レバノン杉が生息する絶景、世界遺産カディーシャ渓谷と神のスギの森

画像出典:Francesco Mazzucotelli (CC BY-SA 3.0)

レバノン杉が生息する絶景、世界遺産カディーシャ渓谷と神のスギの森

中東国家でありながら唯一砂漠を有さない国レバノン。地中海に面し、風光明媚な場所として古くから人が住んでいます。標高3000メートル級の山脈があり、そこに雪が積もる様子からフェニキア語で白を意味する「レバン」からレバノンとなりました。

古代からこの場所ではレバノン杉が良質な木材として重宝されており、古代エジプトでは聖なる木として崇められたほど。今に伝わる文献などにも、レバノン杉はよく出てくるんですよ。そして世界遺産にもなった「レバノンのカディーシャ渓谷と神のスギの森」には、数が少なくなってしまったレバノン杉とキリスト教初期の修道院群があります。今回はその世界遺産、レバノンのカディーシャ渓谷と神のスギの森を紹介します。

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レバノン杉が生息する絶景、世界遺産カディーシャ渓谷と神のスギの森

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カディーシャ渓谷と神のスギの森とは?

出典: www.istockphoto.com

レバノンの中央、南北160キロにもわたるレバノン山脈。そのレバノン山脈に位置するカディーシャ渓谷は聖なる谷ともよばれ、レバノンきっての景観でもあります。さらにかつての山脈はレバノン杉で埋め尽くされていたと言われています。しかし良質の木材として古代エジプトやメソポタミアで重宝され、かつてレバノンに住んでいたフェニキア人も地中海へと繰り出すためレバノン杉で船を作り、乱獲が進んでしまいました。フェニキアの繁栄はレバノン杉では成しえませんでしたが、現在では樹齢3000年以上が2本、1000年以上が10本、その他合わせても400本程度まで激減。現在は保護対象となっています。

この世界遺産でもうひとつ重要なものが、修道院群です。カディーシャ渓谷は世界において最も重要な初期キリスト教修道僧たちの修行地の一つであり、迫害から逃れるための避難所とされていました。やがてマロン派修道僧の拠点となったこの地は、共同生活するための修道院が周囲の丘に建てられた場所でもあるのです。これらは1998年に「レバノンのカディーシャ渓谷と神のスギの森」として世界遺産に登録されました。

カディーシャへのアクセス

車で約2時間の距離。バスで向かう場合ベイルートのダウラ(Dawra)バスステーションからブシャール(Bcharre)で下車し、世界遺産までアクセスします。乗り合いバスの場合2時間から3時間ほどかかってしまう場合もあるので、余裕を持った計画を立てましょう。

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