温泉情緒ただよう新温泉町の湯村温泉と立ち寄り観光スポット6選

兵庫県の北西端、日本海と鳥取県に接する新温泉町には、有名な「湯村温泉」があります。湯けむりが漂う、情緒あふれる温泉町として高い人気を誇る湯村温泉。TVドラマ「夢千代日記」の舞台としても、その名を知られています。そんな湯村温泉の、一度は立ち寄りたくなるスポットをご紹介していきます。

1.荒湯で温泉卵を作ろう！「湯村温泉街」

湯けむりが上がる風情ある佇まいで、ぶらぶら散策するのが楽しい湯村温泉。代表的な観光スポット「荒湯」は温泉町の中心部、春来川のほとりに湧き出る約98度の源泉です。そして、この源泉の湯で温泉卵を作るのが湯村温泉の定番。周辺のお店で網入りの卵や野菜を販売しており、色々なものをゆでて食べることができます。

茹で上がるまでの待ち時間には、すぐ側の足湯を利用するのがおすすめです。じんわり温かい足湯はリラックス効果抜群。春来川のほとりには有名人の手形が多くあり、そぞろ歩きも楽しい場所です。人気の高い「薬師湯」など、日帰り温泉施設も豊富ですよ。

2.ドラマの世界を再現湯村温泉博覧館「夢千代館」

1981年にNHKで放映された吉永小百合主演のドラマ「夢千代日記」のロケ地として、一躍知られることとなった湯村温泉。ドラマ以降、「夢千代の里」とも呼ばれるようになりました。その「夢千代日記」の世界を再現したのが「夢千代館」です。ドラマの背景となった昭和20～30年代の湯村温泉を再現したセットや小道具などが展示され、昭和レトロな雰囲気たっぷり。ドラマファンの方はもちろん、ドラマを知らない世代の方にも楽しめる博物館です。

館内のポストから投函できる「夢手紙」は、1年後に届く手紙。1年後の自分に手紙を出してみるのも思い出になりそうですね。

3.温泉のテーマパーク「リフレッシュパークゆむら」

湯村温泉の源泉を使用した温泉のテーマパーク「リフレッシュパークゆむら」。豊かな自然に囲まれた敷地内は、大きく分けて露天風呂、屋内の健康風呂、室内温水プールの3つのエリアがあり、ファミリーで楽しむことができます。

一番の注目はやはり露天風呂エリアです。落差3mの滝が流れ落ちる滝風呂、柚子湯などその季節ならではの湯が楽しめる四季風呂、神秘的な洞窟展望風呂、お酒好きにはたまらない酒樽風呂など、5つのバラエティ豊かな露天風呂は、全部入ってみたくなってしまいそう。温泉をめいっぱい楽しむ空間で、思い切りリフレッシュしましょう。露天風呂では水着かバスドレスの着用を忘れずに！

4.動物や自然と触れ合う複合公園「但馬（たじま）牧場公園」

「但馬（たじま）牧場公園」は新温泉町にある、ファミリー層におすすめの公園。入場料・駐車料が無料なうえ、湯村温泉街から車で約10分ほどとアクセス良好です。

「大動物舎」では兵庫県和牛の最高峰、神戸ビーフとしても知られる「但馬牛」が暮らしていて、牛舎の中を見学することができます。「動物ふれあい牧場」ではヤギやヒツジなどのかわいい小動物たちと自由に触れ合い体験ができ、子ども連れにぴったり。冬の間、放牧はクローズとなりますが、白銀のゲレンデのスキー場としてウィンタースポーツが楽しめます。

ほかにも四季折々の花が美しい山頂花園やそば打ちをはじめとする様々な手作り体験、但馬牛に関する豊富な展示が興味深い「但馬牛博物館」など楽しみがいっぱいですよ。

5.桜の木が有名なお寺「正福寺」

湯村温泉の人気観光スポット「荒湯」から程近い場所にある「正福寺」。丘の上にあるため、荒湯など温泉街全体を見下ろすことができます。温泉街の散策途中に立ち寄りたい、閑静で手入れの行き届いた情緒あるお寺です。

敷地内にはたくさんの花が咲いていて目を楽しませてくれますが、一番の見どころは桜の木。「名木正福寺桜」は町の天然記念物に指定されており、桜の季節には美しい姿を見せてくれます。この季節に湯村温泉を訪れる方は、花びらの数が多い、珍しい桜をぜひ見に行きましょう。

6.滝が連なる渓谷美を堪能「霧ヶ滝渓谷」

湯村温泉の南部は山岳地帯で、滝が点在しています。特に素晴らしい景観が見られる霧ヶ滝渓谷は、ぜひ足を延ばしたい場所。澄んだ水の清流が流れることでも名高い渓谷です。最大の見どころである「霧ヶ滝」は落差約61mの滝。特徴は名前のとおり、流れ落ちる水が霧状になっているため滝壺がない、という珍しい滝なんです。渓谷の入口から霧ヶ滝までは約2.4kmのハイキング。途中でいくつもの滝を目にすることができます。

◎まとめ

新温泉町を代表する温泉街といえる湯村温泉。名物となっている荒湯で卵をゆでる光景など、この温泉街ならではの風情を醸し出している湯村温泉です。情緒ある街並みを歩いたり、温泉施設をはしごしたり、温泉町らしい楽しみ方ができます。足を延ばせば景勝地も多いのでひとり旅に家族旅行やカップル、女子旅など、目的に合わせて休暇の計画を立ててみてくださいね。

温泉情緒ただよう新温泉町の湯村温泉と立ち寄り観光スポット6選