名称:ブラジリア
住所:Brasilia Brazil
ブラジルの首都ブラジリアは世界遺産に登録されている都市です。深い歴史がある訳ではなく、都市計画で築かれた美しい近未来的な都市が高く評価され世界遺産に登録されました。ブラジリアでしか見られない独特な建築物が数多くありますよ。今回は世界遺産に登録されたブラジリアの魅力について迫っていきます!
目次
飛行機の形をした近未来都市「ブラジリア」の魅力に迫る旅!
ブラジリアとは?
ブラジリアが首都になったのは1960年。それ以前はリオデジャネイロが首都でした。都市計画はブラジリアが首都になる前から既に始まっていました。最初は何もない荒野に大きな2本の線を書いたことから都市計画が始まったそうです。その2本の線は十字架の形をしているので、まさにキリスト教が多いブラジルらしさを感じます。都市計画の始まりを告げるラインには、これ以上ふさわしいものはなかったでしょう。
都市計画は最先端のデザインと設計で築かれた近未来都市として有名です。都市計画は短期間で完成させ、その期間はなんと約4年。そのブラジリアの街の姿は、上空から見ると飛行機の形をしているのが分かります。最初に十字架の形で線が引かれた都市は、上空から航空写真などで見ると発展へと羽ばたく飛行機の姿を思わせてくれますよ。やがて街は近未来的な建築物が佇む街並みとなり世界遺産に登録されました。
ブラジリアへのアクセス
日本からブラジリアまでの直行便は運行していないため、アクセスするには乗り継ぎが必要になります。成田国際空港からニューヨークやロサンゼルスなどを経由してブラジリアまで向かってください。ブラジリアの空港へ到着したら、タクシーかバスを利用しましょう。バスの利用方法や言葉の壁などが気になるようでしたら、タクシーを利用することをおすすめします。
ブラジリアのおすすめポイント3
カテドラル・メトロポリターナ
カテドラル・メトロポリターナはカテドラル通りにある教会建築。教会のイメージとはかけ離れた円形状の外観は一際目立ちます。まさに近未来都市にふさわしい一歩先を行く建物と言えるでしょう。その姿はどこか王冠のようにも見えますが、祈っている手をイメージして造られているそうです。
曲線を描く支柱が天に向かって伸びている様子は、神への祈りを表す「祈りの手」を彷彿とされる姿をしています。教会建築の概念をこれでもかとぶち壊す姿ですが、その建築に込められた思いはさすが世界遺産の街と言ってもいいほど美しいです。神への祈りを忘れていない敬意と美にあふれています。
大統領官邸
アルボラーダ宮殿(黎明の宮殿)という名も持つこの大統領官邸は、世界的にも有名なブラジル人建築家オスカー・ニーマイヤーが設計したブラジリアのシンボル的存在です。近代都市のブラジリアを構成する建築物の一つとなっています。その特徴的な外観と柱はデザイン的にも美しい姿で見る者を魅了していますよ。
パラノア湖畔で壮麗に佇む姿には、重要な建築物として格を感じること間違いないです。そしてこの大統領官邸は日にちによって一般公開されています。訪れるタイミングが良ければその美しい姿を間近で堪能することができるでしょう。ぜひその姿を拝みに足を運んでみてはいかがでしょうか?
ドン・ボスコ聖堂
ドン・ボスコ聖堂は、イタリアの聖人ドン・ボスコが見た夢を基に造られた教会建築です。この聖堂の外観も特徴的で、近代都市をイメージさせるような造りになっています。シンプルな造りの外観とは裏腹に内装は青一色。青に染まったステンドグラスが織りなす光景は息をのむほどの美しさです。
さらに夜になるとシャンデリアの明かりが堂内を照らします。昼間とはまた違った光景を楽しむことができるでしょう。この聖堂は年中無休で24時間開放されています。観光プランも組みやすいので、その際は昼夜両方の時間帯に足を運ぶことをおすすめします。存分に青の世界を堪能してみてくださいね。
◎まとめ
ブラジルの首都でもあって世界遺産でもあるブラジリア。近未来都市として美しく魅力的な街並みが広がる姿には、心躍るものがあるでしょう。上空から見ると飛行機の形をしているのは、発展へと羽ばたく姿を表現しています。ブラジリアに訪れる機会があったらぜひ、近未来都市の光景を確かめてください。