名称:Alejandro de Humboldt National Park
住所:Guantánamo and Holguín Provinces | Baracoa, Cuba
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/ja/list/839
キューバの9箇所ある世界遺産で自然遺産に登録されている「アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園」。この国立公園は敷地自体も広く、陸地や海も含まれています。多彩な動植物が生息し、独特な環境ならでは。今回、そんなキューバが誇る世界遺産「アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園」をご紹介していきます。キューバへの旅行を検討されている方はぜひチェックしてみてくださいね。
目次
キューバの自然溢れる世界遺産!アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園とは?
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園は、2001年にキューバの世界遺産へ登録されました。キューバのグアンタナモ州とオルギン州にまたがる国立公園で、総面積はなんと714.4平方km。この公園の持つ名前の由来は、1800年から1801年にかけ、ドイツの科学者アレクサンダー・フォン・フンボルトがキューバを訪問したことに由来しています。
公園内を流れる運河はカリブ諸島最大の運河。キューバの中でも最も多湿で、この湿気のおかげで生物多様性をこれまで育むことができてきました。また園内には実際に人が住む家も眺めることができ、キューバの大自然の中で暮らす人々の様子が垣間見られます。さらにヘミングウェイが愛してやまなかった地としても知られ、地上の楽園として親しまれています。
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園へのアクセス
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園へは、バラコアの町までバスで行きます。バラコアから出ている市営バスを利用し、約2時間ほど掛けアレハンドロデフンボルト国立公園のビジターセンターへ到着することができます。
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園のおすすめポイント2
多彩な植物
出典: Siegfried Werginz/shutterstock
キューバで現在までに確認されている28種類の固有植物のうち、ドラセナ属の一種のDracaena cubensisや、ポドカルプス属などの一種のPodocarpus ekmanなどなんと約16種類のも植物がこの国立公園内で保護されています。
他にもキューバの国花にもなっている「マリポーサ」やフルーツの木などが見られますよ。その貴重な植物たちは国立公園を作り上げ、その美しさを保つために必要不可欠なもの。生命力の強い植物が多いので圧倒されるでしょう。
野生の動物群
出典: Siegfried Werginz/shutterstock
公園内には多様な動物や鳥類が生息しています。その中でも貴重な生きた化石と呼ばれるアルミキ、絶滅の危機に瀕している鳥類などが数多く生息しているのもこの世界遺産の魅力の一つ。
数多くの野生の動物たちが生活している姿を垣間見ることができ、ブタやヤギ、世界最小のカエル、サソリなど様々な動物たちを見られることができます。その多彩さから自然公園にいるという感覚ではなく、まるでアマゾンにいるかのような感覚にさせられるほど。ここでしか見られない野生動物たちの生活を見られるチャンスです。
マグワナビーチ
マグワナビーチは、キューバで多くの人が「美しい」と口を揃えて絶賛するほどのビーチ。砂浜は真っ白なパウダーのような砂で海も透明度が高く、世界遺産にふさわしい景観を誇っているのです。
公園を抜けるとこちらのビーチへたどり着くことができ、その景色はまるで天国のようなもの。このビーチでは日光浴や海水浴を楽しむことができますよ。公園の中を散策した後は、ビーチで泳いでみてはいかがでしょうか。
◎まとめ
今回はキューバの世界遺産「アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園」をご紹介しました。大自然を思いっきり肌で感じたいですね!ぜひ、壮大な大自然を持つこちらの世界遺産へ皆さんも足を踏み入れてみてください。