アメリカ建国ゆかりの街フィラデルフィア観光スポット10選!

画像出典:S.Borisov/Shutterstock

アメリカ建国ゆかりの街フィラデルフィア観光スポット10選!

アメリカ・ペンシルバニア州南東部に位置するフィラデルフィアは、同州で最大の都市であり、全米で最も学生の多い都市のひとつです。1682年にクエーカー教徒のウィリアム・ペン一団がアメリカに渡来し、居住区を建設したのがこの地のはじまりとされます。アメリカ独立宣言が行われ、かつてのアメリカの首都であったこの街はアメリカの歴史を語る上では外せません。現在は美術館や博物館、歴史的建造物など多くの観光スポットがあり、アメリカ国内外から観光客が訪れます。今回は日本人が意外と知らないフィラデルフィアの観光スポットをご紹介します。

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アメリカ建国ゆかりの街フィラデルフィア観光スポット10選!

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1. フィラデルフィア美術館

出典: Jim, the Photographer

フィラデルフィア美術館は、1876年に建国100周年のメモリアルホールとして建設され、1877年に美術館として公開されました。所蔵品は30万点にもおよび、古代から現代アート、東洋の作品や日本の浮世絵まで幅広く展示されており、アメリカでも有数の規模を誇ります。

また、美術館正面の大階段は映画『ロッキー』の撮影現場が行われたことでも有名で「ロッキー・ステップ」とも呼ばれており、階段の下にはロッキーの銅像が置かれています。ぜひ、ロッキーポーズで記念の一枚を撮ってくださいね!

2. バーンズコレクション

出典: commons.wikimedia.org

バーンズコレクションは、美術研究者であったアルバート・C・バーンズが収集したフランス近代絵画を中心とした2500点以上のコレクションを所蔵する美術館です。ルノワールやセザンヌなど印象派時代の画家の作品が多く、印象派ファンにはたまらないコレクションが多く展示されています。

また、日本語音声ガイドも充実しているのでしっかりと美術鑑賞をしたいという日本人観光客にはうれしいポイントです。館内には素敵なレストランが併設されているので観光途中のランチで利用するのもいいですね。そして、美術館は入場者数を制限しており、予約制となっているので、せっかく行ったのに入れなかった!ということがないように事前に予約していく方が良いでしょう。

3. 独立記念館

出典: Kent Wang

独立記念館は、1776年にトーマス・ジェファーソンが起草した独立宣言に署名がされた建物で、1979年にはユネスコの世界遺産に登録されました。館内への入場は無料ですが、3~12月はビジターセンターで整理券をもらってガイド付きの観光ツアーに参加する必要があるのでご注意を!

観光ツアーでは、独立宣言や憲法に署名をした部屋、最高裁法廷を見学することができ、アメリカの最も重要な歴史のうちの一つを感じることができるでしょう。また、独立記念館周辺は公園があり、その中のリバティベルパビリオンには独立宣言に銘文を使ったという「自由の鐘」を見ることができます。

4. フィラデルフィア市庁舎

出典: Anthony G. Reyes

ダウンタウンのほぼ中央に位置するフィラデルフィア市庁舎は、1901年に完成し、現存する石造建設では世界一の高さを誇るフィラデルフィアのシンボル的な建築物です。現在では街中のビル群に囲まれていますが、それでも尚、荘厳な存在感を醸し出す名建築です。重厚な作りと美しいデザインのルネッサンス建築は圧巻です。166mのタワーはエレベーターで上までのぼることができて、市内を一望できる観光スポットとなっています。

5. ワン・リバティ展望台

出典: upload.wikimedia.org

ワン・リバティ展望台は2015年11月にオープンしたフィラデルフィアの新たな観光スポットです。フィラデルフィアの中で2番目に高いビルであるワンリバティプレイスの57階、約270mの高さにあり、フィラデルフィアの街を360度パノラマで見ることができます。

このビルはフィラデルフィアのシティセンターのオフィス街にあり、展望台からは人気観光スポット市庁舎タワーも真下に見下ろすことができます。ギフトショップではアメリカらしいかわいいデザインのグッズもあり、お土産にもぴったりですよ。

展望室にはアメリカ合衆国建国の父の一人にも挙げられるベンジャミン・フランクリンの頭がデザインされたオブジェがあり、また下の階には足のオブジェが設置されるとてもユニークなデザインで、景色だけでなく観光客を楽しませてくれます。

6. イースタン州立刑務所

出典: commons.wikimedia.org

イースタン州立刑務所はフィラデルフィア美術館からほど近い場所にある、1829年から1970年まで実際に使われていた刑務所跡で、現在はフィラデルフィアの観光スポットとして一般公開されています。

実際に使われていた間には延べ75,000人もの囚人が投獄されたといわれています。その中にはアメリカ・シカゴの暗黒街のボス、有名なギャングスターであったアルカポネ(1899-1947)も10か月間ここに投獄されていたそうです。

毎年9月終わりごろから10月末のハロウィーンシーズン限定でTerror Behind The Wall(壁の後ろの恐怖)というナイト観光ツアーが開催され観光客にとても人気があります。この時期にフィラデルフィアを観光する機会があれば怖いもの見たさで参加してみるのも面白そうですね。

7. ラブ・パーク

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ラブパークは正しくはジョン・F・ケネディプラザと呼ばれるフィラデルフィア市内中心部にある公園で、アメリカ人芸術家ロバート・インディアナによって制作され、有名な彫刻作品『LOVE』が公園内にあることから通称「ラブ・パーク」と呼ばれています。フィラデルフィア有数の写真スポットで、多くの人がここで記念写真を撮影するので、思い出作りにもピッタリなスポットですね。

8. レディング・ターミナル・マーケット

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レディング・ターミナル・マーケットはフィラデルフィア市庁舎からも近いところにある、あらゆる食材を扱うマーケットです。生鮮食品からスイーツ専門店などバリエーションも豊かで、常に地元の人や観光客で賑わっていてとても活気があります。

カウンター式のレストランやカフェ、フードコートもあるので好きなものを買って食べるのも楽しいですね。フィラデルフィア名物のチーズステーキやソフトプレッツェルも食べれるのでフィラデルフィア観光のお昼ご飯に、もってこいなスポットです。

また、中華やギリシャ料理などあらゆる国の食材も売られており、「人種のるつぼ」と呼ばれるアメリカの食文化を感じることのできるスポットで、見ているだけでも十分に楽しめますよ。ローカルな雰囲気を味わいたい方は必見のスポットです!

9. プリーズ・タッチ・ミュージアム

プリーズ・タッチ・ミュージアムはその名の通り、展示品に触れて遊ぶことができる子供向けの博物館です。スーパーや動物病院、ハンバーガー屋など色々な「ごっこ遊び」を楽しみながら学べるコーナーや、不思議の国のアリスの物語を再現したコーナー、水遊び場など子供たちが1日中楽しむことができます。こちらの建物は、1876年に開催されたフィラデルフィア万国博覧会の時に建設されたメモリアルホールで、1908年製の大きなメリーゴーランドなどは必見です。

10. フランクリン・インスティテュート

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フランクリン・インスティテュートはアメリカ建国の父の一人であり、現在の100ドル札の肖像にもなっているベンジャミン・フランクリンにちなんだ科学博物館です。建物のエントランス部分にはフランクリンの記念碑があり、日に何度もライトアップのショーが行われます。

エントランスは無料で入れるので科学館に入場しなくとも、フィラデルフィア観光の途中にぜひ立ち寄ってみましょう。館内は様々な科学を学ぶことができるアトラクションが用意されており、週末になれば子供連れの家族で賑わうファミリー向けの観光スポットです。プラネタリウムやIMAXシアターの大画面で上映される宇宙や自然を題材にした映画は迫力満点で大人でも十分に楽しむことができます。

◎まとめ

いかがでしたか?今回はアメリカペンシルバニア州のフィラデルフィアについてご紹介しました。日本人にとっては少しマイナーな観光地ですが、アメリカの中でも歴史が古く魅力的な観光スポットが多くありましたね。ニューヨークやワシントンD.C.からも電車で行ける距離なので、少し足をのばして観光してみてくださいね!

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