世界最古で最大の市場!イラン・タブリーズの歴史的バザール

画像出典:Vathlu (CC BY-SA 3.0)

世界最古で最大の市場!イラン・タブリーズの歴史的バザール

冒険家である「マルコ・ポーロ」や旅行家「イブン・バトゥータ」も訪れた、イランのタブリーズにあるバザール。建物は15世紀のものですが、その歴史は1000年を越え世界で最も古いバザールです。さらにその広さも世界一。ここには香辛料から装飾品、宝石、日用品までありとあらゆるものが取引されており、活気あふれるタブリーズのバザールは2010年に世界遺産へ登録されました。そんなタブリーズのバザールの見どころをご紹介したいと思います。

目次

世界最古で最大の市場!イラン・タブリーズの歴史的バザール

目次を閉じる

タブリーズの歴史的バザールとは

イランのタブリーズにあるバザールは世界最古であるとともに、屋根のあるバザールでは世界最大。「タブリーズの歴史的バザール複合体」として2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。

タブリーズはシルクロードの途中にあり、ヨーロッパとアジアを結ぶ交易地として栄えたイラン第4の都市です。この世界遺産であるタブリーズのバザールは1000年以上の歴史を持ちますが、現在でもイラン北西部の経済中心地として発展し続けています。バザールはエリアによって分かれており、金や装飾品のアミール・バザール、絨毯のモッザファリーエ・バザール、靴のバザールなど様々。狭い通路には所狭しと商品が並べられ、迷路に迷い込んだかのよう。観光地としてではなく、今もなお現地の人々にとっても重要なバザールでもあります。

タブリーズの歴史的バザールへのアクセス

タブリーズの世界遺産であるバザールへ向う場合、タブリーズ国際空港から市内に向かうのが一般的。空港から市街地まではバスもありますが、本数が少ないのでタクシーがおすすめです。空港からバザールまでは10キロ、タブリーズ駅からバザールまでは7キロほどです。

タブリーズの歴史的バザールのおすすめポイント①:アミール・バザール

出典: vive le vélo (CC BY 2.0)

世界遺産であるタブリーズのバザールで最も重要な場所の一つが、アミール・バザールです。中東諸国では昔からゴールドの取引が盛んで、ここイランでも例外ではありません。基本的にはグラム売りの場所が多く、価格も時価です。しかし日本より割安で手に入れることができ、エキゾチックなデザインも豊富。世界遺産であるタブリーズのバザールにあるアミール・バザールは、由緒正しいゴールドや宝石の市場でもあります。

タブリーズの歴史的バザールのおすすめポイント②:モッザファリーエ・バザール

出典: Mohamadtajik (CC BY-SA 4.0)

タブリーズの歴史的バザールでモッザファリーエ・バザールも最も重要な一つです。ペルシャ絨毯といえばイランが本場。この世界遺産の一部であるモッザファリーエ・バザールはペルシャ絨毯の市場で、豪華絢爛なペルシャ絨毯を至るところで見られます。ペルシャ絨毯は必ず手織りで作られ、質の良い物はゴールドと同等の価値を持つんですよ。あの有名な京都祇園祭りにも、美しいペルシャ絨毯を飾っている鉾があるのはご存じでしょうか?

ペルシャ絨毯はとても高価なものですが、日本で買うよりもかなり安く購入できます。絨毯としての利用だけではなく、壁掛けなどのインテリアなどに広く使用でき、今でも人々の生活に無くてはならないものです。

タブリーズの歴史的バザールのおすすめポイント③:ブルー・モスク

出典: www.istockphoto.com

イスラム国家であるイランなので、こちらの世界遺産にもいくつかモスクがあります。タブリーズで最も有名なのがブルー・モスク。アゼルバイジャン博物館に隣接した一角にあり、現地では「マスジェデ・キャブート」と呼ばれています。15世紀に作られた歴史あるモスクですが、度重なる地震によってタイルの大部分が崩れてしまいました。しかし今でも壮大なモスクと、崩れてしまいましたが美しい青いタイルは見ることができますよ。現在修復作業を行っており、近い将来元の姿を見ることができると待ち望まれています。

◎まとめ

タブリーズは、ユネスコの観光大臣から2018年の観光模範都市に選ばれました。人々も穏やかで優しく、比較的治安も悪くないので観光しやすいと言えます。世界遺産であるタブリーズの歴史的バザールはイランでもかなり西の方に位置しているので、トルコから長距離バスでアクセスすることも可能。イランはもちろん、日本とは全く違う文化の国々を巡ってみるのもいかがですか?

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

イランでおすすめの記事

イランのアクセスランキング