大草原にある世界遺産!ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群

画像出典:シギリヤボーイ / PIXTA(ピクスタ)

大草原にある世界遺産!ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群

ロシア中部にある世界遺産都市ウラジーミルとスーズダリ。ウラジーミル・スーズダリ大公国の全盛期である12〜13世紀に大理石で作られた白亜の美しい建造物が印象的な場所です。ゴールデンリングと呼ばれる古都群にあり、モスクワ公国建立まで中心的な場所でした。

ウラジーミルとスーズダリは現在は別々の都市ですが、わずか26㎞離れているだけなので一日で回ることが可能です。のんびりした田舎町でゆっくりと散策を楽しむことができますよ。今回はのどかな街のロシアを代表する世界遺産をご紹介します。

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大草原にある世界遺産!ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群

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ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群とは?

ロシアの数ある世界遺産の一つ、ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群は、ウラジーミル・スースダリ大公国の遺産でロシア建築の中でも独特の特徴を持っています。ロシア特有の装飾技巧の代表である浮き彫りの大理石の装飾が美しい建物です。ウスペンスキー大聖堂や聖ドミトリエフスキー大聖堂、ボゴリュボヴォの鐘楼と回廊など8つのスポットが世界遺産に登録されています。ビザンティン建築及び中世ロシアを代表する建造物であり、古の文化的・宗教的価値を今に伝えています。

ウラジーミル、スーズダリは小川が流れ草原が広がる大変美しい田舎町。世界遺産というだけでなく、都会に疲れた人たちが癒しを求めてやってくる人気観光スポットです。

アクセス

ウラジーミルへは空路はサンクトペテルブルクからの飛行機が毎日往復1便出ています。

モスクワからは電車かバスが便利です。電車もバスも約3時間で到着です。

おすすめポイント①:ウスペンスキー大聖堂 (ウラジーミル)

出典: シギリヤボーイ / PIXTA(ピクスタ)

ウラジーミルの世界遺産、ウスペンスキー大聖堂は中世ロシアにおいて、母なる教会として重要な位置にある聖堂です。ロシアの教会の中でも当時数百年にわたって最大の大聖堂であったウスペンスキー大聖堂は、ウラジーミル・スーズダリ大公国の守護聖人である聖母マリアの大祭を記念して建立されました。モスクワのクレムリンにあるウスペンスキー大聖堂のモデルの一つとなったことでも知られるこの大聖堂、内壁のイコンはアンドレイ・ルブリョフとダニエル・チョールヌィによって描かれました。

街の中心に位置し、周りには他の世界遺産もあるので、ウラジーミルの世界遺産巡りで最初に訪れる場所としていかがでしょうか。

おすすめポイント②:ゴールデンゲート(ウラジーミル)

ウラジーミルの代表的な世界遺産スポット、ゴールデンゲート(黄金の門)は中世ロシアのみに存在した芸術品で、その名の通り装飾は屋根のドームが金色で彩られた大変ユニークなものです。ウラジーミルで傑作と名高いものの一つがこのウラジーミルのゴールデンゲート。半世紀以上たった今なお色褪せることなく、美しい輝きを放っています。

おすすめポイント③:聖ドミトリエフスキー大聖堂

ウラジーミルとスーズダリの白い建造物群の世界遺産の中で代表トップ3の一つである聖ドミトリエフスキー大聖堂は「天国における守護人」ウラジーミル・スーズダリ大公のフセヴォロド3世により建立されました。白い外壁には聖人の伝説をテーマとした様々な浮き彫りが施されています。浮き彫りは下にいけばいくほど繊細になっています。外壁の装飾と比較とすると、大聖堂の内部はシンプルな造りになっています。

◎まとめ

美しい白亜の建物が散在するウラジーミルとスーズダリ。中世の姿そのままに、訪れる人に感動を呼び起こしている世界遺産。スーズダリとウラジーミルは牧草地で、夏は小川や緑の草原がとても美しい場所です。世界遺産として登録されている建造物だけではなく、ロシアの美しい田舎町をのんびり体験するという意味でも、おすすめの世界遺産です。

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