名称:コーヒー産地の文化的景観
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1121/
「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」はコロンビアの4つの県が世界遺産として登録されています。この地域は山岳地帯で、コーヒーを栽培するには困難だと言われる場所。そのような地形にコーヒー農家が100年にも渡って続いていることが評価されました。
栽培方法は生産者たちの手で、実を手作業で摘むという地道な作業。赤い実を割ってみると、馴染みのある生のコーヒー豆が出てきますよ。それが伝統的な焙煎により最高級のコーヒー豆ができるのですね。
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コーヒー生産100年以上!世界遺産「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」
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コロンビアのコーヒー産地の文化的景観とは?
世界遺産「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」は、100年以上、山岳地帯の栽培が難しい土地で見事にコーヒーを育てあげています。世界遺産に登録されているのはコロンビアの4つの州、カルダス州・キンディオ州・リサラルダ州・バジェデカウカ州のコーヒー農園ですよ。
栽培は現在でも、手作業で大事に作られています。コーヒー豆の味は繊細で、天候や地形でも変わりますので手入れは大変です。農家の方の努力は目を見張るものがありますね。今では農家の方もそれを誇りに感じ、新しい技術ができても伝統的な収穫・技術・焙煎方法などを維持しています。
世界遺産「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」は、あまりにも広くすべて見ることはとても大変。予め調べて、行ってみたいところをピックアップしてから向かいましょう。また「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」は、景観も素晴らしいとも言われていますよ。
コーヒー産地の文化的景観へのアクセス
「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」の中で代表的なアルメニアへのアクセスはコロンビアの首都であるボゴタから飛行機で約1時間。小さなプロペラ機でのフライトも思い出に残るでしょう。またボゴタまでは日本からの直行便がないので、メキシコシティやアトランタを経由して行くことになります。
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観のおすすめポイント①:国立コーヒー公園
世界遺産「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」の代表的な産地がキンディオ州のアルメニアです。アルメニアの郊外には「国立コーヒー公園」があり、一大観光地となっていますよ。広い敷地内リフト・ロープウエイで移動でき、高いところからの景色を眺めることもできます。また歩道橋もあるので散策しても楽しめますよ。
ここは実はコロンビア最大のコーヒー農園!!希望すればコーヒーの勉強もできます。季節によってはコーヒー豆の苗を植えるところや収穫の様子が見られるのもうれしいですね。さらにはコーヒー豆を使ったアロマにも詳しいですよ。コーヒー通にはたまらないポイントになること間違いなしです。
もちろん挽きたてのコーヒーを飲むことも可能!せっかくなのでコーヒー農園を見た後は、休憩の一杯をいただきましょう。香りから楽しんでくださいね。
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観のおすすめポイント②:サレント
「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」の他の見どころとして、キンディオ県のサレントという場所があります。ここでもコーヒー農園の見学ができますが、ほかにもユニークな場所が!例えばココラ渓谷と呼ばれる場所ではコロンビアの国樹ワックスヤシを見ることができ、景観が素晴らしいですよ。ちなみにワックスヤシとは、70mほどある世界一高いヤシですよ。
さらにサレントの町もみどころの一つ。静かな雰囲気の町は時間がゆっくり流れているような、長く滞在したくなるような町ですよ。カラフルでユニークな建物を見ながら、焙煎された美味しいコーヒーを飲むと最高のひとときとなるでしょう。
コロンビアのコーヒー産地の文化的景観の注意事項
世界遺産「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」は、とても広大な敷地ですのであらかじめどのように観光するか決めておくと良いでしょう。また世界遺産の景観を壊すことの無いように、マナーを守って見学しましょう!
◎まとめ
世界遺産「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」の紹介をしてきましたが、いかがでしたか?コーヒー農園で、馴染みのない景色をみたり、焙煎されたコーヒーを飲んだりと素敵な思い出となるでしょう。さらにはワックスヤシやサレントの町にも足を運んでみてくださいね。これで「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」の紹介をおわります。