昔ながらのスウェーデンの街並み!マルメのおすすめ観光スポット10選

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昔ながらのスウェーデンの街並み!マルメのおすすめ観光スポット10選

スウェーデン第3の人口をもつ都市でありながら、1日でも十分に観光スポットを回れるコンパクトな街。それが、スウェーデンの南西端に近いマルメです。しかし、コンパクトだからといって侮るなかれ。スウェーデンの昔ながらの街並みが残されている旧市街を中心に、マルメには多数の見どころが存在します。

またマルメは、デンマークの首都コペンハーゲンからも日帰りできる距離にあるのが魅力のひとつ。スウェーデンを旅行する方はもちろん、デンマークを旅行する方にも、気軽に訪れてみて欲しい街です。

この記事では、そんなマルメのおすすめ観光スポットを10ヶ所、ご紹介します!

目次

昔ながらのスウェーデンの街並み!マルメのおすすめ観光スポット10選

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1.マルメ城

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マルメ中央駅から15分ほど歩いた先に、周りを堀に囲まれたマルメ城が堂々と鎮座しています。要塞と呼ぶ方がふさわしいようながっしりとした雰囲気のお城で、かつては牢獄として利用されていた歴史もあります。

現在は、マルメの自然や歴史、アートを紹介する総合博物館となっており、観光客だけでなく、地元の家族連れが訪れることも多いスポットです。デンマークにもほど近いスウェーデンの街、マルメをじっくりと知ることができる場所ですよ。

ただし、博物館の内部は広く、全てを見て周るとかなり時間がかかります。周辺の公園は季節ごとの花が咲いたりもする憩いの場となっているので、お城のまわりをぶらりと散策するだけでも、充分楽しめる観光スポットといえるでしょう。

2.大広場

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マルメ旧市街の中心といえるのが、大広場です。マルメ中央駅から歩いて旧市街方面に向かえば、ほどなくして辿り着くことができます。

マルメ観光の中心でもあるこの広場の周辺には、後ほどご紹介する観光スポットのうちのいくつかも存在しています。その他にも、1571年創業のスウェーデンの老舗薬局であるライオン薬局をはじめ、ホテルや飲食店、土産物屋などが集まっています。また、この広場からは、多数のお店が立ち並ぶ歩行者天国「スーデルガータン通り」も続いています。

大広場といっても穏やか雰囲気で、マルメ観光の休憩がてら、のんびりと過ごす場所としてもオススメです。

3.マルメ市庁舎

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大広場に面して建つマルメ市庁舎は、マルメの街の顔といえます。先に挙げたライオン薬局と同様、現在も市庁舎として使われている歴史ある建築物なんですよ。

赤茶色のレンガ造りとシンメトリー(左右対称)なデザインが美しく、晴れた日には青空によく映えます。そのため、大広場から写真を撮ろうとする観光客も多く、マルメでも有数のフォトスポットとしても知られています。マルメ観光に来た記念に写真を撮りたいのであれば、まずはこの市庁舎を写真に収めてみましょう。

4.聖ペトロ教会

出典: Guillaume Baviere

マルメ市庁舎の東側には、これまた古めかしい雰囲気の時計塔が見えることでしょう。この時計塔は、マルメで最も有名な教会、聖ペトロ教会のものです。目印ともなっている時計塔は19世紀に再建されたものですが、聖ペトロ教会自体は、14世紀初頭に建築が開始されました。マルメでもとりわけ古い建築物で、当時のスウェーデンで用いられていた建築様式を色濃く残しています。

内装は白をベースにした、シンプルで落ち着きのあるものとなっています。ゴシック様式ならではの天井のアーチや祭壇画、レリーフ、建立当初から残っている壁画など、見どころもたくさん。外観だけでなく、ぜひ内部にも足を踏み入れていただきたい観光スポットです。

5.リラ・トリィ広場

出典: David Hall

大広場のすぐ近くには、もうひとつの広場、リラ・トリィ広場があります。

大広場よりひとまわり小さめの広場で、ここは特に飲食店が多く、ストートリィ広場に劣らない賑やかさを誇ります。広場の周囲にはかわいらしいデザインの建物が並び、広場の中にもオープンカフェなどが出店しています。マルメ観光の途中に食事をしたり、小休止を取ったりするのにはぴったりのスポットです。

また、特に日の長い夏期の夜には、観光客だけでなく、夕食やお酒を楽しむ地元の人もこの広場に集まります。せっかくの旅行だから地元の人々の様子を肌で感じたい、地元の人とコミュニケーションを取りたいという方にもおすすめですよ!

6.マルメ市立図書館

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マルメ中央駅から旧市街を抜けた先にある、マルメ市立図書館。図書館とあって利用しているのは専ら地元住民であり、一見、観光スポットとは思えないかもしれませんが、この図書館が観光スポットとなっている所以は、旧館と新館のデザインの違いにあります。

旧館は歴史を感じさせる外観である一方、新館は一面ガラス張りとなっており、北欧デザインを感じさせる開放感あふれる建物となっています。言わば、スウェーデンで発展してきたデザインの歴史を、この図書館で垣間見ることができるようになっているのです。

観光客でも、館内に入ることができます。ガラス張りの新館は晴れた日には陽光がよく取り込まれ、また、数は少ないものの日本語の本も置いてあるので、旅行先でゆったりと読書を楽しむというちょっと贅沢な時間を過ごせますよ。

7.モレヴォン広場

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マルメは、スウェーデンでも有数の多国籍都市でもあり、様々な国からの移民が暮らしています。その雰囲気を感じることができる観光スポットが、モレヴォン広場です。

モレヴォン広場では定期的に青空市場が開催されていて、野菜や果物、生花などの生鮮品を安く手に入れられます。また、広場周辺には中東やアジアをはじめとする各国の郷土料理用の食材なども、豊富に売られています。そのため、マルメのグローバルな一面を楽しみたい方の他にも、旅行中に自炊を行う方にとっても行く価値のある観光スポットです。

なお、最寄り駅はマルメー中央駅から一駅の、マルメ・トリアンゲルン駅となります。

8.ガムラ・ヴェスター

出典: News Oresund

スウェーデン語で「昔の西(側)」という意味のとおり、マルメ市街の西端に位置するエリア、ガムラ・ヴェスター地区。あまり観光スポットには思えない場所かもしれませんが、「マルメの街並みをもっとじっくり堪能したい!」という方におすすめの場所です。

ガムラ・ヴェスター地区は、伝統的な建物が残されているマルメの中でも、とくに小さめの一般的な家屋がよく保存されていて、一般市民の生活の歴史がうかがえるエリアです。立ち並ぶ家はカラフルでかわいらしく、写真撮影スポットとしても人気なんですよ。

かつては大幅に現代化されそうになったこともあるそうですが、現在ではこじんまりとしたカフェやギャラリーなどが点在しています。ゆっくりと散策しながら、隠れた穴場のお店を見つけるのもまた一興です。

9.ターニング・トルソ

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歴史的建造物が多いマルメですが、世界的な観光スポットとなっている現代建築もあります。ターニング・トルソと呼ばれている、マルメの港湾部にそびえる高層ビルです。

マルメのどこからでも見える存在感たっぷりのこのビルは、高さが193m。北欧諸国ではもっともノッポとされていますが、それ以上に最大の特徴はデザインにあります。「ターニング」という言葉に違わず、上に伸びるにつれねじれていき、1階と最上階ではちょうど90度の違いが出るようになっています。主にマンションとして使われているため、観光客が中に入ることはできませんが、外観だけでも十分に一見の価値ありです。

また、この建物の近くにはビーチもあるので、春や夏であれば、立ち寄って北欧の海を眺めたり体感したりするのもいいですよ。

10.フォルム/デザインセンター

出典: Eoghan OLionnain

ターニング・トルソのような現代北欧デザインをもっと楽しみたい!という方のために、最後におすすめしたいのがこちらのフォルム/デザインセンター。リラ・トリィ広場の近くにある、カフェや展示場、ショップが併設された3階建ての施設です。

展示場では、北欧のデザイナーによる最新のファッションアイテムやインテリアが展示されており、気に入ったものがあれば実際に購入することもできます。3階のショップでは、お土産にもできそうなグッズも多数販売されているので、「展示されているものにはちょっと手が届かない」という場合でも、北欧ならではの買い物を楽しめるでしょう。

また、カフェの内装も北欧デザインにこだわっていて、北欧のインテリアに囲まれながら、あるいは実際に使用しながら、コーヒーや軽食を味わうことができます。まさに北欧デザイン尽くしの観光スポットですよ。

◎まとめ

マルメが観光地として人気な秘密は、スウェーデンの歴史ある風景から最新のデザインまでを、そのコンパクトな街並みの中で見ることができるからかもしれませんね。次に北欧を旅行される際には、スウェーデンの魅力がぎゅっと詰まったような街、マルメを訪れてみてはいかがでしょうか?

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