美しい海と緑と文学があるサモアの首都・アピアには観光名所が目白押し!

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美しい海と緑と文学があるサモアの首都・アピアには観光名所が目白押し!

南太平洋の常夏の島国サモア。日付変更線のすぐ西側にあるので、地球で最も早く日が昇る国の1つです。日本人がサモアと聞いて思い浮かべるのはなんでしょう?やっぱりファイアーダンスでしょうか?それとも最近日本でも人気が出てきたラグビー?いえいえ、これだけではないんです。

サモアは東のアメリカ領サモア、西のサモア独立国に分割されていますが、住んでいる民族は変わりません。今回紹介するのはサモア独立国のウポル島にある首都アピアです。このアピアには、日本ではまだ知られていない魅力的な観光スポットが沢山あります。美しいビーチはもちろん、日本では絶対お目にかかれない絶景、そしてダイビングスポットやミュージアムなど!アピアの観光名所を余すところなくご紹介いたしましょう。

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美しい海と緑と文学があるサモアの首都・アピアには観光名所が目白押し!

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1.ビーチロード

出典: Andrew Moore

アピアは首都ですが、人口は約4万人とそれほど大きな町ではありません。歩いても半日程度で回れてしまいます。中心にある通りが、アピア湾に沿って東西に延びるビーチロード。観光局を始め、教会や郵便局、レストラン、土産物屋など、主だった建物はこの通りにあります。

海沿いの美しい通りなので、アピアに来た観光客はまずこの通りを散歩してみるのがオススメです。通りの途中には1885年から20年の歳月を費やして完成したと言われる大聖堂がある他、バエア通りとのT字路には、第一次大戦で死亡した軍人達を記念して建てられた白く美しい時計台が有り、観光客の目を楽しませてくれます。

2.トスア・オーシャン・トレンチ

出典: commons.wikimedia.org

近年アピアの観光地ではイチオシと言う人が増えてきた、トスア・オーシャン・トレンチ。ジャングルの中にある天然のプールです。

アピアからはバスで1時間、ちょうど島の反対側のロトファンガという村に位置します。この場所は深さ約30m、直径が約50mの正に巨大なプール。生い茂る木々が周囲を取りかこむ中、ジャングルにぽっかりとあいた穴へ降りてゆくのは、正に秘境に足を踏み入れる感じです!青く澄み渡った水面は、思わず吸い込まれてしまいそうな程の美しさ。魚も泳いでいます。

トンネル状の岩場を通じて外洋と繋がっているため、潜水に自信のある人は潜り抜ける事も可能。神秘的なサモア版”青の洞窟”を体験できるそうです。昔は知る人ぞ知る地元の遊び場だったのでしょうが、今は観光客の間でも有名になり入場料が必要です。絶景と呼ぶにふさわしいこのアピアの観光スポットに、ぜひ貴方も飛び込んでみてはいかがでしょうか。

3.ロバート・ルイス・スティーヴンソン博物館

出典: Michael Coghlan

ロバート・ルイス・スティーヴンソン博物館は、あの有名な小説「宝島」や「ジキルとハイド」を書いたロバート・ルイス・スティーブンソンが晩年を過ごした館で、これを記念館として観光用に公開したものです。

英国生まれのスティーブンソンは生まれた時から病弱で、若い頃に結核を患い各地で転地療養しながら創作活動を行いました。彼が最後に選んだのが若い頃に取材で訪れた事のあった、ここ南太平洋のアピア。44歳の若さで生涯を閉じましたが、最後の4年間をここで過ごしました。彼は弁護士の資格も有していたので、創作のかたわら住民の争いの調停等でアピアにも大いに貢献したそうです。

館内には当時の生活を物語る品々の他、各国語に訳された「宝島」等の作品が陳列されており、観光客の興味を引いています。アピアの人々からはツシタラ(語り部)と呼ばれて慕われたと言うスティーブンソン。アピアでは見逃せない観光スポットです。

4.パパセーアの滑り岩

出典: commons.wikimedia.org

ここも、地元の子供たちに人気の遊び場が次第に観光客にも広まった観光スポット。パパセーアの滑り岩(Papaseea Sliding Rock)と呼ばれる、天然の滑り台です。

アピアの町からバスに揺られて20分ほど山奥に入ると、”パパセーアの滑り台”と言う標識が見えてきます。バス停の案内所にいる人へ入場料を支払い長い石段を下りてゆくと、きれいな川が見えてきます。川の途中になだらかな低い滝のようになった場所があり、大勢の子供たちが歓声を上げながら岩を滑り降りています。

滑り台は3つに分かれていて真ん中が一番急な勾配。落差およそ3m余りから滝壺に向かって滑り降りるのは大変爽快で、大人も夢中で遊んでいます!最近はSNSによる情報が広がり、こちらを訪れる観光客がふえているそうですよ。

5.パロロ・ディープ

出典: Dave Lonsdale

パロロ・ディープはアピアの中心から5分程のパロロ海岸と呼ばれる非常にアクセスの良い場所にあります。沖合に100mほど行った地点がパロロディープ・海洋保護区。それまで遠浅だった海底が突然80mほどの深みになる場所です。

海岸からこの深みまでは、満潮時でも大人の背丈ほどの水深。この付近には200種類を超える色鮮やかな熱帯魚が生息しており、シュノーケリングには絶好の場所と言えます。アピアには他にもシュノーケリングを楽しめる場所は沢山ありますが、子供と一緒に楽しむにはここが一番。観光客用にシュノーケルやマスク、フィンの貸し出しがあるので、水着一つあればOK。サメやクラゲなどの危険な生物もいませんので、観光客が気軽に安心してシュノーケリングを楽しめるスポットです。運がよければ亀に出会えることもありますよ。

6.ムリヌウ半島

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アピアの町の東側に見える対岸がムリヌウ半島。アピアが首都になる以前は、古くからこの地域の都があった場所です。

サモア諸島は、過去に、ニュージーランドや英国、ドイツ、米国の支配下に置かれる等、複雑な歴史を持った島国。このムリヌウ半島は、このような歴史を物語る政治的記念碑が沢山ある観光スポットで、米国・英国記念碑、ドイツ記念碑、独立記念碑等が建てられています。更にその奥には、珍しい丸屋根を持った国会議事堂も。この丸屋根は、サモアの伝統的建築様式”ファレ”から来たものです。

毎年6月1日には、この議事堂前に大勢の人が集まり盛大に独立記念日を祝うとか。名物のファイアーナイフダンス等が見られる為、多くの観光客がここアピアに集まってきます。因みにこのダンス、戦の前に戦士が自らを鼓舞する踊りで、ラグビーのサモアチームのパフォーマンスにもなっています。

◎まとめ

サモア独立国の首都、アピアの観光スポットをご紹介してまいりました。サモアで唯一都市と呼べるアピア。こじんまりとした美しい町には観光客が快適に滞在できる施設が全て揃っており、旅の拠点とするには申し分ありません。一歩郊外に出れば手つかずの自然やポリネシア伝統の生活様式に触れる事もでき、観光地としての人気は今後増々高まることでしょう。

日本から行く場合は直行便がありませんので、ニュージーランド経由が一般的なルート。長時間の旅になりますが、時間をかけても行く価値のあるアピアはのんびりバカンスにオススメですよ!

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