三国国境の都市・バーゼルに行くならここ!おすすめ観光スポット25選

三国国境の都市・バーゼルに行くならここ!おすすめ観光スポット25選

スイスの都市バーゼルは、ライン川沿いに位置する歴史豊かな観光都市です。スイス、ドイツ、フランスの3か国に接する国際的な街でもあり、年間を通じて多くの観光客が訪れます。

また、バーゼルは中世から文化の発展に寄与してきた都市であり、建築都市としても名高い場所です。市内には世界的に有名なバーゼル出身の建築家による作品が点在。数多くの博物館や美術館が集まっており、観光スポットの充実がバーゼルの魅力をさらに引き立てています。

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三国国境の都市・バーゼルに行くならここ!おすすめ観光スポット25選

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1.バーゼル市庁舎

バーゼル市庁舎(スイス)

バーゼル旧市街のマルクト広場に面する「バーゼル市庁舎」は、バーゼルを象徴する観光スポットです。鮮やかな赤色の壁面には、色彩豊かなフレスコ画が描かれており、緑や青のアクセントが加わることで、とても華やかな印象を与えています。大きな時計塔や金色に輝く尖塔があり、ゴシック様式の美しい建築として多くの観光客を魅了しています。

バーゼル市庁舎は、バーゼルがスイス連邦に加盟した1501年を記念して、1504年から10年の歳月をかけて建造されました。震災による損壊を経て、増改築が行われ現在の姿となりました。500年以上の歴史を持つこの建物では、観光の際に代表議会室の見事な絵画も必見です。

2.マルクト広場

マルクト広場(バーゼル )

バーゼル市庁舎前に広がる「マルクト広場」は、バーゼル観光の中心地。マルクト広場をスタートしてバーゼルのあちこちを観光すると良いでしょう。マルクト広場では日曜を除く毎日朝6時から13時頃まで市場が立つため、早朝から多くの人が集まり賑やか所です。

新鮮な野菜や果物、チーズやパンの店など、バーゼルの地元のお店がズラリと並びますよ。試食をしながら実際に食材を買って帰るのもいいですよね。並んでいる食材を見ているだけでもテンションが上がってしまいますよ。中にはサクっと食べられるソーセージの屋台など軽食の店もあるので、朝ごはんを目的に訪ねるのもよいでしょう。

マルクト広場周辺にはカフェも集まっています。ぼんやりと窓から広場の風景を眺めるという時間の過ごし方もオススメです。道ゆく観光客や通り過ぎていくトラムなど、バーゼルならではの風景を楽しみましょう。早めに行くと品揃えも良いので頑張って早起きを!

3.バーゼル大聖堂

バーゼル大聖堂(スイス)

バーゼル旧市街で市庁舎と並ぶ観光名所のひとつが、壮大な「バーゼル大聖堂」です。大聖堂前に立つと、その迫力に圧倒されることでしょう。12世紀にロマネスク様式で建設されたものの、1356年の震災で倒壊し、現在の建物はゴシック様式で再建されたものです。

大聖堂内は見学可能で、ライン川沿いの展望スペースからはバーゼルの美しい景色を一望できます。塔の頂上まで登れば、天気の良い日にはスイスからドイツの「黒い森」まで見渡せます。また、祭壇を囲むステンドグラスがとても美しく、重厚で趣深い建築を堪能できます。

大聖堂に隣接する修道院の中庭も魅力的で、散策にもおすすめです。大聖堂はバーゼル市立美術館から徒歩すぐの場所にあるので、観光の際は一緒に訪れてみてください。

4.シュパレン門

シュパレン門(バーゼル)

「シュパレン門」はバーゼル旧市街の入り口に立つ門で、ファンタジーの物語に出てきそうな中世風の風貌が魅力的です。重厚な鉄の柵が、かつて要塞としての役割を果たしていた歴史を感じさせます。この門は14世紀に建設されたバーゼル市のゲートで、19世紀に市壁が取り壊された際にも保存された重要な歴史的建造物です。

門をくぐれば、かつて賑わっていたバーゼルの街の雰囲気を想像できます。バーゼルには、このシュパレン門以外にも同じ時代に造られた門が2つ残っているので、あわせて観光してみるのもおすすめです。門の表と裏で異なるデザインが楽しめるため、両側から眺めてみましょう。

シュパレン門のすぐ近くにはトラムの停留所があり、アクセスも非常に便利。周辺には高級ホテルからリーズナブルな宿泊施設まで揃っており、シュパレン門周辺に滞在すればバーゼル中心部への観光の起点としても便利です。

5.バーゼル大学

バーゼル大学(スイス)

「バーゼル大学」は1460年に創立され、ピウス2世法王の署名により大学となりました。スイス最古の大学としても知られているので、バーゼルの観光スポットでは外せない存在。心理学者のユングはバーゼル大学医学部の卒業生であり、かつては教鞭をとっていたことも。ユングの出身校と聞くとちょっと観光に行ってみたくなりませんか?

他にも哲学者のニーチェが先生だった時代もあったんですよ。歴史ある大学は世界中の留学生の憧れの的であり、今も多くの優秀な人材を輩出しています。現在のバーゼル大学は天文学や地球科学で有名です。

あちこちに点在するキャンパスの中でも、バーゼルの中心部であるペーター広場に面して建つキャンパスが特に目を引きます。箱型の平面的な建物のようでいて、中には気持ちの良さそうな中庭があるとても変わった建築です。バーゼルには有名建築物が多いので、建築散歩をメインに観光すると楽しいですよ。

6.ドライレンダーエック(三国国境)

ドライレンダーエック(三国国境)

出典: By Taxiarchos228, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5468091 (CC BY-SA 3.0)

バーゼルはスイス・ドイツ・フランス3つの国境を持つ都市です。バーゼルの中心部からライン川を少し下った所に、この三国国境を表す大きなモミュメント「ドライレンダーエック」が立っています。実際の国境はこの場所ではないのですが、バーゼルが三国国境の都市であることを象徴する印象的な形のモミュメントとして、バーゼルでは人気の観光スポットとなっています。

スイス、ドイツ、フランスの三つの国旗が描かれた三国国境のモミュメントを背景に、観光の記念ショットを撮影しましょう!モニュメントのすぐそばには隣接するドイツのヴァイル・アム・ラインと、フランスのユナングが見えています。3つの国が一度に見えるという不思議な光景はバーゼルならではですよ。モミュメント近くにはライン川クルーズの船着場や、観光客に人気の船上レストランなどもあります。そちらも観光プランに加えてみてはいかがでしょうか。

7.バーゼル市立美術館

バーゼル市立美術館(スイス)

出典: User:Mattes - 自ら撮影, CC BY 2.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20851345による (CC BY 2.0)

芸術の街バーゼルには、約40もの美術館や博物館があり、アート巡りが好きな方にはぴったりの観光地です。中でも「バーゼル市立美術館」は約700年にわたるコレクションを誇り、4000点以上の絵画を所蔵する、ヨーロッパ屈指の美術館です。1661年に一般公開され、世界で最も歴史のある公立美術館ともいわれています。

バーゼル市立美術館の見どころは、世界最大規模のハンス・ホルバインのコレクションや、スイス出身の画家アルノルト・ベックリンの代表作『死の島』です。また、オスカー・ココシュカの『風の花嫁』や、アンリ・ルソーの名作も鑑賞できます。

8.ティンゲリー美術館

ティンゲリー美術館(バーゼル)

出典: By Taxiarchos228 - Own work, FAL, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34595607

「ティンゲリー美術館」は、スイス出身でバーゼルに拠点を置いて活動していた芸術家ジャン・ティンゲリーの作品を収蔵する美術館です。ティンゲリーは、同じく芸術家であったニキ・ド・サンファルと結婚していたことでも知られています。

ライン川沿いに建つこの美術館は、建築家マリオ・ボッタの設計による特徴的な建物で、メガネのようなユニークな屋根のデザインも見どころです。建物自体もアート作品のようで、観光で訪れる価値があります。美術館の庭にある池には噴水があり、ティンゲリーによる独特なオブジェが配置されています。

ティンゲリーの作品は、「動く芸術」とも称されるキネティック・アートで有名です。廃材や鉄などを素材にしたオブジェがユニークに動き、まるでチャーミングな生き物のようです。そのユーモラスな動きは子供にも楽しめるため、家族での観光にもおすすめです。また、バーゼルの街中にもティンゲリーの手がけた噴水作品が点在しているので、街を歩きながら作品を探すのも楽しいでしょう。

9.スイス建築博物館

スイス建築博物館(バーゼル)

出典: By Basmus - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4032439 (CC BY-SA 3.0)

バーゼルは芸術や文化の都市として知られていますが、中でも建築においては特に突出した街と言えます。マリオ・ボッタを始め多くの有名建築家を生み出したバーゼルは、ただ歩いているだけでも素晴らしい建築物に出会うことができる街です。

バーゼルの街が歩んできた建築の歴史についてもっと触れるなら、「スイス建築博物館」へ行ってみましょう。1984年に設立されたスイス建築博物館では、これまでにバーゼル出身の建築家の作品をはじめ、国内外の様々な展示を開催してきました。

博物館は比較的早い時間に閉まるため、観光で訪れた際に閉館時間を気にして慌てて出てしまったという経験があるのではないでしょうか。スイス建築博物館では、毎週木曜日の閉館時間が夜8:30まで延長されています。他の観光スポットを周った後でも立ち寄れるのは観光客に嬉しいですよね。バーゼル大聖堂やティンゲリーの噴水なども近いので合わせてどうぞ。

10.バーゼル民族文化博物館

バーゼル民族文化博物館(スイス)

19世紀に作られた歴史的な「バーゼル民族文化博物館」は、2011年にバーゼル出身の建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンによって拡張改装されました。特徴は建物の上にポンと置いたようなこのギザギザの屋根。もちろんこの屋根の部分も展示スペースとして使用されています。

バーゼル民族文化博物館では1849年からコレクションが収集されており、美術品は30万点を超える数を所蔵しています。たくさんの博物館を有するバーゼルの観光には、やはり博物館巡りが欠かせませんよね。バーゼル民族文化博物館ではヨーロッパだけでなく、アフリカやアジアなど他国の伝統美術について知ることができる特殊な博物館です。各国の民族的背景が感じられる貴重なトラディショナル・アートに触れられますよ。バーゼル民族文化博物館を訪れることで、他国への観光意欲が湧いてくるかもしれませんね。展示内容はもちろんですが、建築空間も観光ポイントです!

11.ノバルティス・キャンパス

ノバルティス・キャンパス

出典: Von MBxd1 - Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=118443701 (CC BY-SA 4.0)

バーゼルにある「ノバルティス・キャンパス」は世界的に知られる薬剤メーカー、ノバルティスの本社です。この建物は2001年から進められているキャンパスプロジェクトと呼ばれる計画の一つで、30年かけて40以上の建物を建てるという壮大なもの。キャンパス内の建物は、フランク・O・ゲーリーや安藤忠雄、レンゾ・ピアノなど世界から集まった有名建築家が担当しています。

キャンパスプロジェクト第1号建築は、ブルーカラーを基調に赤や黄色などカラフルなガラスが目を引くディナー&ディナーの作品。ディナー&ディナーはバーゼルを拠点に展開する建築事務所です。月曜から金曜7:00〜19:00は、屋外スペースのほか、ショップ、カフェ、レストランなどに観光客も入場できます。バーゼル観光の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

12.聖アントニウス教会

聖アントニウス教会(バーゼル)

出典: Von Ikiwaner - Selbst fotografiert, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=2469778 (CC BY-SA 3.0)

バーゼルの街にある印象的な建築物の中でも、「聖アントニウス教会」は一風変わった存在です。バーゼルを観光中にこの建物を目にしても、すぐには教会と気づかないかもしれません。

一般的に教会といえば、高くそびえる塔や華やかな装飾を想像しますが、聖アントニウス教会はモダンなコンクリート造りで、その見た目も現代的です。

聖アントニウス教会(バーゼル)

出典: By Gestumblindi - Own work, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1884663

この教会は、スイスの建築家カール・モーザーによって1927年に設計されました。建物を囲むように配置された縦長の大きなステンドグラスが特徴で、外観だけでも印象的ですが、内部から見るとその美しさがさらに際立ちます。

観光の際にはぜひ教会内部も見学してみましょう。直線的なデザインが随所に見られ、清潔感のあるモダンな礼拝空間が広がっています。特にパイプオルガンのデザインにも注目してみてください。バーゼルの観光では、歴史ある建物と近代的な建築が共存する独自の街並みを楽しむことができます。

13.アクテリオン・ビジネス・センター

バーゼルのアクテリオン・ビジネス・センター(アクテリオン本社)

出典: By Ingenieurlösungen - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15975558 (CC BY-SA 3.0)

「アクテリオン・ビジネス・センター」は、思わず足を止めてしまうほどの存在感を持つ建築スポット。2017年にジョンソン・エンド・ジョンソン社に買収された、製薬会社アクテリオン社の建物です。まるでジェンガを立体化したかのようなユニークなデザインが特徴で、周囲の景観と調和しながらも、際立った形状は観光客や地元の人々に新たな視点を提供しています。

デザイン設計を担当したのは、バーゼル出身の建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンで、彼らは日本の東京青山にあるプラダの建物でも知られています。世界各国に彼らが手がけた建築物があり、完成するたびに注目を集めています。

ヘルツォーク&ド・ムーロンの建物は、バーゼルの街の中でいくつか見ることができます。それぞれ異なる個性を放っているので、彼らの建築を探しながら散策するのもおすすめです。アクテリオン・ビジネス・センターは外観のみの観光となりますが、場所によって見え方が異なるため、周囲をぐるっと観察してみてくださいね。

14.バーゼル自然史博物館

バーゼル自然史博物館

出典: By Ghedoghedo - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49653992 (CC BY-SA 4.0)

なんと斬新な展示方法でしょう!他の展示室でも動物たちが扉から顔を覗かせる場面があり、ユニークな写真が撮れそうですね。こちらは「バーゼルの自然史博物館」。単に動物の剥製が並んでいるだけではなく、展示に工夫が施されています。

動物や昆虫の面白い展示が豊富なので、子供連れの観光にもぴったり。もちろん大人も童心に返って楽しめる空間です。観光の記念撮影をするなら、屋外の恐竜の模型と一緒にハイチーズ!

自然史博物館はバーゼルの人気スポットで、市民にも長年愛されています。展示のレイアウトや装飾がスタイリッシュで、時には子供の目線で、時には大人も夢中になるような展示が展開されているのが特徴です。また、バーゼルには動物園もあるので、観光の際は時間に余裕を持ってセットで楽しんでくださいね。

15.シャウラガー美術館

シャウラガー美術館(バーゼル)

出典: By Hans Peter Schaefer, www.reserv-a-rt.de - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=395133 (CC BY-SA 3.0)

バーゼルの「シャウラガー美術館」は、見るだけで不思議な魅力を放つ現代美術館です。前後で異なる外観を持ち、一言で形容するのが難しい独特な存在感があります。この建築を手掛けたのは、バーゼル出身の有名建築家コンビ、ヘルツォーク&ド・ムーロンで、バーゼルの観光をしているとこの名前をよく目にすることでしょう。

シャウラガー美術館には、エマニュエル・ホフマン財団が所有する600点以上の現代アートコレクションが収蔵されています。正面に立つと、スクリーンが2つと家のような構造が見え、その内部構造がさらに興味をそそります。館内では、一般公開されている企画展や常設展が1階と地下に分かれて展示されています。

バーゼル観光の際には、このユニークなシャウラガー美術館でアート鑑賞を楽しんでみませんか?市内からはトラムで「シャウラガー駅」で下車すればアクセスも便利です。

16.バーゼル製紙印刷博物館

バーゼル製紙印刷博物館

「バーゼル製紙印刷博物館」は、製紙、印刷、製本に関する豊富な資料を収蔵した博物館です。元々は水車小屋として使用されていた建物で、今でもその水車が残っています。観光の際には、この水車もぜひチェックしてみてください。

博物館の展示では、バーゼルの印刷技術の歴史を詳しく知ることができます。製紙工房を再現したエリアでは、スタッフが18世紀後期の紙すきを実演していることもあり、金属活字の鋳造実演も見逃せません。金属を流して活字を作る作業は、なかなか見る機会がない貴重な体験です。さらに、紙すき体験をはじめとする体験コーナーもあるので、事前に公式サイトでイベント情報を確認することをおすすめします。

また、観光の際にはお土産も重要ですよね。ミュージアムショップでは、手すきの紙やかわいいノートなどが販売されており、バーゼル観光の思い出を持ち帰る自分土産としても最適です。

17.バイエラー財団美術館

バイエラー財団美術館(バーゼル)

バーゼル中心部の観光を終えたら、郊外のリーヘンにある「バイエラー財団美術館」へ行ってみましょう。美術館巡りを目的に、あちこちを観光するのも贅沢な時間の過ごし方ですよね。

バイエラー財団美術館は、レンゾ・ピアノによる緑に囲まれた美しいガラス建築が特徴です。館内に差し込む光を計算して設計されたガラス構造は、レンゾ・ピアノの得意技。柔らかな光は作品をより美しく引き立ててくれますし、窓からの風景もまた一つの作品のようです。訪れる季節によって、四季折々の景色を楽しむことができます。

この美術館には、敏腕ディーラーとして名を馳せたバイエラー氏のコレクションを約200点所蔵しています。セザンヌやピカソ、ミロといった有名アーティストの作品から現代アートまで、幅広いラインナップが魅力。美術館への道のりは、バーゼル郊外ののんびりとした風景を楽しみながら歩くのもおすすめです。

18.バーゼルおもちゃの世界博物館

バーゼルおもちゃの世界博物館

出典: Von Swmb user (Diskussion) - selbst fotografiert, Bild-frei, https://de.wikipedia.org/w/index.php?curid=6912165

バーゼル中心部にある「バーゼルおもちゃの世界博物館(トイワールド・ミュージアム)」は、バーゼルの人気観光地の一つです。ここには、世界最大級の2500体以上のテディベアコレクションが所蔵されており、イギリスやアメリカなど、世界各国から集められたテディベアたちが並ぶショーケースは、テディベア好きにはたまらない空間です。

このミュージアムのもう一つの魅力はドールハウス。主に19世紀から20世紀の生活風景が再現されており、その精巧さには驚かされます。店舗を再現したものには賑やかな市場の風景やパン屋、魚屋、ブティックなどがあり、小さな家具や食器、衣装に至るまで本当に細部まで丁寧に作られています。どの展示室も子供から大人まで楽しめる観光スポットであり、特別展も開催されているため、観光客だけでなくバーゼルの人々も大勢訪れています。

19.キルシュガルデン博物館

キルシュガルデン博物館(バーゼル)

出典: Von Peter Portner - Historisches Museum Basel, Gemeinfrei, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=49818668

バーゼルの高級住宅街に位置する「キルシュガルデン博物館」は、バーゼル市内に点在する歴史博物館の一つ。18世紀から19世紀のバーゼルの生活文化を中心に紹介しています。

中でも、15世紀から19世紀にかけて西ヨーロッパで製作された時計のコレクションは素晴らしく、観光客に人気です。スイスは時計の国として知られており、柱時計や置き時計、細かい装飾が美しい懐中時計など、数少ない貴重なコレクションに目を奪われることでしょう。

この博物館で必見の観光ポイントは、ルイ14世の肖像画がはめ込まれた置き時計です。正面と裏側には美しい永久カレンダーがデザインされており、スイスの保険会社がこの時計に付けた値段はなんと約18億円というから驚きです!他にも18世紀の絵画や家具、陶磁器などが続きます。お屋敷観光に来た気分で、あちこちの部屋を覗いて回ると楽しいですよ。

20.バーゼル歴史博物館(バールフュッサー教会博物館)

バーゼル歴史博物館(バールフュッサー教会博物館)

「バーゼル歴史博物館(バールフュッサー教会博物館)」も、キルシュガルデン博物館と並ぶ、バーゼルの歴史博物館の一つです。バーゼル旧市街の中心部に位置しているので、観光途中に一度は目にすることでしょう。外観通り、元は14世紀に建てられたフランシスコ派の教会でした。現在はバーゼルの中世後期から現代までの歴史に関する様々な資料が展示されています。

バーゼルの古地図や昔使われていた貨幣をはじめ、死の舞踏をテーマにした美術作品やバーゼル大聖堂の宝物など、貴重なコレクションを収蔵。教会の中が展示空間になっているというだけでも、観光する価値があります。また、現代アートの展示イベントも開催されています。

バーゼル歴史博物館は、バーゼルの街を長い間見つめた歴史的な教会と芸術作品が同時に楽しめる観光スポットです。

21.ブルダーホルツ水道塔

ブルダーホルツ水道塔(バーゼル)

数あるバーゼル観光スポットの中でも、ちょっとマニアックな観光地へ行きたい!という方は「ブルダーホルツ水道塔」へ行ってみましょう。アクセスはバーゼル中心部からトラム15番か16番の終点ブルダーホルツ駅を下車し、しばらくすると水道塔へ続く丘が見えてきます。

ブルダーホルツ水道塔は、1815年にスイスの永世中立を記念して建てられた高さ約36mの塔。164段の螺旋階段を上ると、塔の上の展望台にたどり着きます。展望台からは360度パノラマのバーゼル市街が見渡せますよ。バーゼルの街中からではなく、少し離れた場所から眺めてみるとまた違ったバーゼルの観光気分が味わえるはず!

基本的に無休なのでいつ訪れてもOKですが、紅葉の季節に街を眺めながらブルダーホルツ水道塔までお散歩するのがオススメです。階段はちょっと辛いですが、頑張って階段を上がって景色を堪能してくださいね。

22.ラインの渡し舟

ライン川の渡し舟(バーゼル)

バーゼル観光において、ライン川は重要な存在です。ライン川沿いには多くの観光スポットが点在していますが、ライン川自体も人気の観光地です。真夏になると水泳大会が開かれ、バーゼル市民はライン川を泳いで渡ることもあります。

ライン川を眺めていると、かわいらしい渡し舟がプカプカと浮かんでいる風景が印象的です。現在は5つの橋がライン川に架かっていますが、かつてはその橋が1本しかない時代もありました。その頃に活躍したのが、ライン川の両岸を渡す船の存在です。両岸に渡されたロープに繋がれた船が、川の流れでスーッと移動していきます。

このアナログな方法で対岸まで渡ることは、非常に楽しい体験です。ほんの数分間ですが、日本ではなかなかできない経験にワクワクすることでしょう。また、バーゼルの街並みを眺めながらライン川の遊歩道を歩くのも、とても気持ちが良いですよ。

23.バーゼル薬学歴史博物館

バーゼル薬学歴史博物館

出典: By Paunima - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=79503243 (CC BY-SA 4.0)

バーゼル旧市街のバルフュッサー広場近くにある「バーゼル薬学歴史博物館」は、錬金術師パラケルススや画家ホルバインが集っていたといわれている場所で、14世紀に公衆浴場として建てられた歴史的建物「ツム・フォーデレン・ゼッセル」にあります。館内には、中世の薬局を再現した部屋や、薬壷として使われていた陶器、薬学に関する資料や絵画など、多彩な展示物が揃っています。

ヨーロッパではハーブによる自然療法が古くから用いられており、バーゼルで薬局に立ち寄ってみると、ハーブをベースにした薬が多く見られることに気づくでしょう。館内には、昔の薬局を模したハーブのお店もあり、博物館オリジナルのハーブティーはバーゼル観光のお土産としても最適です。石鹸や化粧品も揃っているので、博物館見学だけでなく、ショッピング目的でも立ち寄りたい観光スポットですよ。

24.バーゼル漫画ミュージアム

バーゼル漫画ミュージアム

出典: By Cartoonmuseum Basel - Kathrin Schulthess, Basel, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=98519041 (CC BY-SA 4.0)

日本のアニメや漫画は世界的に有名ですが、海外にはどんな漫画があるのか気になりますよね。スイスの漫画を紹介する「バーゼル漫画ミュージアム」で、海外漫画にふれてみませんか?バーゼル旧市街のザンクト・アルバン=フォルシュタット通り沿いにある小さな建物が、風刺漫画ミュージアムです。

海外旅行で現地の新聞を手に入れる方もいるかもしれませんが、そこに掲載されている4コマ漫画は、文字がわからなくても絵で内容を理解できるものが多いですよね。バーゼル漫画ミュージアムには、バーゼルの新聞に掲載されていた風刺漫画を中心に、約3400点の原画が収蔵されています。政治風刺画のほか、ユーモラスなイラストも展示されており、楽しめる内容です。

特別展も随時開催されているため、漫画に興味がある方には特におすすめの観光スポットですよ。

25.バーゼルSBB駅

バーゼルSBB駅

バーゼルの玄関口「バーゼルSBB駅」は、市街地南部に位置する大規模な駅で、バーゼルからスイス国内の都市だけでなく、ドイツやフランスへの列車も発着しています。スイスの首都チューリッヒやチューリッヒ空港へもSBBを利用すれば便利に移動できます。他国からバーゼルに観光に訪れる際にSBBを利用する方も多く、バーゼルを拠点にした他都市への日帰り観光もおすすめです。たとえば、首都ベルンなら約50分でアクセス可能です。

バーゼルSBB駅の構内には売店や食堂のほか、手荷物預かり所、両替所も完備。バーゼル滞在中に両替が必要な場合にも、駅を活用できます。駅内にスイスのスーパー「ミグロ」や、日曜日も営業している店舗がいくつかあるため、バーゼルらしいお土産が購入できると旅行者に好評です。






◎スイス「バーゼル」のおすすめ観光スポットまとめ

バーゼル市電(路面電車)

バーゼルには、路面電車のバーゼル市電が走っています。スイスの地方都市ながら、多彩な魅力が詰まったバーゼルには観光スポットが豊富なので、数日滞在してゆっくりと楽しむのが理想的でしょう。

またバーゼル周辺では、豊かな自然と洗練された都市建築の対比も楽しめます。街を散策しながら、このコントラストが生み出す独自の雰囲気を感じ取るのも素敵な体験です。歩くたびに新たな発見があり、バーゼルの奥深さを堪能できます。

さらに、バーゼルは、三国国境の街。少し足を延ばして、ドイツの「ヴィトラ・デザイン・ミュージアム」を訪れるのもおすすめです。バーゼルからバスですぐの距離にあり、バーゼル市内の建築やアートを堪能した後に組み合わせると、充実した観光プランになりますよ。

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