名称:カルアト・アル-バフレーン-古代の港とディルムンの首都/Qal’at al-Bahrain – Ancient Harbour and Capital of Dilmun
住所:Karbabad Area,Bahrain
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/1192
バーレーンの首都マナーマの西方に広がる「カルアト・アル-バフレーン」。歴史的な建物や港の跡などが残る歴史地区で、世界遺産に登録されています。古代にはディルムンの首都だったと考えられている歴史的にも貴重なエリアは、バーレーン屈指の人気観光スポットです。今回は「カルアト・アル-バフレーン-古代の港とディルムンの首都」の魅力ついて紹介していきます!
目次
古代都市と近代都市の融合!「カルアト・アル-バフレーン」
カルアト・アル-バフレーン-古代の港とディルムンの首都とは?
紀元前3000年頃から16世紀に至るまでの「カルアト・アル-バフレーン」はかつて、居住区や商業施設などの建造物が建ち並ぶ都でした。17世紀に造られたポルトガル・フォートは、「カルアト・アル-バフレーン」のシンボル的存在。青い空や海とのコントラストが美しく、たくさんの観光客が足を運んでいる人気の観光スポットです。
小高い丘の上に広がる「カルアト・アルバフレーン」は古代文明ディルムンの中心地となっています。高層ビルが建ち並ぶ近代的な都市マナーマは、古代遺跡「カルアト・アル-バフレーン」の背後に広がるバーレーンの首都。古代都市と近代都市の街並みを一度に眺める興味深いスポットです。2005年に「カルアト・アル-バフレーン-古代の港とディルムンの首都」として世界文化遺産に登録されました。
カルアト・アル-バフレーン-古代の港とディルムンの首都へのアクセス
日本からバーレーンまでの直行便は運航していません。ドーハやアブダビなどの都市を乗り継ぐことになります。所要時間はドーハを経由すると約15時間。アブダビを経由すると約18時間です。また、ヨーロッパの主要都市などを経由することもできますが、20時間以上かかる場合がほとんど。バーレーンの首都マナーマからは車で約30分です。
カルアト・アル-バフレーン-古代の港とディルムンの首都のおすすめ3
ポルトガル・フォート
「カルアト・アル-バフレーン」のシンボル的存在のポルトガル・フォートは、バーレーン・フォートとも呼ばれている要塞。建設されてから400年以上も経過していますが保存状態が良く、外観や内部を自由に見学することができるバーレーン屈指の観光スポットです。
ポルトガル・フォートは周囲を歩いて見ることができるように遊歩道が整備されています。のんびりと散策したい方には最適ですよ。美しい海に囲まれた遺跡の姿はなんとも神秘的。近代都市から突然古代都市へと光景が変わる景色は一見の価値があるでしょう。時代が異なる街並みを一度に体験できる貴重な場所になっています。首都マナーマから車で約30分のところにあるのでぜひ訪れてみてください。
ポルトガル・フォート地下室
「カルアト・アル-バフレーン」の象徴ポルトガル・フォートは、外観を見るだけでも十分世界遺産の醍醐味を味わえますが、時間があれば地下室や井戸がある場所も見学してみてください。フォート内部を自由に見て回れるので、世界遺産を探検する気分も味わえますよ。
地下室はいくつかの部屋に分かれていて、アート展示などのイベントが行われていることもあります。要塞の中の異空間を楽しめることができるでしょう。古代文明の世界遺産とアートのコラボは必見です。なお、「カルアト・アル-バフレーン」の敷地内にはショップやトイレなどの設備がないため、訪れる際には注意が必要です。日差しが強い日は気温も高くなるので、水分補給と熱中症対策を忘れないようにしましょう。
カルアト・アル博物館
「カルアト・アル-バフレーン」から歩いてすぐのところにあるカルアト・アル博物館は、古代文明をより深く知るには最適のスポット。「カルアト・アル-バフレーン」に訪れる観光客にも人気の博物館です。首都マナーマの近代的な街並みを見ればバーレーンの豊かさが一目瞭然ですが、この博物館では石油が出るまでの貧しい時代についても知ることができます。ポルトガル・フォートの模型なども展示されています。
なかなか触れ合う機会がないバーレーンの歴史を興味深く学ぶことができるでしょう。館内にはカフェも併設されているので、海を眺めながら一休みをすることもできます。世界遺産巡りの合間に時間があればぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
◎まとめ
あまり馴染みのないバーレーンの世界遺産は、世界中から訪れる観光客を魅了するスポットです。近年の発展が目まぐるしく、首都マナーマには近代的なビルが建ち並んでいます。しかし古代の面影を今に伝える世界遺産の「カルアト・アル-バフレーン」に一歩足を踏み入れば、同じ国とは思えないほどのギャップに驚くのではないでしょうか。ぜひバーレーンの世界遺産「カルアト・アル-バフレーン」に足を運んでみてください!