名称:四川ジャイアントパンダ保護区群
住所:中華人民共和国四川省成都市
公式・関連サイトURL:https://www.panda.org.cn/jp/
中国といえばジャイアントパンダ。しかし、ジャイアントパンダは絶滅危惧種でもあります。そんなジャイアントパンダのための保護・繁殖施設、四川省の世界遺産をご紹介します。
世界遺産「四川ジャイアントパンダ保護区群」には、ジャイアントパンダが暮らす7つの自然保護区と9つの風景名勝区が登録されています。世界遺産登録も、パンダ保護の一環!四川省保護区の中には、パンダの保護や繁殖、研究などをする基地があり、赤ちゃんパンダや木に登るジャイアントパンダも見られますよ!
目次
【世界遺産】四川ジャイアントパンダ保護区群|赤ちゃんパンダも必見!
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四川ジャイアントパンダ保護区群とは?
世界中で中国にしかいないジャイアントパンダですが、絶滅危惧種に指定されています。そんなパンダを保護するため、生息地である中国四川省の7つの自然保護区と9つの風景名勝区を合わせた約9200平方キロメートルが世界遺産「四川ジャイアントパンダ保護区群」として登録されました。
この四川省の世界遺産の区域内には、ジャイアントパンダの30%以上の約500頭が生息しています。この中に、世界で唯一のパンダ研究所である「ジャイアントパンダ保護研究センター」があり、この研究センターを中心に、保護施設が複数あります。
またこの地域は、動植物の多様性でも重要な場所で、ジャイアントパンダ以外にも、レッサーパンダ、ユキヒョウ、ウンピョウなどの絶滅危惧種を含む542種の動物、5000~6000種の植物などが生息している自然豊かな場所です。世界遺産に登録されることにより、生態系を保ち、今後動物たちの活動圏が広がって生息数が増えていくことが期待されています。
四川ジャイアントパンダ保護区群へのアクセス
日本の成田空港から成都双流国際空港までは、直行便で6時間ほどで到着します。空港から成都市内までは、バスや列車で20分から30分ほどです。
◆成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地
成都市内から、市バスで「動物園」まで乗り、87番もしくは198番に乗り換え「パンダ基地」まで行きましょう。所要時間は約1時間半です。
◆雅安碧峰峡ジャイアントパンダ研究基地
成都市内の石羊バスターミナルからバスに乗り、約2時間で雅安に到着。ミニバスで碧峰峡景勝地の入場券売場まで20~30分。そこからパンダ研究基地へのシャトルシャトルバスで15分。トータル3時間ほどです。
四川ジャイアントパンダ保護区群のおすすめポイント①:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地
世界遺産「四川ジャイアントパンダ保護区群」の中で最も観光客に人気なのが、成都市内にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地です。
ここでは40頭あまりのジャイアントパンダの他、レッサーパンダが飼育されています。「こんなにたくさんのパンダを見たことない!」と、かわいらしい姿に癒されること間違いなし。幼児期、青年期、成人期とブースがわかれており、パンダの赤ちゃんも見ることができますよ!
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地には、できるだけ朝の早い時間に訪れるのがオススメ。朝の活動的なジャイアントパンダを見られます。
四川ジャイアントパンダ保護区群のおすすめポイント②:雅安碧峰峡ジャイアントパンダ研究基地
もう一つのオススメの施設は、雅安碧峰峡ジャイアントパンダ研究基地です。ここは、成都の研究基地に比べるとアクセスはよくないのですが、それでも訪れたくなる理由があります。
雅安碧峰峡ジャイアントパンダ研究基地は、四川大地震によって被害を受けた元の研究施設の移転先。80頭ほどのジャイアントパンダが保護されている規模の大きな施設です。成都パンダ基地よりも、パンダが高い木に登っているおころなど野生に近い状態で飼育されています。
またこのあたりの景色はとても壮大で美しく、世界遺産の自然環境を感じることもできます。
四川ジャイアントパンダ保護区群の注意事項
パンダの保護区に行くのですから、パンダへの配慮は欠かせません。パンダは音に敏感な動物なので、大きな声、特に鋭い声を出さないようにしましょう。
特に、赤ちゃんパンダは光にとても敏感です。写真を撮る際、フラッシュは厳禁。また、パンダに食べ物は与えないようにしてください。
◎世界遺産「四川ジャイアントパンダ保護区群」まとめ
世界遺産「四川ジャイアントパンダ保護区群」をご紹介しました。観光はもちろん、食事や買い物等でも施設の維持管理を応援したいですね。
世界遺産登録によって保護基地に行く人は増えています。中国にしか生息していないジャイアントパンダの保護基地で、貴重な体験をしてみませんか。