名称:イヴァノヴォの岩窮教会群
住所: Ivanovo 7088, Bulgaria
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/45/
ブルガリアはギリシャやトルコ、ルーマニアに隣接していて、古代から様々な文化と交流していました。黒海沿いにはリゾート地もあり、世界遺産などの観光スポットもたくさんあります。その数ある観光スポットの中から今回は、世界遺産イヴァノヴォの岩窮教会群を紹介しましょう。
目次
中世ブルガリア美術の傑作!世界遺産イヴァノヴォの岩窮教会群
イヴァノヴォの岩窮教会群とは?
出典: Denis Barthel (CC BY-SA 2.0)
ドナウ川を挟んでルーマニアに隣接する町ルセから、南に20キロ行くとイヴァノヴォ村があります。さらにそこから4キロほどの場所で、こちらの世界遺産イヴァノヴォの岩窟教会群を見ることができます。
世界遺産イヴァノヴォの岩窮教会群は保存状態が良く、美しい中世のフレスコ画が有名。この地方の洞窟群には、1320年代以降から17世紀まで修道士が住んでいました。彼らは僧房、教会群、礼拝堂などを岩から切り出して岩窟教会群を作りあげました。
教会群の内、5つの教会に保存されている13世紀から14世紀にかけてのフレスコ画は、中世ブルガリア美術の傑作として評価され、それが修道院の建築物群が有名な理由の一つとなっています。
イヴァノヴォの岩窮教会群へのアクセス
ブルガリアのルセから鉄道でイヴァノヴォ村まで約30分ほどでアクセスすることができます。鉄道は一日に7便。イヴァノヴォ村からは公共の交通手段はありません。徒歩で1時間15分、タクシーで10分です。
おすすめポイント①聖母教会
出典: Hans A. Rosbach (CC BY-SA 3.0)
岩窮施設群はブルガリア正教会の修道院たちによって作られ、そして使用されていました。大天使聖ミカエル礼拝堂、洗礼堂、聖テオドルス礼拝堂、そして中心となる聖母教会などがあります。その中でも聖母教会に残っている14世紀の壁画は、特に有名な見どころのある世界遺産です。
保存状態がとてもよく、中世ブルガリア美術の傑作と評価されているんですよ。ところどころ剥げ落ちてしまっている箇所もありますが、天井のフレスコ画は世界遺産らしい美しさが残っています。
おすすめポイント②教会群から見える美しい大自然
出典: Hans A. Rosbach (CC BY-SA 3.0)
ブルガリアは大自然に恵まれた国で、ブルガリアの世界遺産イヴァノヴォの岩窮教会群でもその大自然を堪能することができます。
イヴァノヴォ村は自然の町としても知られていて、野生動物にも出会える場所。わざわざハイキングに訪れる人も多く、世界遺産である岩窟教会群からもすばらしい風景を望めます。イヴァノヴォの岩窟教会群の近くに展望台があり、世界遺産からの眺めはおすすめスポットの一つです。
◎まとめ
ブルガリアの世界遺産、イヴァノヴォの岩窟教会群はアクセスがいいとは言えない場所にあります。それでも訪れた人からは、行ってよかったという声ばかり!ブルガリアに訪れたのであれば、ぜひ少し無理をしても足を延ばしてほしい世界遺産です。