最初に登録された世界遺産、ガラパゴス諸島の貴重な固有種を見に行こう!

画像出典:Pete (CC BY-SA 2.0)

最初に登録された世界遺産、ガラパゴス諸島の貴重な固有種を見に行こう!

ダーウィンが進化論の着想を得たことで知られる「ガラパゴス諸島」は、ユネスコの世界遺産リストに最初に登録された12のうちの1つ。南米エクアドルの西岸から1000kmほど西、太平洋の東部に位置する100を超える群島です。

3つの海流の合流点であるガラパゴス諸島は海洋生物の驚異的な範囲を有しており、火山の形成と活動は島々に素晴らしい景色をもたらしています。大陸と陸続きになったことがないガラパゴス諸島は、ここでしか見られない生態系とユニークな生物多様性があることから、いち早く世界遺産に登録され、さらに2001年にはガラパゴス海洋保護区を含める形で拡張登録されました。

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最初に登録された世界遺産、ガラパゴス諸島の貴重な固有種を見に行こう!

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ガラパゴス諸島はゾウガメの島

出典: David Adam Kess (CC BY-SA 3.0)

スペイン語の「Islas Galápagos」は、「ゾウガメの島」という意味です。そんな、まるで地球から離れた違う惑星にでも降り立ったかのようなガラパゴス諸島へご案内しましょう。

ガラパゴス諸島とは?

出典: Michael R Perry (CC BY 2.0)

赤道直下に位置するエクアドル領ガラパゴス諸島は、大小100を超える島々や岩礁で構成されています。それらのうち、有人島である4島の一部と空港エリアなど、約3%を除くほとんどは国立公園。世界自然遺産にも登録することで、貴重な自然と独自の進化を遂げた固有種などを保護しています。

出典: Maciej (CC BY-SA 2.0)

名称の由来にもなったガラパゴスゾウガメをはじめ、ガラパゴスリクイグアナ、ガラパゴスペンギン、ガラパゴスアシカなど多く存在する固有種は、ガラパゴス諸島の大きな魅力!世界中の自然愛好家や観光客が注目する世界自然遺産のガラパゴス諸島を巡るには、いろんな島を巡れるクルーズ船ツアーか、サンタ・クルス島やサン・クリストバル島などにあるホテルに宿泊してデイツアーを利用します。

◆サンタ・クルス島

中心に位置する円形のサンタ・クルス島は、ガラパゴス諸島で2番目に大きく、人口が最も多い拠点となる島。すぐ北の小さなバルトラ島には、ガラパゴス諸島の空の玄関口の1つであるバルトラ空港があります。

サンタ・クルス島南岸の街プエルト・アヨラはゾートホテルやレストラン、カフェ、土産物店などがあってとても便利。魚市場にペリカンやアシカなどが遊びに来たり、道路やその辺にイグアナなどいろんな動物がいたりと楽しくて、ガラパゴスならではの光景を満喫できます。

出典: TriiipleThreat (CC BY-SA 3.0)

サンタ・クルス島のチャールズ・ダーウィン研究所は、ガラパゴスの生態系を守るための研究や植林を行うとともに、ゾウガメやイグアナなどを飼育しています。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

◆サン・クリストバル島

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東端にあるサン・クリストバル島は、サンタ・クルス島の約70km東に位置する島です。エル・フンコ湖という淡水の火口湖があることから、サンタ・クルス島に次いで2番目に人口が多く、サン・クリストバル空港があります。

◆イサベラ島

ガラパゴス諸島で最も大きいイサベラ島は、サンタ・クルス島の西約30kmにある、人口が3番目に多い島です。イサベラ島という名前は、クリストファー・コロンブスの探検を後援したスペイン女王イサベル1世を冠して名付けられました。

ガラパゴス諸島へのアクセス

出典: Iris Diensthuber (CC BY 2.5)

ガラパゴス諸島へは、エクアドルのキト、または、グアヤキル経由の飛行機で行きます。到着する島はバルトラ島もしくはサン・クリストバル島。バルトラ空港の場合はバスで港へ行き、対岸のサンタ・クルス島まで船に乗って約10分。ここからサンタ・クルス島南岸のプエルト・アヨラまでは、車で40分ほどです。

ガラパゴス諸島のおすすめスポット①:サンタ・クルス島のタートルベイ

白いビーチが美しい「タートルベイ(Tortuga Bay)」は、カメの産卵地。11月から2月頃に産卵し、6月から7月頃の早朝に孵化します。カメは沖にいてビーチで見かけることは少ないのですが、イグアナはいっぱい!サリーライトフットカニやカッショクペリカン、アオアシカツオドリなどにも出会えますよ。

出典: David Adam Kess (CC BY-SA 3.0)

サンタ・クルス島のプエルト・アヨラからタートルベイに行くには、チャールズ・ビンフォード・ストリートの西端から始まるトレイルを30分ほど南西に向かって歩きます。タートルベイは6時~18時のみ訪れることが可能で、決められた入り江ではシュノーケリングやサーフィンなども楽しめます。もちろんお店などはありませんので、水や軽食を持参しておきましょう。

ガラパゴス諸島のおすすめスポット②:サン・クリストバル島のロベリア

出典: Florent Figon (CC BY-SA 2.0)

サン・クリストバル島はガラパゴスアシカがたくさんいることで知られており、島中アシカだらけといっても過言ではありません。

「ロベリア(La Loberia)」は、プエルト・バケリゾ・モレノ繁華街の北西に位置する美しいビーチ。ここはアシカが群生しているほか、イグアナ、溶岩トカゲなど魅力的な野生動物の楽園です。ロベリアへは、プエルト・バケリゾ・モレノから歩くと40分ほどかかります。 赤道直下のエクアドルは太陽の光線が強いため、日焼け止めや帽子、十分な量の水を忘れないようにしましょう。

ガラパゴス諸島のおすすめスポット:③イサベラ島のシエラ・ネグラ

出典: Peter Swaine (CC BY 2.0)

イサベラ島には6つの火山があり、内5つの火山は現在も活発に活動しています。

サント・トマスという小さな街の北西には、2005年後半に噴火した標高1490mの火山「シエラ・ネグラ」があります。シエラ・ネグラの火口は直径約9.5kmと、地球上で2番目に大きいことで有名。火山の東側には8kmのトレイルがあり、ガイド付きのトレッキングツアーで気軽に火口へ行くことができます。ぜひとも、チコ火山噴火口からの壮大な景色を堪能してみてくださいね。

こちらでは、ガラバゴスのタカやフクロウ、ヒグマなどを見ることもできます。シエラ・ネグラへのトレッキングはネイチャーガイド同行が必須。 水や軽食、レインジャケットなどを持参しましょう。

◎まとめ

出典: Barfbagger (CC BY-SA 3.0)

ガラパゴス諸島では、人間が足を踏み入れる前から住んでいる生物のほとんどがそのままの姿を残しています。人間に対して恐怖心さえ持たないガラパゴスの動物達。信じられないほど間近で動物達と出会えるのが、ガラパゴスでは当たり前の光景です。多種多様なゾウガメやイグアナ、ガラパゴスコバネウやガラパゴスフィンチなどの鳥類をはじめ、ガラパゴス諸島をすみかとしているユニークな生物の楽園は、訪れる人々を魅了し続けています。

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