メルボルンの魅力的な観光地22選。～アートと自然がマッチした街～

メルボルンは、オーストラリア南東部に位置するビクトリア州の州都。規模はシドニーに次ぎ、二番目の大きさを誇ります。メルボルンはアートや自然、ファッションなど様々なものを融合した街で、オーストラリアの多くのアーティストたちがここに住んでいます。

メルボルンは「世界一住みやすい街」に4度も選ばれたことがあり、のんびりとした暮らしやすいイメージが定着。

そんな人々を虜にする街はどのような魅力がたくさん詰まっているのでしょうか？今回はそんなメルボルンについてまとめてみました。

1.メルボルン王立植物園

オーストラリア各地から取り寄せられた、数万種類を超える植物が植えられているメルボルン王立植物園。広々とした園内の景色は美しく、季節ごとに変化する表情はいつ訪れても楽しめます。

また、50種類を超える野鳥たちを観察することもでき、鳥たちの歌声が響く園内は癒される空間。園内には、たくさんのベンチがあり、芝生も生い茂っているので寝転びながら自然を感じることができますよ。旅の疲れを癒すのにも最適な観光スポットですね。

2.ビクトリア国立美術館

1861年にオープンしたオーストラリアでも最も古い美術館、ビクトリア国立美術館。ビクトリア州のアート地区の中心的な場所にあり、アクセスも便利なところにあるのでおすすめの観光スポット。

世界の絵画や美術品を集めたコレクション総数は、約70,000点にも及び、見ごたえ十分。メルボルンを象徴とする美術館になっており、建物自体も芸術作品のようです。

また館内にはショップが併設されており、アートの本や、ステーショナリーグッズ、雑貨など様々なものを販売。メルボルンならではの観光のお土産を選んでくださいね。

3.ユーレカタワー・スカイデッキ88

メルボルンの中で最も高い展望台があるユーレカタワー。高さは約300mで東京タワーに匹敵するほど。

このタワーの見所の一つ、スカイデッキは、高さ280mのところにあり、メルボルンの街を一望できます。またアトラクションのような仕掛けのプラットフォーム「ジ・エッジ」は、全面ガラスの四角い箱で乗るとタワーの外に押し出され、真下が見えますよ。とてもスリリングで足がすくむような感覚を味わえます。

また、テラスも併設されており地上300mの空気に触れることが可能。地上とどのような違いがあるのか気になりますよね。ぜひ体験してみてくださいね。

4.ダンデノン丘陵

メルボルンの中心部から一時間ほどの所にある、ダンデノン丘陵。自然豊かな美しい緑が広がっている丘陵地帯です。

公共機関で行く場合は、バスを乗り継ぎ、頂上近くまで乗車。頂上のスカイハイという展望台があるところまでは歩いていきます。展望台からは、メルボルンの街並みが一望でき、素晴らしい景色ですよ。レストランやカフェも併設されているので、休憩にどうぞ。

さらに周辺には、国立公園や小さな村もあり見所満載。山の中腹に位置するオリンダ村は、ヨーロッパ調の街並みで古いカフェや雑貨屋さんなど思わず立ち寄りたくなるようなかわいいショップが軒を連ねています。ぜひお土産を探してみてくださいね。

5.デグレーブス・ストリート

オープンカフェが軒を連ね、大勢のオージーたちがコーヒーを楽しんでいるデグレーブス・ストリート。所狭しと並べられたテーブルやイスが雰囲気良く、メルボルンらしい光景を眺めることができます。

道の両脇にカフェが連なっているので、どのカフェに入ろうか思わず迷ってしまいますよ。どこもお洒落で、美味しそうなコーヒーの香りが漂い、どこに入っても良さそう。

朝と昼と夜では違った表情のカフェ街なので、何度も訪れてみてはいかがでしょうか。

6.フィリップ島・ペンギンパレード

とってもキュートな観光スポット、フィリップ島のペンギンパレードです。海から陸へとあがってくる小さなペンギンたちが、列をなしてパレードのように歩いてくる姿は世界中からの観光客を魅了。厳しい自然の中で懸命に生きる姿と可愛らしい歩き方は必見です。

このペンギンパレードは、1920年代からすでに観光地化され、人気を集めています。今ではしっかり保護区としてペンギンたちの生きて行く場所を守る活動が行われています。

12月から2月にかけては、ペンギンのヒナたちが現れる絶好の時期。ふわっふわのペンギンのヒナたちは、とてもキュート。こちらのパレードを見るためには入場券が必要なので、ぜひゲットしてくださいね。

7.セントパトリック大聖堂

80年以上の時を掛けて造られた、セントパトリック大聖堂。1848年に建設計画が始まり、1939年に完成したカトリック教会です。オーストラリア最大のゴシック建築で、ピューリタン思想に影響を受けて造られたと言われています。

教会の中に入ると、ステンドグラスを通して照らす太陽が美しく、静寂な雰囲気。また離れたところから眺めても美しく、高さ約103mの塔は印象的でメルボルンのシンボルとも言える建造物です。夜にはライトアップされ、優美な輝きが観光客を魅了しています。

8.グレートオーシャンロード

メルボルンで最も美しい道と言われている観光スポット、グレートオーシャンロード。ビクトリア州沿岸に走る道路で、全ての作業を人力で16年かけて完成させたのがこの美しい道です。

コバルトブルーの海と緑溢れる森が間近に迫り、ダイナミックな景色。解放感いっぱいのドライブは、なんとも言えない爽快感を感じることができますよ。また、自然の景色だけでなくオーストラリアらしい景色が見られるのも魅力。自由に飛び跳ねているカンガルーたちの姿は、日本ではなかなか見られません。

日本の有名なCMやPVなどでも使用されたこの観光スポットをぜひ堪能してください。

◆12使徒奇岩

キリストの12人の使徒から名前がついた、12使徒奇岩。南極からの海流と風によって削られ、造られた岩のオブジェが並んでいるかのような風景です。グレート・オーシャン・ロード沿い、ポート・キャンベル国立公園の中に位置しており、ドラマチックな光景は必見の観光スポット。

石灰岩の柱は、1000万年～2000万年前までは本土の絶壁と陸続きでした。今では約45mもある柱として残っています。ただ過酷な自然環境なので、今でも年間に約2cm浸食。過去にはいくつもの柱が海へと流されてしまいました。貴重な絶景をぜひ見てみてくださいね。

◆ロック・アード渓谷

ここもポート・キャンベル国立公園内にある観光スポットです。1878年に英国船ロック・アードが難破した地。また、ここは「悲劇の地」とも呼ばれる観光地です。それはヨーロッパから来た150隻ほどの船が次々と嵐と荒波に巻き込まれて難破し、多くの人が亡くなりました。

海の出入り口のような形で、そこを抜けると大きな海原が広がっています。ここで起こってしまった悲劇に祈りを捧げながら、波の音にゆっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

9.中華街

毎日、大勢の観光客や地元の人たちで賑わいを見せる中華街。この街はなんともエネルギッシュな街です。ここには、レストランだけではなく、ショッピングモールや個性的なショップ、博物館なども軒を連ね、魅力的な観光スポット。

中華街と言っても、中華料理のレストランだけがあるのではなく、アジア系の料理のレストランも揃っているので、本場ならではの味が楽しめますよ。

10.ビクトリア州立図書館

図書館と美術館が融合した芸術的なビクトリア州立図書館。入場料が無料とは思えないほど豪華な内装で、備え付けのパソコンを使うことができます。

また勉強だけでなく、チェスができるエリアやトーキングエリア、様々なイベントが開かれるエリアなど図書館とは思えない施設。ドームの上層部には、展示スペースもあるのでリフレッシュできますよ。

さらに屋外には芝生が広がり、近くにスーパーがあるので買ってランチもできます。芝生に座りながら街の雰囲気を眺めるのも楽しいですよ。

11.メルボルン動物園

メルボルンの中心地からもアクセスが良いロケーションのメルボルン動物園。園内には250種類を超える動物が、のびのびとした環境で暮らしています。緑が豊富な場所なので、癒される観光スポットですよ。

アジアの村をそのまま再現してあるアジアゾウのブースは、メルボルンにいることを忘れてしまう雰囲気。その他にもトラやサル、コアラやカンガルーなどオーストラリアならではの動物たちに会えます。

また餌付けショーも行っており、見逃せない人気のアトラクション。普段は見せない動物の姿が見られるかもしれないので、ぜひ見てみてくださいね。

12.グランピアンズ国立公園

ビクトリア州最大の公園としても知られている、グランピアンズ国立公園。約17万ヘクタールという広大な敷地の国立公園で、装備なしでは入れないエリアもあります。

園内にはブッシュウォーキングやロッククライミングに最適な環境があり、興味のある人には特におすすめ。また自然も豊富で野生植物は970種類以上で、さらに鳥は200種類以上生息しています。小さな動物だけではなく、野生のカンガルーやシカもいるので、様々な動物にも出会えるチャンスがありますよ。

13.メルボルン博物館

メルボルンの伝統的な文化から自然環境まで、幅広く知ることのできるメルボルン博物館。鉱石や動物の剥製、火山活動の様子なども展示され、様々な角度から見ることができる観光スポットです。

館内での一番の見どころは、恐竜展。まるで本物のような恐竜の模型が動くので、迫力満点です。大勢の子どもたちや観光客が食い入るように見入っていますよ。

また博物館の裏には遊具が整っている公園もあるので、お子さま連れの方は一日中いられる観光スポット。ぜひ、ご家族揃って楽しんでくださいね。

14.セントキルダビーチ

メルボルンの中心地から20分程でアクセスできる都会のビーチ。オーストラリアらしい綺麗なビーチが広がり、日光浴やランチなど大勢の観光客や地元の人たちが楽しんでいます。

ビーチの周りには、カフェやレストランなどもあるので、海を眺めながら食べられますよ。昼からお酒を嗜むスーツ姿のオージーたちもいるので、さすがオーストラリアと感じられる空間でもあるかもしれませんね。

また可愛い雑貨やアクセサリーのショップもあるので、ショッピングも楽しめますよ。ぜひお土産も探してみてくださいね。

15.フリンダース・ストリート駅

1日に25万人もの人々が利用するビッグターミナル、フリンダース・ストリート駅。ここからメルボルン郊外へ電車がたくさん出ているので、利用される方も多いでしょう。駅には、キャンベルアーケードと呼ばれる地下街があり、ショップが並びます。

オーストラリア国内初の駅として、1854年に完成しました。現在では、メルボルンの重要な玄関口。エドワード王朝風のお洒落な外観は、思わず写真を撮ってしまいます。

また、有名なジブリ作品『魔女の宅急便』にも出てくるので、映画を観た人はぜひチェックしてみてくださいね。

16.クィーンヴィクトリア・マーケット

1878年創業の歴史あるクィーンヴィクトリア・マーケット。年間、1千万人を超える人々が訪れ、人気の観光スポット。敷地は東京ドーム1.5倍もの面積で、1,000店以上のショップが所狭しと軒を連ねています。

ここではフレッシュな野菜やフルーツ、お肉や魚など地元の人々の台所のような存在。雑貨も比較的安価な値段で売られているので、お土産探しにも便利ですよ。

また、マーケットということもあり、お店に立っている主人たちはみんなオージーらしくとても陽気。ぜひオージーたちとコミュニケーションをとって楽しく買い物をしてくださいね。

17.ブロックアーケード

1891年に建造された古い歴史を持つブロックアーケード。内部にはモザイク模様の美しい大理石や、アールヌーボー調の装飾や彫刻を見上げることができます。当時のものをそのまま残してあるので、タイムスリップしたかのような気分になれますよ。

アーケード内には、カフェやショッピングできるお店もあり楽しめます。お土産にぴったりのものもあるかもしれませんよ。

また当時の上流階級の中では、ここでショッピングをすることがステータスとされていたぐらい流行していました。当時の生活を想像してみるのも面白いですよね。

18.ペニンシュラ温泉

オーストラリアで温泉というと不思議な感じがしますが、メルボルンで温泉が楽しめますよ。

ここのオーナーは、日本の温泉に惚れ込み、世界30カ国以上のスパを研究し作り上げたペニンシュラ温泉。オーナー自身がモーニントン半島の地下637mに眠る温泉源を発見、採掘したことよって湧出した天然温泉は、約50度。正真正銘の温泉です。またオーナーの奥様は、日本人の方でサービスも抜群。

ペニンシュラ温泉は、天然温泉を使用した総合温泉施設であり、露天風呂やスパ、マッサージやエステなども受けることができる最高のスポット。施設内にはカフェやレストランなども併設されているので、ゆっくり休憩もできますよ。海外旅行中は何かとお風呂が恋しくなりますが、そんな時にはぜひこちらへ立ち寄ってみてくださいね。

19.旧メルボルン監獄

19世紀に建てられたメルボルンの監獄で、入り口は当時の守衛室になります。日本語版のパンフレットもあるので、詳しい説明を見ながら見学できますよ。

多くの房が開いており、その中には当時を再現したディスプレイがしてあります。拷問の道具や囚人のデスマスク、無実の罪で絞首刑にされた囚人の物語が記されていたりと衝撃的なことですが目を背けないことも必要です。

現在のオーストラリアには、死刑というものが存在しないため、ここは重要な場所。実際に行われた絞首刑の執行台もあり、当時どのように執行されたかなどを間近で見ることができます。

20.ストリートアート街

芸術の街メルボルンならではのこちらのウォールアート。壁一面に落書きなのか、アートなのかが描いてあり、芸術的とも言える観光スポットです。

そんな多くの人が壁を背に写真撮影などを楽しむ中、タイミングが良ければ実際に落書きしている人に出会えるかもしれません。実際にメルボルンの小学生や中学生もここに社会見学へ訪れているので、芸術性を持っていることには間違いなしですよ。

21.フィッツロイ庭園

グリーンの芝生と、色とりどりの花々が美しいフィッツロイ庭園。メルボルンに似合うお洒落な庭園で、童話の世界の中に入ったような景色が広がっています。

公園の小径は、お洒落なユニオンジャック。それをバックに写真を撮ってみたり、近くに座って楽しんだりとリラックスして遊べますよ。ランチタイムには、学生やサラリーマンたちの姿が多く、夕方には散歩やジョキングなどを楽しむ人々の姿も見られます。観光で疲れた時に立ち寄ってみてくださいね。

22.コモハウス

1847年に建築されたコモハウスは、当時の上流階級の邸宅でした。イタリア建築による芸術とも言える仕上がりで人気の観光スポット。現在は住んでいる人はなく、ナショナル・トラストという団体によって保護されています。

室内には、当時の一流品と言われる家具や調度品が置かれ、どのような暮らし方をしていたかが想像できますよ。また花壇や芝生、噴水などの素晴らしい庭園も必見。観光ツアーで予約しないと立ち入ることができないので、ぜひチェックしてくださいね。

◎メルボルンの魅力的な観光地まとめ

オーストラリアのリゾート地とはまた違う魅力を持った街ですよね。メルボルンはオーストラリアの中でも日本のように四季がはっきりしている街なので、季節ごとに違った景色やイベントなどが楽しめますよ。

また学生の街とも言われ、外国人や学生にとても親切にしてくれる街。海外旅行にあまり行ったことのない方にもおすすめですよ。ぜひ、メルボルンに訪れてみてくださいね。

メルボルンの魅力的な観光地22選。～アートと自然がマッチした街～