かつて捕鯨産業で栄えたナンタケット島で魅力的なビーチや灯台などを観光!

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かつて捕鯨産業で栄えたナンタケット島で魅力的なビーチや灯台などを観光!

アメリカ東海岸で人気の観光スポット、マサチューセッツ州「ナンタケット島」。マダケットビーチなど複数のビーチが存在し、夏は特に賑わいを見せます。自然そのままの美しいビーチが多く、開放感ある観光を楽しむことができますよ。またナンタケット島といえば、世界十大小説にも数えられるメルヴィルの「白鯨」に登場していることでも有名。主人公はこの島から乗船、捕鯨の長旅へと出発していきます。石油が登場する以前、鯨油は珍重されナンタケットは捕鯨で大きく栄えました。かつての繁栄の面影と、豊かな大自然が魅力的なナンタケット島。おすすめのスポットをご紹介しましょう。

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かつて捕鯨産業で栄えたナンタケット島で魅力的なビーチや灯台などを観光!

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1.捕鯨博物館

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ナンタケット一番の観光スポットといえるのが「捕鯨博物館」です。かつて捕鯨産業の拠点であったナンタケット。アメリカ国内をはじめヨーロッパ、アフリカ、太平洋の島々から多くの船員が集まり、それに伴う産業で町は大いに繁栄しました。

捕鯨博物館にはマッコウクジラの顎の骨や全長10メートル以上もあるナガスクジラの全身骨格が展示されており、なかなか間近で見ることのできない巨大なクジラの全容を観賞することができます。クジラ狩猟のため使われていた道具や小型ボート、鯨骨の一部を利用して緻密に作られたアート作品なども数多く展示。とても見応えのある観光スポットですよ。

2.シスコビール工場

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お酒を片手に軽食が楽しめるナンタケットの観光地「シスコビール工場」。ぶどう園と蒸留所が併設されており当初ぶどう園が1980年前半にオープン、1995年シスコビール誕生と共に観光地としても知られるようになりました。見学はもちろん、ビールでのどを潤しながら豪快に海鮮料理を満喫できる絶好の観光スポットです。

周囲は赤茶色をした2階建ての建物に囲まれ、中心は石造りの広場になっています。二階にはテラスのあるお店もあり、外にはいくつかテーブルが並べられています。天気のいい日には、野外でビールを飲むのも最高ですね。

メニューは特に牡蠣やエビといった、ナンタケットの海の幸が絶品と評判。ビールには「シャーク・トラッカー」や「ホエール・テイル」といったナンタケットらしい名前が付けられたものもあり、お土産にもぴったりですよ。

3.サンカティヘッド灯台

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「サンカティヘッド灯台」はナンタケット島の東、シサチャチャ池のそばにあります。2007年により安全確保のため移築されたサンカティヘッド灯台は、とてものどかな場所にある観光名所です。周囲には点々と民家があり、ときおり灯台を訪れる観光客が見られる程度の静かなスポット。

サンカティヘッド灯台は白地で中央には帯状に赤いペンキが塗られ、昼間なら遠くからでもわかりやすいですよ。捕鯨産業で栄えたナンタケット島、灯台は市民にとって切っても切れない関係にあり、大切に保存されている様子がうかがえます。

またシーズンには海辺の花々が咲き乱れ、訪れる人を楽しませてくれる自然あふれる観光スポットでもあるんですよ。ナンタケットタウンで食事を楽しんだ後は、腹ごなしにサンカティヘッド灯台まで散歩するのもいいですね。

4.ブラントポイント灯台

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ナンタケットタウンから歩いてすぐの砂浜にある「ブラントポイント灯台」。きれいな夕焼けが見える観光スポットで、タウンのワーフ入り口に近いことから観光客が比較的多いエリアです。

灯台は砂浜の上にあるため、途中までウッドデッキを渡って行きます。ブラントポイント灯台はナンタケット島で最も知名度の高い灯台といえるでしょう。写真撮影にもピッタリな雰囲気たっぷりの灯台、ぜひ観光に訪れてみてくださいね。

5.マダケットビーチ

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ナンタケット島の西端にある白浜「マダケットビーチ」。夕日が特にきれいな観光地です。波はやや荒めですが、パラソルの下で海辺でのゆっくりとした時間を楽しむ観光客や地元の人々の姿が見られます。

近くには小さなレストランとお店がある程度なので、必要なものはあらかじめ持参するのがオススメです。自然のままの、水平線も見渡せるナンタケットのビーチなので、静かに癒しのひと時を楽しむのは最適。場所はナンタケットタウンから車で約20分ほどですよ。

6.グレートポイント灯台

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「グレートポイント灯台」はナンタケット島の北端、グレート岬にある灯台です。三日月のような形をしたナンタケット湾の東側の先端にあり、観光客も少ないのでとても静かで開放的な雰囲気に包まれています。

ナンタケットダウンタウンから車で約30分以上かかるので、タクシーの利用がオススメ。円錐形が美しいグレートポイント灯台、水平線をバックに夕焼け色に染まったシルエットは訪れる観光客を魅了しています。

また浜辺に降りるとアシカの仲間がのんびりと水泳を楽しんでいる姿が見られることもあります。灯台の中は鉄製の螺旋階段が続き、最上部まで登ることができます。人影もまばらな観光スポットなのでじっくりと景色を楽しんだり、浜辺に打ち寄せる波の音に耳を済ませることができますよ。

7.ジェティーズビーチ

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「ジェティーズビーチ」はナンタケットダウンタウンから最も近いビーチです。砂浜がきれいなカーブを描いている、絵になる観光スポットですよ。アクセスの良さから訪れる観光客も多く、ナンタケット湾に面していることから遠くには無数のヨットが帆をはためかせています。

ナンタケット湾内にあるため波も穏やか。家族連れにもぴったりの観光スポットといえるでしょう。海水は底がはっきりと見えるほど透き通っており海水浴に最適ですね。観光客も多いジェティーズビーチ、ヨットやボートを楽しむなどおもいおもいの時を過ごしています。夕暮れ時に訪れて、水平線に沈む大きな太陽をゆっくりと眺めるのも贅沢な時間ですね。

8.サーフサイド ビーチ

出典: Bob P. B./flickr

「サーフサイドビーチ」はナンタケットダウンタウンを真南に進んだところにあります。フェンスで保護されたビーチへと通じる道を歩いていくと、次第に地平線から水平線へと変わり、大西洋の荒波が目に飛び込んできます。同じナンタケット島でも、このサーフサイドビーチのように湾と反対に位置する南側のビーチは波がやや荒めです。サーフィンを楽しむ人にぴったりな観光エリアといえますね。

近くにはホステルが一件ある程度。食事などはナンタケットダウンタウンで済ましておくか、持参するといいでしょう。海水浴を楽しむのは観光客と地元の人たちが半々といった感じで、ローカルな雰囲気いっぱいな観光スポットですよ。

9.ナンタケット難破・救助博物館

ナンタケットダウンタウンの北東、フリングミル川の近くにある「ナンタケット難破・救助博物館」。グレーの壁に白い縁取りが目印です。建物は二階建てで、入り口のそばにはアメリカの国旗がはためいているので、初めて訪れる観光客でもすぐに分かるでしょう。館内には救命用の浮き輪や船員の持ち物や等身大パネルなどが展示されており、捕鯨産業でにぎわったナンタケットの町の一端を知ることができますよ。

19世紀にここを拠点に出港する船の数は一日で数百にのぼり、濃い霧や悪天候などで難破した船は700隻以上あるといわれています。ナンタケット難破・救助博物館を一通り観光すれば、難破した船から船員を救助することの大変さやナンタケットの海の歴史を垣間見ることができます。ぜひ観光で訪れてみてくださいね。

◎まとめ

ナンタケット島おすすめのスポットをご紹介しました。ここナンタケットはコッド岬の南側に位置する離島です。捕鯨の他にも「ナンタケットバスケット」の産地としても知られていますね。景観保護の観点から電柱や標識が撤去されているので、雰囲気のある町並みが見られるのも魅力。ナンタケットダウンタウンで食事や買物を楽しみ、博物館やビーチを中心に観光するのがオススメのルートですよ。

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