ベネズエラの北西部にある小さな町、コロ。カリブ海に面したコロは小さな港町ですが、ファルコン州の州都です。その歴史は古いもので約600年。
町の名称もかわいらしいコロには見どころが多く、観光客にも人気のスポットです。この記事では、世界遺産の町ならではの魅力をおすすめのポイントと共に紹介していきます。
目次
パステルカラーの建物に囲まれた小さな港町!コロとラ・ベラ港
コロとその港へのアクセス
日本からベネズエラまでの直行便はないため、アメリカを経由して行くのが一般的です。アトランタやシカゴ、ヒューストンやロサンゼルス、マイアミなどの1都市または2都市で乗り継ぎ。ルートによって所要時間は異なりますが、20時間から27時間程度かかる場合もあります。
コロとラ・ベラ港のおすすめポイント3
メダノス・デ・コロ国立公園
コロの町の北部に広がるメダノス・デ・コロ国立公園は、広大な砂漠地帯の国立公園。世界遺産の街並みからそれほど離れていない場所ですが、まるで別世界にいるような光景です。
一面砂に覆われた景色は風によって様々な表情を見せてくれます。海岸線の砂は内陸に吹き込む風によって美しい模様を描くことから、まさに自然のアートです。世界遺産の建物巡りもおすすめですが、自然が作り出す美しい景観も必見ですよ。
砂漠地帯なので昼間の炎天下の中訪れるのはおすすめできません。朝日や夕焼けの美しい景色も見ることができる、早朝や夕方4時以降に訪れてください。世界遺産の町とは言っても注意が必要なため、現地のツアーガイドなどに申し込むと安心です。
歴史的建造物
コロの見どころはやはり特徴的な建築様式で建てられた歴史的建造物の数々。コロの街中には土づくりの建築が今でも多く残されていて、カラフルに彩られた壁面が目を引きます。入植したスペイン人は身近にあった資材を使用して、先住民の建築技術を駆使した建物を建てました。
現在も町の至る所に残されているスペイン風のコロニアル様式の建物は、世界遺産の街並みの重要な要素です。カラフルな建物は見ているだけでも楽しい気分になるでしょう。また、町の中にたくさん残されている歴史的な教会も必見です。外観も素敵ですが、時間があれば内部の見学もおすすめですよ。のんびりと歴史的な建物巡りをしてみてはいかがでしょうか?
ラ・ベラ港
かって貿易で栄えたコロの玄関口、ラ・ベラ港。コロの街並みと同様に、港も世界遺産の対象となっています。現在は桟橋もなく小さな漁船が浮かぶのみ。かつての繁栄ぶりの面影を見ることはできません。
ハリケーンや海賊の襲撃など数々の困難を乗り越えてきたコロは、各地で進められた石油開発からも取り残されてしまいました。その急激な近代化の波に乗ることができなかったために、歴史的に貴重な建物が残されたとも言えます。
ラ・ベラ港は美しいカリブ海の絶景が広がるおすすめスポット。美しい景色を眺めていると感慨深いものがあります。特に夕日が沈む時間帯は絶景です。夕方にのんびり散策してみてください。
◎まとめ
穏やかな空気が流れるコロは、スペイン統治時代のコロニアル様式とコロの対岸にある島を統治していたオランダのバロック様式の影響を受けた建物が今もなお多く残されています。興味深い歴史を肌で感じることができる街並みは見ごたえありますよ。ぜひコロの魅力を探しに出かけてみてはいかがでしょうか?