エキゾチックで美しい聖者廟の街ムルターンの外せない観光名所5選！

パキスタン第6の都市ムルターンは、旧市街の美しい街並みとイスラム教の聖者廟が数多くあることで有名な都市。パキスタンのちょうど中心部に位置するため交通の要衝としても栄えています。

そしてムルターンは非常に歴史が長く、南アジア最古の都市のひとつとも言われています。そのため街中には聖者廟など以外にも多くの歴史的な建物が残されているので、歩いているだけでもまるでタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。

今日はそんなエキゾチックな魅力を持ったムルターンを訪れたなら、外せない観光スポット5か所をご紹介していきます！

1.フォート・コーナ

フォート・コーナは別名ムルターン・フォートと呼ばれていて、市内を一望するのに絶好の観光スポットとなっています。

これは紀元前800～1000年ごろに建設されたと推定されている要塞です。建設後は、イギリス軍などよって幾度となく破壊されてきた歴史があり、現在はカトシュ王朝によって再建されたものだと言われています。小高い丘の上にあり、ムルターン市内には高い建物があまりないため、南アジアとヨーロッパの歴史と文化が混ざり合う美しい街並みを一望できる絶景の写真スポットとして観光客に人気があるんですよ！

フォート・コーナのすぐそばには、大きなクリケットスタジアムもあるので、そちらも併せて観光するのもおすすめです。

2.シャー・ルクネ・アーラム

上記のフォート・コーナ内にあるシャー・ルクネ・アーラムはパキスタンの偉大な聖人シャー・ルクヌッディーンの廟で、ムルターンで最も有名な観光スポットのひとつと言えます。

シャー・ルクネ・アーラムは、現地の言葉で「世界の柱」を意味し、高さが33m、ドームの天井幅はなんと20mもあります。イスラム教独特の青と白のタイルが装飾で使われており、神秘的で美しいムルターンの代表的な建築物ともいえるシャー・ルクネ・アーラムには、毎日朝早くからたくさんの人々が祈りを捧げるために訪れています。ムルターンの人々の暮らしが垣間見える貴重な観光スポットです。

3.イードガー・モスク

1735年に建設されたイードガー・モスクは、フォート・コーナ同様ムルターンのランドマークの一つとして親しまれている観光スポット。

イスラム教伝統の青いタイルが全面に使用されていて、7つのドームがあるのが特徴。また巨大な礼拝室があることでも有名で、毎日たくさんの人々が礼拝に訪れています。観光する際は、モスクの中にある広大な中庭を散策してみるのもおすすめです。

なおイスラム教の人々にとってモスクは祈りをささげる神聖な場所なので、観光をする際は露出の多い服を着ないなどのマナーを守り静かに見学しましょう。

4.ガンタ・ガル

ムルターンの街の中心にあるガンダ・ガルは、英国統治時代の1884年に建設された、パキスタン伝統様式の丸い屋根とアーチで作られた赤いレンガが特徴の時計塔です。以前は市役所として政府が運用していましたが、博物館に変わって一般公開される予定。建物の前には大きなロータリーがあり、たくさんの車や人が行きかっていてムルターンの活気に満ちた空気を感じられる場所ですよ！

ガンタ・ガルは街の中心地にあるので、周辺にはバザールやモスクを始めとする様々な観光スポットがたくさんあります！ガンタ・ガルを拠点として観光スポットを散策するのもおすすめです。

5.デリー・ゲート

ガンタ・ガルから南東に1kmほどの場所にあるデリー・ゲートは元々市壁の一部で、ムルターン市内にある数あるゲートの中でも戦いの記念碑として観光客に人気があります。

デリー・ゲートは17世紀初めにムラド・バクシュ王子によって建設されました。しかし、1848年にイギリス軍によって破壊され、再建された後は敵から身を守るための門ではなく、ここで行われた戦いの記念碑になり、現在は多くの市民の憩いの場になっているんです。また、ムルターンの長い歴史を感じることができる場所としてぜひ訪れたい観光スポットです！周辺にはバザールもあるので、土産物を購入するにもおすすめです。

観光をする際のアクセスはオートリキシャまたはタクシーが便利ですよ！

◎まとめ

パキスタン・ムルターンのおすすめ観光スポットについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？ラホールなどに比べて観光地としてはあまり馴染みのないムルターンですが、古き良き街並や建物が残され、イスラム教の美しい芸術や文化を肌で感じることのできる魅力的な都市。ぜひ観光の際には、そんな美しい街並の中をゆっくり歩いてみてください。日本では感じることのできない異国情緒を存分に堪能することができますよ。

エキゾチックで美しい聖者廟の街ムルターンの外せない観光名所5選！