【世界遺産】周口店の北京原人遺跡とは?|人間のルーツに迫る

【世界遺産】周口店の北京原人遺跡とは?|人間のルーツに迫る

中国の北京の郊外にある「周口店の北京原人遺跡」。世界史で習った方も多いのではないでしょうか?北京原人遺跡は、中国北京市の周口店にある世界遺産です。

20世紀の初頭から発掘が始まり、北京原人の頭蓋骨が発見されてから発掘作業が本格化しました。周口店は北京の中心部から比較的近いので、観光で訪れるのにもオススメの観光スポットです。

それでは周口店の世界遺産の概要、アクセス、おすすめポイントと順を追って紹介していきます!

目次

【世界遺産】周口店の北京原人遺跡とは?|人間のルーツに迫る

周口店の北京原人遺跡とは?

周口店の北京原人遺跡

世界遺産の北京原人遺跡は、1929年に周口店で発見されました。遺跡は、約2万年前の山頂洞人の化石でした。しかし、戦禍によって山頂洞人と北京原人の化石や標本が散逸し、いまだに見つかっていないことから、20世紀の考古学界のミステリーとなっています。

中華人民共和国の成立後に、周口店での発掘・調査が再開され、多くの貴重な情報が得られ、世界遺産にも登録されました。これまでに、考古学の専門家によって、頭蓋骨、下顎骨、歯やその他の化石などが発掘されました。また、石器や火を使っていた痕跡なども発見されています。

北京原人はモンゴロイドで、男性は約156cm、女性は約144cmありました。主に狩猟や木の実を採取して生活していました。また、北京原人はすでに火を使用して調理するなど、火の扱い方に慣れていました。

周口店の北京原人遺跡へのアクセス

北京市の天壇の近くにある「天橋」バス停から836路のバスに乗り「周口店交差点」で下車、38路バスに乗り換えて「猿人遺跡」駅で下車します。それから周口店遺跡まで徒歩7分です。

周口店の北京原人遺跡のおすすめポイント①:周口店遺址博物館

中国の世界遺産「周口店の北京原人遺跡」の見どころの一つが、「周口店遺址博物館」です。この博物館は北京原人の生活のようすや人類の進化を化石や石器などを使って解説しています。北京原人がどのように石器や火を扱っていたのか、分かりやすく知ることができます。

博物館のエントランスには巨大な北京原人の像があります。迫力がいっぱいで写真を収めるのにピッタリのスポットです。

周口店の北京原人遺跡のおすすめポイント②:周口店遺址公園

「周口店の北京原人遺跡」には博物館以外にも、見どころがあります。それが「周口店遺址公園」。北京原人が生活していたであろうエリアを実際に歩くことができます。中でも「周口店遺址公園」実際に洞窟の中に入ることができるので、貴重な体験ができますよ。北京原人の頭蓋骨が発見された「猿人洞」と山頂洞人が発掘された「山頂洞」にも入ることができるんですよ。

また湖など景色が美しく、のどかにハイキングをすることができます。秋の紅葉も北京原人が眺めた景色なのかもしれませんね。自然の豊かさとロマンを同時に感じることができる世界遺産ですよ。

◎まとめ

中国の世界遺産「周口店の北京原人遺跡」をご紹介しました。人間の祖先の一種がこのような土地で生活していたと思うと、古代のさまざまなことに興味が湧くことでしょう。さらに「周口店遺址公園」は自然豊かな場所にあるので、身体を動かしたいというときにはちょっとしたハイキングにもオススメです。

ぜひ、中国・北京観光をされる際は、北京原人の足跡を探しに、「周口店の北京原人遺跡」へ訪れてみてはどうでしょうか。

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