名称:Victoria Falls
住所:Livingstone Way, Livingstone
公式・関連サイトURL:http://www.zm.emb-japan.go.jp/itpr_ja/kankou.html
ジンバブエとの国境に位置する、ザンビア最南端の街リビングストン。世界三大瀑布のひとつ、ビクトリアの滝観光の玄関口で、世界中から観光客が集まってきています。モシオアトゥニャ国立公園は、そのビクトリアの滝が形成してきた豊かな自然環境を保護するために作られたもので、多種多様な動植物に出会える場所として人気ですよ。
また、都市の名前にもなっているイギリス人探検家リビングストンの足跡をなぞっていく観光もまた興味深いものといえます。今回は、そんなリビングストンのおすすめ観光スポット5か所を紹介します。
1.ビクトリアの滝
リビングストン最大の観光スポットは言うまでもなく、世界三大瀑布に数えられるビクトリアの滝!最大幅1,700m、最大落差は110mあります。1855年に西洋人で初めてこの滝を発見したリヴィングストンが、当時のイギリス女王の名を付けました。現地の言葉では「モシ・オア・トゥニャ」と呼ばれ、雷鳴が轟く水煙という意味です。その名の通り、圧倒的な水量が生み出す景色は迫力満点ですよ。
水量が多い3月から7月は、1分間に最大5億リットルもの水が流れ落ちます。滝のすぐそばにかかる橋は、ずぶ濡れ覚悟で渡りましょう!水量の少ない乾季には滝の淵を歩いて渡れるようになるなど、雨季とは違う観光の仕方がありますよ。
また、ヘリコプターやハングライダーでパノラマビューを視界に収めるという空中散歩も、せっかくここまで来たからには捨てがたいですね。そして、満月の夜の前後3日間にのみ現れる虹、通称「ルナレインボー」も観光の見どころです。
2.デビルズプール
リビングストン観光の中でも異色のスポットであるデビルズプール。まるで悪魔が地獄の底から手招きしているような場所にあります。ビクトリアの滝の水量が減る9月から12月の乾季のみ出現し、リビングストンを訪れる勇気ある観光客に人気なんです!
滝の淵にできたくぼみのおかげで水の流れがゆるやかになり、奇跡的に生まれた天然のプール。でも、すぐ後ろは落差100mの滝ということはお忘れなく。そんな悪魔のプールから覗いた滝つぼには、それはそれは美しい虹がかかっているかも。リビングストン観光のハイライトにふさわしいですね。
リビングストン島から西に50mほどいったところにあり、ボートか泳いでいくことになります。2mほどの深さのところを泳ぎながら進んでいく場合があったりと、さすがに泳ぎの苦手な方には向かないので、しっかりと確認して挑戦しましょう。
名称:Devil's Pool
住所:Livingatone island, Livingstone
公式・関連サイトURL:http://www.victoriafalls-guide.net/devils-pool.html
3.リビングストン博物館
リビングストンの街、ひいてはヨーロッパ人によるアフリカ開拓史について知りたくなったら、ぜひリビングストン博物館へ行ってみましょう。探検家リビングストンの功績や歴史、そして民俗学や考古学など、幅広く体系的にアフリカについて学べる観光スポットですよ。
リビングストンが実際に使用していた遺品なども展示されていて、当時の壮大な冒険が少し身近に感じられるかも。ザンビア周辺の民族の文化や歴史も詳しく知ることができ、またローデシア時代の奴隷貿易のポスター展示などもあります。ビクトリアの滝周辺に生息する鳥類や動物のはく製コーナーも興味深いですよ。
併設のショップでは、ここでしか買えないお土産も。リビングストンを観光するならぜひ立ち寄ってみるべきスポットでしょう。
名称:Livingstone Museum
住所:Plot 567, Mosi-Oa-Tunya Road, Livingstone
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/Ox3lmR
4.鉄道博物館
リビングストン市内の観光スポットとして密かに人気のある鉄道博物館は、市内から車でおよそ5分ほどのところにあります。リビングストンの鉄道の歴史は長く、さかのぼること100年以上前。1905年にビクトリアフォールズ橋が完成し、現在のモザンビークがあるインド洋岸までつながったことで、リビングストンは発展を遂げました。当時、人々は切り出された材木の上に乗って移動していたというからたくましいですね。
この博物館がオープンしたのは1987年。長距離用機関車や蒸気機関車を始め、ローデシア時代に使用されていた一等寝台車付きの列車が屋内外に展示されているなど、リビングストンの歴史を奥深く知れる観光スポットですよ。鉄道が好きな方はもちろん、そうでない方でも居並ぶたくさんの種類の列車を目にすれば、楽しく観光できることでしょう。
名称:Railway Museum
住所:Chishimba Falls Road, Livingstone
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/lg6tqP
5.モシオトゥニャ国立公園
ビクトリアの滝のまわりに広がる豊かな自然が魅力のモシオトゥニャ国立公園。ザンビアでシロサイが見られる唯一の観光スポットとしても、リビングストンを訪れる観光客に人気です。
ザンビアで2番目に小さい国立公園で、66平方kmと面積は決して広くないにもかかわらず、なんと900種もの動植物が生息しているんですよ。シマウマ、象、インパラなどを間近で捉えることができますよ。捕食者が存在しないため、ここに住む動物たちはとてもリラックスできることから、他のサファリよりも近くで写真撮影ができるのが特徴です。
公園内のドライブはもちろん、象乗り体験やヘリコプター、ラフティングなど、さまざまなアクティビティがあるので、リビングストン観光の際にはぜひプランに入れてみてくださいね。
名称:Mosi-oa-Tunya National Park
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/509
◎まとめ
リビングストンの観光スポット5ヶ所を紹介しました。ビクトリアの滝を中心に発展してきたリビングストン。世界有数の観光スポットとしてしっかり整備されていて、宿泊施設の選択肢も少なくありません。
隣国ジンバブエ側からも迫力のあるビクトリアの滝を観賞したり、鉄道に乗ってアフリカ南部を旅行したりと、リビングストンに来たからには周辺諸国も合わせて観光したいですね。今回の記事をぜひ考にして、思い出に残る旅行を満喫してください!