ガーナの首都アクラに行きたくなるおすすめ観光スポット10選をご紹介!

ガーナの首都アクラに行きたくなるおすすめ観光スポット10選をご紹介!

カカオと金鉱で有名なアフリカ西岸の国ガーナ。その首都アクラは、西アフリカでも有数の大都市です。イギリスの西アフリカ植民地の拠点として整備され、1957年にガーナが独立するとその首都となりました。

アクラのダウンタウンには、さまざまな国の歴史を感じることができる植民地時代からの建物も多く、またギニア湾に沿って世界遺産に登録されている城塞群や美しいビーチも数多く存在するのです。そんなガーナの首都アクラのおすすめ観光スポット10選をご紹介します。

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ガーナの首都アクラに行きたくなるおすすめ観光スポット10選をご紹介!

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1.ジェームズタウン灯台

今では人口200万を超える大都市のアクラですが、もともとはポルトガル人が築いた貿易港に端を発します。その後、イギリスとオランダがそれぞれジェームズタウンとウッシャータウンという隣り合う町を建設し、現在のアクラの基礎となりました。すなわち、現在はジェームズタウンに統一されている海岸の地区が、アクラの旧市街ともいえるところです。

そのジェームズタウンの海岸線を走っていると見えてくるのが、ジェームズタウン灯台です。1930年代に建てられたもので、高さは約30メートル。赤と白の縞模様がウォーリーのシャツのように可愛らしい灯台です。中には入れませんが、アクラの歴史の生き証人として、脇を歩くだけでも観光のしがいがありますよ。

2.野口英世記念館

千円札の肖像でおなじみの野口英世。黄熱病研究のためにアフリカ大陸へ渡り、彼地で客死したことは有名です。ですが、その最期の地がガーナのアクラであったことは、あまり知られていないのではないでしょうか。

アクラのコレブ医大病院(Korle Bu Teaching Hospital)の敷地内に、野口英世の記念館と記念公園があります。館内および敷地内には、銅像や記念碑、研究に使われた顕微鏡や英世の手紙などが展示されています。遠いアフリカの地で日本人のミュージアムを目にするというのは、貴重な体験ですよ。

コレブ病院は規模が大きく、記念館は少々わかりにくいところにあります。アクラでの野口英世の知名度はかなり高いので、むやみに探し回るより、誰かに場所を尋ねた方が早いでしょう。

3.ジェームズ要塞&ウッシャー要塞

出典: commons.wikimedia.org

ジェームズタウンとウッシャータウンという2つの隣り合う地区には、それぞれイギリスのジェームズ要塞とオランダのウッシャー要塞が建造されました。

いずれも今ではくたびれた廃墟のようになっていますが、どちらの要塞も中に入ることができます。とくにウッシャー要塞の方は、2007年に博物館としてオープンし、原住民族の武器や日用品、植民地支配の歴史に関する資料などが展示されています。

ジェームズタウン灯台と合わせて、3か所とも一本道に並んで歩いて回れる距離にあるので、一気呵成にアクラの旧市街観光としゃれこみましょう。

4.独立広場

「黒い星広場」とも呼ばれる独立広場は、アフリカで最初の黒人独立国家となったガーナの誇りともいえる観光名所。1957年のガーナ独立を記念して造られた巨大な「インディペンデンス・アーチ」が目を引きます。

また、ガーナの国旗にも描かれている黒い星を戴いた、凱旋門のような「ブラック・スター・モニュメント」も必見!黒い星は、アフリカを自由に導く光を現すシンボルです。インディペンデンス・アーチの向かいには、ガーナ独立のために戦った兵士を顕彰する記念像も建てられているなど、見どころの多い観光スポットですよ。

5.ガーナ国立博物館

出典: commons.wikimedia.org

アクラの中心部を縦に貫くバーンズ通り沿いにあるガーナ国立博物館は、1957年の独立時に設立された由緒あるミュージアムです。

館内では、石器時代から現代に至るまでのさまざまな出土品や歴史的資料、ガーナの民族楽器などが収集・展示されています。

ギャラリーも併設されていて、国内の芸術家による油絵や水彩画、パステル画、アクリル画、そしてコラージュ作品までの多彩な作品を鑑賞できますよ。

6.至聖三者大聖堂

出典: www.flickr.com

旧市街地区の一隅に建つ至聖三者大聖堂(ホーリー・トリニティ大聖堂)は、ガーナが英領ゴールド・コースト(黄金海岸)と呼ばれていた1894年に建てられました。今では周囲の建物にやや埋もれてしまっている感じですが、かつてはアクラを代表する建造物の1つとして絵はがきにも描かれていました。

レンガを積んで造られた教会は、外観も内観も素朴ではありますが、歴史ある厳かな雰囲気を醸成しています。とくに、1本だけ建つとんがり屋根の時計塔は、遠くからでも目立つのでアクラ観光の良い目印になりますよ。

7.ボジョ・ビーチ・リゾート

出典: Benjamin Mussler

アクラの西部を流れるデンス川の河口付近は、デンス・デルタ(三角州地帯)としてラムサール条約に登録されています。大西洋とデルタの湿地帯に挟まれて細長く伸びる砂州に、ボジョ・ビーチと呼ばれる美しい砂浜リゾートがあります。

前を向いても後ろを向いても水辺。横を向けばどちらも砂浜が続くだけ。そんな不思議なビーチで思いっきりはしゃぐも良し、のんびりと過ごすもよしです。大都市アクラの喧騒を少し離れて、ゆっくり観光気分を味わってみてください。

8.アブリ植物園

出典: Erik Cleves Kristensen

アクラの北の郊外にある小さな町アブリには、1890年に開園した歴史ある植物園があります。今では観光スポットとしてだけでなく、ボタニック・ガーデンの草分け的存在として、重要な役割を果たしている施設です。

観光客がまず驚くのは、入口のヤシの並木道。真っすぐ高々と伸びたヤシの木が、道路の両サイドに連なります。園内には、ソーセージノキやアフリカ特有の真っすぐな松といった珍しい木々もたくさんありますよ。鬱蒼とした森のエリアから広々とした芝生まで、じっくり回ってガーナの自然を味わってみてください。

9.ラバディ・ビーチ

アクラの海岸線にはたくさんのビーチが並んでいますが、なかでもこのラバディ・ビーチは、アクラでもっとも人気かつにぎやかな砂浜として知られています。別名「ラ・プレジャー・ビーチ」とも呼ばれ、休日ともなれば観光客だけでなくアクラの地元の人たちも海を楽しみに集まってきます。

浜辺では、レゲエやヒップホップ、民族楽器の演奏などが行われることもありますよ。ビーチは南を向いているので、朝には昇る太陽を、夕方には沈む夕日の美しい景色を堪能することもできます。周辺には大規模なホテルもいくつかあるので、アクラでの宿をここにとるのもありですね。

10.国立文化センター

アート・センターとも呼ばれる国立文化センターは、アクラのお土産品を探すのにうってつけの観光スポット!カゴやサンダル、太鼓、ストールなどなど、アフリカらしい手作りの工芸品が所狭しと売られています。独立広場の西の並びにあるので、観光のアクセスも抜群です。

アート・ギャラリーも併設されていて、地元のアーティストが描いたイラストや絵画などを、お手頃価格で購入できますよ。工芸品にしろアートにしろ、どちらも手作りの一点ものですので、じっくり見てまわってお気に入りのひと品を見つけ出してくださいね。

◎まとめ

ガーナ最大の都市アクラは、植民地時代の貿易港と、アフリカで最初に独立した黒人国家の首都という2つの面で歴史的に重要な町です。市内には歴史的建造物から美しい砂浜、時代の先端を走るアートスポットと、多岐にわたる観光名所が点在しています。

ガーナ国内には2つの世界遺産があり、アクラを拠点とすればその双方にアクセス可能ですよ。アクラに降り立った際には、世界遺産観光だけでなく市内のスポットにもぜひ目を向けてみてください。

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