ガンビアの首都バンジュール周辺のおすすめ観光スポット6選!

ガンビアの首都バンジュール周辺のおすすめ観光スポット6選!

アフリカ西部の小さな国ガンビア。セネガルに周囲をすっぽり囲まれた細長いちょっと変わった国土の形状をしているのは、イギリスが植民地として獲得した際にガンビア川の両岸から約200マイルを領域とする取り決めが結ばれたため。奴隷貿易の拠点となった歴史をもつ国でもあり、国内には当時の貴重な建築物や遺物が残されています。

公用語が英語ということもあって、日本人にとっては比較的観光しやすいのも特徴。ガンビアにはユネスコの世界遺産に登録されている観光スポットが2ヶ所あり、見どころも多い国なんですよ。

ガンビア川河口の岬に建設された首都バンジュールは、人口4万人程度の小さな街。観光向けの施設は清潔な場所が多いので、安心ですよ。そんなガンビアの首都バンジュールの、おすすめ観光スポットを7ヶ所ご紹介します。

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ガンビアの首都バンジュール周辺のおすすめ観光スポット6選!

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1.アーチ22

バンジュールの街の入口に突如として現れる巨大なアーチ22。1994年7月22日に発生した無血軍事クーデターを記念して建てられたものです。このクーデターによって大統領に就任したヤヒヤ・ジャメは、20年以上にわたって独裁に近い政権を維持してきましたが、2017年1月に赤道ギニアへ亡命しました。

ゲートの高さは35mという巨大なアーチ門には登ることができ、バンジュールの景色を眺めることができます。バンジュールは三方を水に囲まれているので、すぐ近くに海を望むこともできますよ。

門の内部には、織物博物館もあります。バンジュール観光の手始めとするには、うってつけの観光スポットですよ。

2.国立文化芸術センター

ガンビアの歴史や文化を学ぶなら、この国立文化芸術センターがおすすめ。アーチ22のすぐ脇にあるので、観光のアクセスもばっちりです。
館内には、ガンビアの民芸品からアート作品、自然や動物についての資料などさまざまな展示があります。

ガンビアは欧米列強の植民地支配を受けただけでなく、奴隷貿易の拠点ともなるなど、アフリカのなかでも独特の道を歩んできた国。ガンビアについて学ぶことは、アフリカ全体に対する知識を深めることにもつながります。ガンビアの公用語は英語なので、解説も読みやすいのが観光客には嬉しいところです。

3.クンタ・キンテ島と関連遺跡群

バンジュール周辺観光のクライマックスといえるのが、国内に2つある世界遺産のうちの1つ、「クンタ・キンテ島と関連遺跡群」です。バンジュールからガンビア川を30kmほど遡った河中の小島クンタ・キンテ島は、1651年にバルト海交易で栄えたクールラント公国が初めてアフリカで手に入れた植民地で、彼らはここに「ヤーコプ要塞」を建設しました。

その後、奴隷貿易の拠点として、英仏蘭など列強の係争地となり、幾度となく破壊と修復が繰り返されました。1779年の攻防ののちは打ち捨てられ、現在に至るまで廃墟となっています。もともとはジェームズ島と呼ばれていましたが、つい最近の2011年にクンタ・キンテ島に改称。これは、アフリカ系アメリカ人のアレックス・ヘイリーが著した小説『ルーツ』に登場する、この島から奴隷として出航させられた人物の名にちなんでいます。

現在クンタ・キンテ島には、要塞の遺構のほか、「商品」となる奴隷を詰め込んでいた部屋の跡などが残されています。バンジュールからは、対岸の町バッラからアルブレダまでバスで1時間半、そこからボートで1時間弱ほどでたどり着けます。アフリカの初期植民地時代を語る貴重な遺構として、観光に訪れる価値は十分にありますよ。

4.コツ・ビーチ

バンジュール自体は人口4万人程度の行政都市ですが、その外側にはアフリカ有数の大都市圏が広がっています。その一画、大西洋に面したコツ地区のビーチは、数多くの外国人がバカンスに訪れるほど人気の観光スポットなんです。コツのビーチは、ガンビアで最も美しいともいわれていて、白い砂浜と透明度の高い海が自慢です。

周辺には新鮮なフルーツを売る屋台が並び、トロピカルな雰囲気を楽しめます。小洒落たバーもあるので、ナイトライフも楽しめますよ。西向きのビーチなので、なんといってもオススメは夕暮れ時!水平線に沈む夕日をとっぷりと眺めることができます。

バンジュール国際空港からバンジュール市内に入る途中に位置しているので、ガンビアに到着して最初の夜はコツ・ビーチで宿をとるのも一手です。

5.ビジロ森林公園

出典: Vrabelpeter1 / PIXTA(ピクスタ)

コツ地区の西隣にあるビジロ森林公園では、バンジュール周辺に生息するさまざまな野鳥を観察することができます。また、モンキーパークが併設されていて、アフリカらしい種々のサルが思い思いに暮らしています。 日本の野生の猿とはだいぶ違ったサルたちをたくさん見ることができるため、観光客にも人気の観光スポットなんですよ。

また、観光ガイドが園内を案内するツアーも人気です。知らなければスルーしてしまうような場所も、ガイドの案内があれば、それが特別であることを認識できます。森林公園を効率良く回ることができるでしょう。

なんともかわいらしいサルたちがずっとついてくる場合もありますが、基本的には餌付けは禁止です!しかし、ガイドからナッツを購入すれば、餌をあげてもOK。ぜひトライしてみましょう。

6.アブコ自然保護区

出典: gisela gerson lohman-braun

バンジュール国際空港からバンジュール市内に向かう途上にあるアブコ自然保護区では、鳥類やサルのほか、爬虫類なども間近で見ることができます。

ビジロ森林公園よりも敷地が広く、よりのびのびと暮らす動物たちの姿を観察できるでしょう。英語の観光ガイドツアーもあり、ちょっと見落としてしまいそうなスポットもきちんと紹介してくれるので、より理解が深まりますよ。

サルは人馴れしていて、襲ってくる心配はほとんどありませんが、油断はしすぎないようにしましょう。その点、ガイドさんと一緒だと安心です。バンジュール国際空港の行き帰りに、少し時間をとって立ち寄ってみると良いですよ。

◎まとめ

ガンビアの首都バンジュール周辺の観光スポットを6ヶ所ご紹介しました。日本人の旅行先としては馴染みが薄いバンジュールですが、自然が豊かで良質なビーチもあり、実はバカンスにもぴったりな国なんですよ。そんなバンジュールの街を、あなたも訪れてみませんか。

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