史や科学など展示内容も豊富。等身大の恐竜の化石模型は迫力満点です。ディスカバリーセンターでは先住民・アボリジニに関する資料などがあるので、知識を深めることができるでしょう。環境をテーマに森を再現した展示ではビクトリア州の82種100本の植物が植えられ、25種類の動物も生息しています。子供から大人まで興味をそそる博物館です。ぜひチェックしてみてください。
◎まとめ
ビクトリア州唯一の世界遺産・王立展示館とカールトン庭園の紹介はいかがでしたか?先住民・アボリジニについて知ることもできるので、貴重な体験ができるでしょう。特に建築様式や庭園様式を事前に学んで訪れると、より観光が素敵なものになります。ぜひ世界遺産の王立展示館とカールトン庭園を観光してみてくださいね。