名称:ポイントバロー
住所:Point Borrow, Alaska, USA
アラスカというとまずイメージするのはクマやムース、カリブーなど様々な野生動物が暮らす大自然。またオーロラ鑑賞目的で訪れる方も多いのではないでしょうか。
国立公園があり、雄大な自然が魅力のアラスカですが、そんな中でも最後の秘境とも言えるのがアメリカ最北端の街、ウトキアグヴィク(旧称:バロー)です。ウトキアグヴィクは人口約5000人ほどの小さな街ですが、エスキモーの一派、イヌピアット族のアラスカ最大の居住地として知られており、イヌピアット民族の文化を体験できる観光地として大人気。
ウトキアグヴィクへは陸路がないため、「陸の孤島」としても有名ですが、それだけに秘境としての価値があるとも言えます。
アラスカ観光に外せないスポットとして知られ、北極圏に位置するウトキアグヴィクの観光スポットをご紹介いたしましょう!
目次
アメリカ最北端!エスキモーの街、ウトキアグヴィク(旧称:バロー)の観光スポット
2016年、バローからウトキアグヴィクに名称変更!
ウトキアグヴィクは、バローという名前の町でしたが、2016年に町の名称が変更されました。「ウトキアグヴィク」(Utqiaġvik)とは、先住民(イヌピアット)の言葉で「野生の根菜を集める場所」という意味です。アラスカ州政府も先住民の文化を大事にする方向にシフトしており、2016年の名称変更もこの一環として行われました。
1.ポイントバロー(バロー岬)
ウトキアグヴィクの観光でまず最初に観光客が訪れるのがココ、ポイントバローです。正真正銘アメリカ最北端の場所です。舗装された道がないため、行くにはバギーで行くしかありません。ちなみに町の名前はウトキアグヴィクに変更されましたが、岬の名前は「ポイントバロー」のままです。
ポイントバロー自体はアメリカ最北端の岬、という観光地らしい表示もありませんが、途中、ツンドラの大地を歩いたり、クマやアザラシに出会うことも。クジラの骨もあちらこちらに見かけることができ、普通のアラスカ旅行とは一味違った体験ができるはず。
勇気ある人は是非北極海に手をつけてみてはいかがでしょうか。欧米人の中には手足だけでなく、なんと体ごと浸かる強者もいるようです。
2.イヌピアット・ヘリテージ・センター
イヌピアット・ヘリテージ・センターでは、イヌピアット文化に関する展示やイベントを行っています。ウトキアグヴィク観光にはまさに外せない場所で、イヌピアットの伝統芸と言えばクジラ漁。なんと千年以上の歴史があります。
ウトキアグヴィクの街を観光していると、あちらこちらにクジラの骨を見つけることができますが、イヌピアット・ヘリテージ・センターではそんな生活に欠かせないクジラ漁文化を楽しく学べるように様々な工夫がされています。
漁に使われる道具や実物大のクジラの模型などの展示はもちろんのこと、イヌピアットの伝統ダンスやクジラの骨を使った工芸のデモンストレーションやレッスンなどがあり、見るだけではなく、楽しく参加もできるようになっています。
また、窓の外には湖が広がり、運が良ければホッキョクグマが水浴びをしている姿も見られますよ。そんな体験ができるのもウトキアグヴィク観光ならではですね。
名称:Inupiat Heritage Center
住所:5421 N Star St Utqiaġvik, AK 99723 USA
公式・関連サイトURL:"https://www.nps.gov/inup/index.htm
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3.クジラの骨アーチ
ウトキアグヴィク観光で一番の撮影スポットといったらココ!その名の通り、巨大なクジラのアゴ骨のモニュメントです。ウトキアグヴィクと言えばクジラ。今日も変わらずクジラ漁を続けているウトキアグヴィクの一番のシンボルです。
アーチの中で写真を撮るとクジラの大きさがリアルにわかりますよ。
ウトキアグヴィク観光にはここでの写真撮影をぜひお忘れなく!
名称:Whale Bone Arch
住所:Utqiaġvik, Alaska, 99723
◎まとめ
ウトキアグヴィクの観光スポットをご紹介しました。毎年5月から8月の3ヶ月間は白夜になり、真夏でも日本の真冬並みの寒さ。冬は11月中旬から1月下旬頃まで2ヶ月に渡って太陽が昇らず、日中でも–20度以下という厳しい気候条件のウトキアグヴィクに暮らす人々の生活は日本人には想像がつかないでしょう。
街自体もその他の有名な観光都市に比べればとりわけ目立つ観光地があるわけではありません。そんな場所でも観光客が後を絶たないのは、旅行者を惹きつける魅力を持っているからではないでしょうか。素朴で温かい人々。厳しくても雄大な自然。生活物資の調達は全て空輸のため物価も非常に高く、調達自体も大変!
それゆえ、粗大ゴミをゴミとして捨てず他に利用しながら大切に使って行く。それも先住民に学ぶ知恵といえるでしょう。日常を忘れてしまったそんな素朴なことを思い出させてくれる場所だからこそ、訪問者が後を経たないのかもしれません。
皆さんも是非次回アラスカを訪れる時はウトキアグヴィクの観光にも行ってみてくださいね。
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