奴隷貿易の拠点となった悲劇の地!セネガルの負の世界遺産「ゴレ島」

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奴隷貿易の拠点となった悲劇の地!セネガルの負の世界遺産「ゴレ島」

アフリカ大陸の最西端に位置するセネガルの首都ダカールの沖合に浮かぶゴレ島は、「黒い黄金」と呼ばれた悲しい奴隷貿易の過去をもつ世界遺産です。かつてゴレ島は、フランスの奴隷貿易の拠点でした。アフリカ各地でとらえられたが人々がこの小島に集められ、売られていったのです。

現在は負の世界遺産として、その悲劇を現代に伝えています。青く輝く海と真っ白なビーチに囲まれたゴレ島は、今ではダカールの人気観光スポットの1つ。アフリカ植民地時代の歴史を学ぶと同時に、アフリカ西海岸の海辺の景色を楽しむこともできますよ。

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ゴレ島とは?

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東西300メートル・南北900メートルと、とっても小さな世界遺産のゴレ島は、1444年にポルトガル人によって発見されました。その後、オランダやイギリス、フランスなどが領有を争いましたが、17世紀後半以降はフランスの植民地として定着しました。16~19世紀にかけて、西アフリカから多くの奴隷がこのゴレ島を経由して、新大陸へと連れて行かれました。その数は総計で1500万人にも及んだといわれています。

奴隷たちはカリブ海やアメリカ大陸で、コーヒーや砂糖、たばこ、綿花などの強制労働を強いられ、動物以下の扱いを受けました。ゴレ島は奴隷だけでなく、黄金や蜜蠟、アラビアゴムなどの貿易拠点として重要性をもつようになり、商業権争いの地にもなったのです。

1814年にフランスが奴隷貿易を廃止すると、交易の拠点は徐々にアフリカ本土のダカールへと移っていきました。セネガルは1960年に独立し、ゴレ島は1978年に負の世界遺産に登録されています。島内には悲劇の歴史を語るように、セネガル最古のモスクや奴隷の収容施設、フランス統治時代の砲台などが残されています。

ゴレ島へのアクセス

世界遺産ゴレ島には、セネガルの首都ダカールの港からフェリーで行くことができます。所要時間は約20分。フェリー乗り場はダカール駅のすぐ近く、旧市街に隣接しているのでアクセスも容易です。

ダカールの空の玄関口は、長らく中心部に近いレオポール・セダール・サンゴール国際空港でしたが、2017年に郊外のブレーズ・ジャーニュ国際空港が開港し、民間機はそちらでの発着に移行しました。空港と市内の連絡はバスが主体ですが、2018年末までには鉄道も開通予定です。

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