三国国境の都市・バーゼルに行くならここ!おすすめ観光スポット25選

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三国国境の都市・バーゼルに行くならここ!おすすめ観光スポット25選

スイスの都市バーゼルはライン川沿いにある歴史豊かな観光都市です。スイス、ドイツ、フランスの3つの国境にあたる国際的な街でもあるため、季節を問わず毎年多くの観光客で賑わいます。

また中世の時代から文化の発展に大きく携わってきたバーゼルは、建築都市としても有名です。バーゼル市内には世界中で活躍するバーゼル出身の建築家の作品が点在し、多くの博物館や美術館があることでも知られ、観光スポットの充実した街です。

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三国国境の都市・バーゼルに行くならここ!おすすめ観光スポット25選

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1.バーゼル市庁舎

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バーゼル旧市街マルクト広場に面して建つバーゼル市庁舎は、バーゼルのランドマーク的存在の観光スポット。目を引く市庁舎の赤い壁面にはフレスコ画が描かれています。外壁のベースである赤い色の他には、緑や青の色も見られてとっても華やかですよ。また屋根の上には大きな時計塔や黄金に輝く尖塔など、ゴシック様式の美しい建築物が多くの観光客の目を楽しませてくれます。

バーゼル市庁舎は1501年、バーゼル市がスイス連邦に加盟したことをきっかけに、1504年から10年の時を費やして建造されました。その後震災などで建物が損壊しましたが、増改築が行われて今のような姿に。建設当時から数えると、すでに500年を超える歴史ある建物なんですよ。観光の際は代表議会室の見事な絵をお見逃しなく。

2.マルクト広場

バーゼル市庁舎前に広がるマルクト広場はバーゼル観光の中心地です。マルクト広場をスタートしてバーゼルのあちこちを観光すると良いでしょう。マルクト広場では日曜を除く毎日朝6時から13時頃まで市場が立つため(2017年2月現在)、早朝から多くの人が集まる賑やかな場所です。

新鮮な野菜や果物、チーズやパンの店など、バーゼルの地元のお店がズラリと並びますよ。試食をしながら実際に食材を買って帰るのもいいですよね。並んでいる食材を見ているだけでもテンションが上がってしまいますよ。中にはサクっと食べられるソーセージの屋台など軽食の店もあるので、朝ごはんを目的に訪ねるのもよいでしょう。

マルクト広場周辺にはカフェも集まっています。ぼんやりと窓から広場の風景を眺めるという時間の過ごし方もオススメです。道ゆく観光客や通り過ぎていくトラムなど、バーゼルならではの風景を楽しみましょう。早めに行くと品揃えも良いので頑張って早起きを!

3.バーゼル大聖堂

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バーゼル旧市街の市庁舎と並んで観光のメッカとなっているのがバーゼル大聖堂です。とても大きな大聖堂なので、建物の前に立つと圧倒されてしまいますよ。12世紀の建設当時はロマネスク様式でしたが、1356年の震災で倒壊。現在の大聖堂はゴシック様式で再建された姿です。

聖堂内部も観光できるので、ぜひ中へ入ってみましょう。ライン川に面して作られている展望スペースからは、ゆったりと流れる川とバーゼルの景色が一望できますよ。さらに塔の上に登れば、天気の良い日にはスイスだけでなくドイツの「黒い森」まで見渡すことが可能です。祭壇を囲む美しいステンドグラスも見所で、趣のある重厚感たっぷりの建築を堪能できます。

バーゼル大聖堂に隣接する修道院の中庭も大変美しいので、ぜひ散策してみてくださいね。バーゼル大聖堂は市内中心部にあり、アクセスはバーゼル市立美術館から歩いてすぐです。セットで観光すると良いでしょう。

4.シュパレン門 Spalentor

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シュパレン門はバーゼル旧市街の入り口に立つ門です。ファンタジーのお話に登場しそうな立派な門は、中世を思わせる堂々とした風貌。鉄の柵がなんとも重厚で要塞だった頃の面影を感じさせます。シュパレン門はもともと14世紀に建設されたバーゼル市のゲートで、19世紀に市壁が取り壊された時にも残された重要な歴史的建造物です。

かつてはこの門をくぐると賑やかなバーゼルの街が広がっていたんでしょうね。バーゼルにはシュパレン門の他にも、同時代に造られた門が2つ残されています。合わせて観光してみてはいかがでしょうか。門の表側と裏側では造りの雰囲気が異なるので、どちらからも眺めてみるのがオススメ。

シュパレン門のすぐそばでトラムが止まるので、観光で立ち寄る際にもとても便利です。またシュパレン門の周辺は高級ホテルから安宿までホテルが集まっています。シュパレン門付近に宿泊して、バーゼル中心部の観光の起点にすると楽チンですよ。

5.バーゼル大学

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バーゼル大学は1460年に創立され、ピウス2世法王の署名により大学となりました。スイス最古の大学としても知られているので、バーゼルの観光スポットでは外せない存在。心理学者のユングはバーゼル大学医学部の卒業生であり、かつては教鞭をとっていたことも。ユングの出身校と聞くとちょっと観光に行ってみたくなりませんか?

他にも哲学者のニーチェが先生だった時代もあったんですよ。歴史ある大学は世界中の留学生の憧れの的であり、今も多くの優秀な人材を輩出しています。現在のバーゼル大学は天文学や地球科学で有名です。

あちこちに点在するキャンパスの中でも、バーゼルの中心部であるペーター広場に面して建つキャンパスが特に目を引きます。箱型の平面的な建物のようでいて、中には気持ちの良さそうな中庭があるとても変わった建築です。バーゼルには有名建築物が多いので、建築散歩をメインに観光すると楽しいですよ。

6.三国国境

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バーゼルはスイス、ドイツ、フランス3つの国境を持つ都市です。バーゼルの中心部からライン川を少し下った所に、この三国国境を表す大きなモミュメントが建っています。実際の国境はこの場所ではないのですが、バーゼルが三国国境の都市であることを象徴する印象的な形のモミュメントなので、バーゼルでは人気の観光スポットとなっています。

スイス、ドイツ、フランスの三つの国旗が描かれた三国国境のモミュメントを背景に、観光の記念ショットを撮影しましょう!モニュメントのすぐそばには隣接するドイツのヴァイル・アム・ラインとフランスのユナングが見えています。3つの国が一度に見えるという不思議な光景はバーゼルならではですよ。モミュメント近くにはライン川クルーズの船着場や、観光客に人気の船上レストランなどもあります。そちらも観光プランに加えてみてはいかがでしょうか。

7.バーゼル市立美術館

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芸術の街バーゼルには約40もの美術館、博物館があります。世界のアート巡りが好きな方にはバーゼル観光はとってもオススメ。中でもバーゼル市立美術館は約700年に渡るコレクションが自慢で、所蔵されている絵画だけでも4000点!ヨーロッパ有数の美術館と言えます。美術館としての歴史が長く、1661年から一般公開された世界最古の公立美術館ともいわれています。

観光でバーゼルを訪れる人にとって、バーゼル市立美術館の持つ世界最大のハンス・ホルバインコレクションは必見。そしてスイス出身の画家アルノルト・ベックリン有名作『死の島』見ものです。他にアンリ・ルソーの作品やオスカー・ココシュカの『風の花嫁』などの人気作品も見逃せません。2015年から2016年春まで工事をしていましたが、現在は改装オープンしさらに多くの人が訪れています。バーゼルのアート観光はバーゼル美術館から始めましょう。

8.ティンゲリー美術館

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ティンゲリー美術館は、スイス出身、バーゼルに住んでいた芸術家ジャン・ティンゲリーの美術館です。ティンゲリーというと、同じく芸術家のニキ・ド・サンファルと結婚していたことでも有名。バーゼルのライン川沿いに建つティンゲリー美術館は、マリオ・ボッタのデザインした不思議な形の建築にも注目です。屋根部分がメガネのようで特徴的ですよね。この建物を見るだけでも観光に来る価値アリ!庭にある池には噴水があり、ティンゲリーの不思議なオブジェが置かれています。

ティンゲリーはキネティック・アートと呼ばれる動く芸術作品で知られています。鉄や古着など捨てられた廃材を使ったオブジェは、ユニークな動きをするチャーミングな生き物のよう。子供でも楽しめるので、家族連れで観光に訪れるのもオススメです。
バーゼルの街中にもティンゲリー作の噴水がありますので、観光の際は合わせてチェックしましょう!

9.スイス建築博物館

バーゼルは芸術や文化の都市として知られていますが、中でも建築においては特に突出した街と言えます。マリオ・ボッタを始め多くの有名建築家を生み出したバーゼルは、ただ歩いているだけでも素晴らしい建築物に出会うことができる街です。

バーゼルの街が歩んできた建築の歴史についてもっと触れるなら、スイス建築博物館へ行ってみましょう。1984年に設立されたスイス建築博物館では、これまでにバーゼル出身の建築家の作品をはじめ、国内外の様々な展示を開催してきました。

博物館は比較的早い時間に閉まるため、観光で訪れた際に閉館時間を気にして慌てて出てしまったという経験があるのではないでしょうか。スイス建築博物館では、毎週木曜日の閉館時間が夜8時まで延長されます。他の観光スポットを周った後でも立ち寄れるのは観光客に嬉しいですよね。バーゼル大聖堂やティンゲリーの噴水なども近いので合わせてどうぞ。

10.バーゼル民族文化博物館

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19世紀に作られた歴史的なバーゼル民族文化博物館は、2011年にバーゼル出身の建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンによって拡張改装されました。特徴は建物の上にポンと置いたようなこのギザギザの屋根。もちろんこの屋根の部分も展示スペースとして使用されています。

バーゼル民族文化博物館では1849年からコレクションが収集されており、美術品は30万点を超える数を所蔵しています。たくさんの博物館を有するバーゼルの観光には、やはり博物館巡りが欠かせませんよね。バーゼル民族文化博物館ではヨーロッパだけでなく、アフリカやアジアなど他国の伝統美術について知ることができる特殊な博物館です。各国の民族的背景が感じられる貴重なトラディショナル・アートに触れられますよ。バーゼル民族文化博物館を訪れることで、他国への観光意欲が湧いてくるかもしれませんね。展示内容はもちろんですが、建築空間も観光ポイントです!

11.ノバルティス・キャンパス

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バーゼルにあるノバルティス・キャンパスは世界的に知られる薬剤メーカー、ノバルティスの本社です。この建物は2001年から進められているキャンパスプロジェクトと呼ばれる計画の一つで、30年かけて40以上の建物を建てるという壮大なもの。キャンパス内の建物は、フランク・O・ゲーリーや安藤忠雄、レンゾ・ピアノなど世界から集まった有名建築家が担当しました。

キャンパスプロジェクト第1号建築は、ブルーカラーを基調に赤や黄色などカラフルなガラスが目を引くディナー&ディナーの作品。ディナー&ディナーはバーゼルを拠点に展開する建築事務所です。普段はノバルティス関係者以外は出入りできないのですが、月に2回ほどバーゼル観光局主催の内部見学ツアーが開催されていまる。普段は敷地の外から建物を眺める形になりますが、観光の途中に立ち寄って見てはいかがでしょうか。

12.聖アントニウス教会

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印象的な建築物の多いバーゼルの街の中でも、聖アントニウス教会は少し特殊と言えます。バーゼルを観光していてもこの建物が一瞬、教会とは気づかないかもしれません。通常は教会というと、天を貫くような塔であったり華やかな装飾を想像しますが、聖アントニウス教会はコンクリート作りでとってもモダンです。

聖アントニウス教会の建築を担当したのは、スイスの建築家カール・モーザー。1927年に建造されました。建物をぐるりと囲むのは縦に伸びる大きなステンドグラス。外観だけでもインパクトがありますが、ステンドグラスは教会内の眺めが最高です。

観光の際は教会内部を見ることもお忘れなく。直線的なデザインが教会内のいたるところで見られ、すっきりとした現代的な礼拝空間がとても美しいですよ。パイプオルガンの直線的なデザインにも注目しましょう。バーゼルの観光では、歴史と近代が入り混じる建築散歩を楽しむことができます。

13.アクテリオンビジネスセンター

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アクテリオンビジネスセンターはバーゼルの製薬会社アクテリオン社の建物。バーゼル観光でも特に人気の建築スポットです。デザインを担当したのはバーゼル出身のジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロンの2人による建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン。日本では東京青山にあるプラダの建物が有名です。世界各国に彼らの作った建築物があり、完成するたびに話題を呼んでいます。

アクテリオンビジネスセンターは、バーゼルを観光していると思わず足を止めてしまう、存在感たっぷりの建物。まるでジェンガを立体化したような姿です。ヘルツォーク&ド・ムーロンの建物はバーゼルの街でもいくつか見つけることができます。それぞれに違った個性を放っているので、彼らの建築を探しながら歩くと楽しいかも。アクテリオンビジネスセンターは外からの観光のみとなりますが、場所によって見え方も異なるので、周囲をぐるっと観察してみましょう。

14.バーゼル自然史博物館

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なんと斬新な展示の仕方でしょう!他の展示室でも様々な動物たちが扉から顔を覗かせていることもあります。面白い写真が撮れそうですよね。こちらはバーゼルの自然史博物館。ただ動物の剥製が並んでいるだけの博物館とはわけが違いますよ。

この他にも動物や昆虫の楽しい展示がいっぱいなので、子供を連れての観光にオススメです。もちろん大人も童心にかえって楽しめる空間になっていますよ。観光の記念撮影をするなら、屋外の恐竜の模型と一緒にハイチーズ!

自然史博物館はバーゼルでも人気の博物館として地元の人にも長年愛されています。レイアウトや装飾など展示方法がおしゃれだからかもしれませんね。時には子供の目線で、時には大人も夢中で見てしまうようなアートな展示まで、さすが博物館の街バーゼルらしい内容です。見所が多いので、観光の際は時間に余裕を持って行きましょう。ちなみにバーゼルには動物園もありますよ。

15.シャウラガー

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見るからに不思議な建築物の正体は、バーゼルのシャウラガーという美術館です。後ろから見ても前から見ても様子の違う建物なので、一言で表現するのはとても難しい存在感。こちらの設計はバーゼルの人気建築家ヘルツォーク&ド・ムーロン作です。バーゼル観光をしていると、聞きなれなかったこの名前もすっかり覚えてしまうほどよく登場します。

シャウラガーにはエマニュエル・ホフマン財団による600点以上の現代アートコレクションが収められています。建物正面に立つと、スクリーンが二つと家のようなものが見えますね。どんな構造になっているのか、とても不思議な建築です。一般開放されている企画展と常設展は、建物の1階と地下で開催されています。観光でバーゼルを訪れた際はこの珍しいシャウラガーでアート鑑賞をしてみませんか?バーゼル市内から観光に行く際は、トラムに乗ってシャウラガー駅で下車しましょう。

16.バーゼル製紙印刷博物館

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バーゼル製紙印刷博物館は製紙、印刷、製本に関する資料が収められた博物館です。元々、水車小屋として使われてた建物を利用しているので、今でも水車が残されていますよ。観光の際は水車もチェックして下さいね。

展示ではバーゼルの印刷技術の歴史を詳しく知ることができます。製紙工房を再現したスペースではスタッフが18世紀後期の紙すきを実演していることも。金属活字の鋳造実演も必見ですよ。金属を流して活字を作っていくという作業はなかなか見られるものではありません!紙すき体験を始め、自分で体験できるコーナーもありますので、事前に公式サイトでイベントをチェックしてくださいね。

そして観光といえば忘れちゃいけないのがお土産ですよね。ミュージアムショップには手すきの紙や、かわいいノートなどが販売されています。バーゼル観光を思い出すための自分土産にもオススメです。

17.バイエラー財団美術館

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バーゼル中心部の観光を終えたら、郊外のリーヘンに建つバイエラー財団美術館へ行ってみましょう。美術館散歩を目的としてあちこちバーゼルを観光するも、贅沢な時間の過ご仕方ですよね。バイエラー財団美術館は、レンゾ・ピアノによる緑に囲まれた美しいガラス建築が特徴的です。館内に差し込む光を計算して作られたガラス構造はレンゾ・ピアノの得意技。柔らかい光は作品をより美しく見せてくれますよ。窓から眺める風景もまた作品のようです。観光で訪れる時期によって四季折々の景色が楽しめますよ。

この美術館は敏腕ディーラーとして名を馳せたバイエラー氏のコレクション200点を所蔵しており、セザンヌやピカソ、ミロなど有名アーティストの作品から現代アートまで、幅広いラインナップが魅力的です。美術館に向かうまでの道のりは、バーゼル郊外ののんびりとした風景を観光しながら歩きましょう。

18.トイワールド・ミュージアム

バーゼル中心部にあるトイワールド・ミュージアムはバーゼルの人気観光地です。ここには世界最大級を誇る2500体以上のテディベアコレクションが所蔵されています。イギリス、アメリカなど世界各国から集められたテディベアたちが並んだショーケースは、テディベア好きにはたまらない空間でしょう。

そしてこのミュージアムのもう一つの魅力がドールハウスです。主に19世紀から20世紀当時の生活風景を再現しているのですが、ドールハウスの精巧さがとにかくスゴイ!店舗を再現したものには賑やかな市場の風景や、パン屋さん、魚屋さん、ブティックなどがあります。そのジオラマの空間には、小さな家具や食器、衣装に至るまで本当に細部まで丁寧に作られていてビックリ。細部までじっくり鑑賞したくなります。どの展示室も子供から大人まで楽しめる観光スポットですよ。特別展も開催されているので、観光客だけでなくバーゼルの人たちも多く訪れています。

19.キルシュガルデン博物館

バーゼルの高級住宅街に位置するキルシュガルデン博物館。バーゼル市内に点在する歴史博物館の一つで、18世紀から19世紀のバーゼルの生活文化を中心に紹介しています。中でも15世紀から19世紀にかけて西ヨーロッパで製作された時計のコレクションが素晴らしく、観光客に人気です。

スイスといえば時計の国ですよね。柱時計や置き時計、細かい装飾が美しい懐中時計まで、数少ない貴重なコレクションに目を奪われます。この博物館で見るべき観光のポイントは、ルイ14世の肖像画がはめ込まれた置き時計です。正面と裏側には美しい永久カレンダーがデザインされています。スイスの保険会社がこの時計につけた値段は、なんと約18億円というからビックリ!他にも18世紀の絵画や家具、陶磁器などが続きます。お屋敷観光に来た気分であちこちの部屋を覗いて周ると楽しいです。部屋数、展示数ともに多いので観光の際は見学時間に気をつけましょう。

20.バールフュッサー教会博物館

バールフュッサー教会博物館もキルシュガルデン博物館と並ぶ、バーゼルの歴史博物館の一つです。バーゼル旧市街の中心部に位置しているので、観光の途中に一度は目にすることでしょう。見た目の通り、元は14世紀に建てられたフランシスコ派の教会でした。現在はバーゼルの中世後期から現代までの歴史に関する様々な展示が行われています。

バーゼルの古地図や昔使われていた貨幣を始め、死の舞踏をテーマにした美術作品やバーゼル大聖堂の宝物など貴重なコレクションなども。教会の中が展示空間になっているというだけでも観光の価値アリです。時には現代的なアートが展示されていることもあります。バーゼルの街を長い間見つめた歴史的な教会と芸術作品が同時に楽しめる観光スポットです。

21.ブルダーホルツ水道塔

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数あるバーゼル観光スポットの中でも、ちょっとマニアックな観光地へ行きたい!という方はブルダーホルツ水道塔へ行ってみましょう。アクセスはバーゼル中心部からトラム15番か16番の終点ブルダーホルツ駅を下車し、しばらくすると水道塔へ続く丘が見えてきます。

ブルダーホルツ水道塔は1815年にスイスの永世中立を記念して建てられた36mの高さの塔。164段の螺旋階段を上ると、塔の上の展望台にたどり着きます。展望台からは360度パノラマのバーゼル市街が見渡せますよ。バーゼルの街中からではなく、少し離れた場所から眺めてみるとまた違ったバーゼルの観光気分が味わえるはず!基本的に無休なのでいつ訪れてもOKですが、紅葉の季節に街を眺めながらブルダーホルツ水道塔までお散歩するのがオススメです。階段はちょっと辛いですが、頑張って階段を上がって景色を堪能してくださいね。

22.ラインの渡し舟

バーゼル観光において重要な存在といえばライン川です。ライン川沿いにはいくつもの観光スポットがありますが、このライン川自体も人気の観光地。真夏になると水泳大会が開かれ、バーゼル市民はライン川を泳いで渡るんですよ。

ライン川を見ていると、かわいらしい4隻の渡し舟がプカプカと浮いている風景が印象的です。今となっては5つの橋がライン川に架かっていますが、かつてはその橋も1本しかない時代がありました。その頃に活躍したのがライン川の両岸を渡す船の存在。両岸に渡されたロープに繋がれた船が、川の流れでスイーっと移動していきます。

とてもアナログな方法ですが、この船に乗って対岸まで渡ることがとても楽しい体験だと思いませんか?ほんの数分間の間ですが、日本ではなかなかできない体験にワクワクするはず。バーゼルの街並みを眺めながらライン川の遊歩道を歩くのも、とっても気持ちが良いですよ。

23.バーゼル薬学歴史博物館

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バーゼル旧市街のバルフュッサー広場の近くに建つバーゼル薬学歴史博物館は、14世紀に公衆浴場として建てられた歴史的な建物ツム・フォーデレン・ゼッセルにあります。この建物には錬金術師パラケルススや画家のホルバインが集っていたのだとか。中世によくみられた薬局の様子を再現している部屋や、薬壷として使われていた陶器、薬に関しての資料や絵画作品など様々な展示物に出会えます。

ヨーロッパではハーブによる自然療法が多用されてきましたが、バーゼルに観光にへれた際に薬局へ行って見ると、ハーブをベースにした薬が多いことに気づくことでしょう。館内には昔の薬局を再現したハーブのお店もあるんです。博物館のオリジナルハーブティはバーゼル観光のお土産にもぴったり。女性に喜ばれそうな石鹸や化粧品などもありますよ。博物館見学はもちろんですが、買い物目当てに立ち寄りたくなる観光スポットです。

24.バーゼル漫画ミュージアム

日本のアニメや漫画は世界で知られていますが、海外にはどんな漫画があるのか気になりますよね。スイスの漫画を紹介するバーゼル漫画ミュージアムへ観光に行ってみませんか?ライン川にほど近いザンクト・アルバン=フォルシュタット通りに面して建つこじんまりとした建物は、ヘルツォーク&ド・ムーロンのデザインです。観光で海外を訪れた際、現地の情報収集のために新聞を買うという方もいるでしょう。新聞に掲載されている4コマ漫画なら、文字が読めなくても絵でなんとなく事柄がわかるものですよね。

バーゼル漫画ミュージアムは、バーゼルの新聞に掲載されていた風刺漫画をメインに、約3400点の原画を所蔵中。政治的な風刺画の他にも面白いイラストなどの展示もありますよ。特別展も開催されているので、漫画に興味のある方は観光に訪れてみてはいかがでしょうか。

25.バーゼル中央駅

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バーゼルの玄関口バーゼル中央駅は、バーゼル市街の南に位置している大きな駅です。バーゼルからスイス国内だけでなく、ドイツやフランスに向かう列車も出ています。スイスの首都チューリッヒへの便や、チューリッヒ空港へもSBBを使えば楽々移動です。他国からバーゼルへ観光にやってくるときはSBBを使う方も多いでしょう。バーゼルを起点にした他都市への日帰り観光もオススメです。ベルンなら50分ほどで到着しますよ。

バーゼル中央駅の構内には売店や食堂の他に両替所も揃っています。バーゼル滞在時に両替がしたくなったときは駅を思い出しましょう!大きな荷物を持って観光するときは、手荷物預り所を利用すると便利です。駅の中にはスイスのスーパーチェーン、ミグロがあり、バーゼルのちょっとしたお土産を買う時にオススメ。土日に営業しているお店がいくつか入っていることも旅行客に嬉しいですよね。

◎まとめ

三国国境のある街バーゼルから、足を伸ばしてドイツのヴィトラ・デザインミュージアムへ行ってみるのもオススメです。バスですぐなのでバーゼルの建築やアートを鑑賞した後はセットで観光に行くと充実したプランになりますよ。スイスの地方都市とはいえ、バーゼルはとても魅力溢れる観光地です。鑑賞スポットが多いので数日滞在してゆっくりと観光しましょう。周辺の豊かな自然と都会的な建物の対比もおもしろく、街歩きをするとたくさんの発見に出会えますよ。

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