サウスダコタ州最大の都市！スーフォールズを堪能できる観光スポット9選！

アメリカ中北部サウスダコタ州南東端近くの同州最大都市スーフォールズ。最大とはいっても、周辺都市圏を合わせても人口は20万人ほど。アメリカののどかなエリアを代表するような都市の1つです。スーフォールズの名前は、ずばり町のど真ん中に滝があるから！スー滝（スー・フォールズ）の周辺は、今なお重要な観光ポイントとなっています。そんなアメリカの見どころ多き町スーフォールズの、おすすめ観光スポットをご紹介します。

1. フォールズ・パーク

スーフォールズという街の名前の由来にもなったスー滝が流れるこの場所は、観光客はもちろんのこと、地元民からも愛される観光スポットです。階段状に広がりながら落ちるスー滝は、豪快さはないものの、サウスダコタの自然の優美さとおおらかさを感じさせます。園内には、135年ほど前に建てられたスーフォールズ最古の建物クイーンビーミルの廃墟も残っていて、アメリカでは貴重な歴史観光をすることもできますよ。

クリスマスシーズンにはウィンターワンダーランドというイベントも開催され、数千個のライトで園内がライトアップされます。イベント期間以外も、スーフォールズ観光では外すことのできない、雰囲気の良い落ち着いた緑の公園です。

2. ワシントンパビリオン

スーフォールズの中心部に建つワシントンパビリオンは、町の文化の象徴ともいえる観光施設です。アートギャラリーや科学博物館など数々のカルチャー施設が集まっていて、見学はもちろんのこと、科学実験などのアクティビティに参加したりできる観光スポットです。もともとはワシントン・ハイスクールという公立学校の建物で、同校移転後の1999年に、文化や芸術、科学などの複合施設としてオープンしました。

ちなみに、ワシントンパビリオンの外面にはスー滝周辺から採取される淡い朱色の珪岩が用いられています。そのため建物自体を眺めるだけでも、立派なスーフォールズ観光になりますよ。

3. 彫刻通り

スーフォールズのダウンタウンの一角にある彫刻通りは、その名の通りいろいろな彫刻作品が展示されている人気のプロムナードです。スーフォールズのアートプロジェクトのために作られた彫刻作品が50点以上も展示されていて、活気ある新しい観光スポットとなっています。

アートなこの通りには、アメリカンドラマに出る田舎町のような小さなコーヒーショップやバーなども多く、散策にもピッタリです。観光地としてはまだまだ穴場なので、落ち着いた時間を過ごすことができますよ。

ここに展示されている彫刻は、モダンなものからレトロなもの、写実的なものから抽象的なものまでさまざま！ぜひスーフォールズで、芸術に触れる観光も楽しんでみてください。

4. 聖ジョセフ大聖堂

スーフォールズの街を古くから見つめてきた聖ジョセフ大聖堂。その歴史は、ピエール・ジャン・ド・スメ神父が、1838年にこの地で布教を開始したころにまでさかのぼります。スーフォールズが大司教区の中心地となるに及び、20世紀初頭に大聖堂の建設が始まり、1919年に完成しました。

100年近くスーフォールズの街を見守りつづけてきた聖ジョセフ大聖堂は、今ではサウスダコタ州で最も美しい建物の1つともいわれています。1947年製のオルガンや高い天井、そしてステンドグラスなどが大きな見どころ！とくに色彩豊かなステンドグラスは、観光客を圧倒する美しさですよ。

5. グレート・ベアー・レクリエーション・パーク

グレート・ベアー・レクリエーション・パークは、スーフォールズの北東郊外にある自然の中のレクリエーション施設です。もともとはスキー場としてオープンしましたが、年間を通じて楽しめるレクリエーション施設として近年改修されました。

もちろんスキーやスノーボードなどが楽しめるほか、夏季にはハイキングやトレッキングが楽しめますよ。施設内にはロッジをはじめ宿泊施設や飲食店も完備されているので、スーフォールズからちょっと足を延ばして、自然の中のレジャーを満喫してみてはいかがでしょう。

6. ビッグスー川トレイル

スーフォールズの名前の由来となったスー滝を擁し、スーフォールズの街とは切っても切り離せないビッグスー川。大きく蛇行しながら街中を抜けていくビッグスー川の沿岸には、いくつものほのぼのとした公園が連なっています。

それらの公園や河川敷を歩いたりサイクリングしたりして楽しむのが、ビッグスー川トレイル。川沿いに約41kmにもわたって続くサイクリングロードを、観光客やスーフォールズの地元の人たちがめいめいに走っていきます。このビッグスー川トレイルは、アメリカでも最上級のサイクリングロードとして、世界中の自転車愛好家のあこがれとなっているんですよ。

ビッグスー川トレイルは、ただ走っていて気持ち良いというだけでなく、道路から見える農村や水車小屋の風景も観光のポイント。スーフォールズらしい景色をゆっくり楽しんでください。

7. トウモロコシ御殿

スーフォールズ西方のミッチェルという小さな町には、スーフォールズ周辺の特産品のトウモロコシがテーマの観光施設「トウモロコシ御殿」があります。とても面白い外観なので、スーフォールズ観光の際にはぜひ足を延ばしてみてください。

建物自体は鉄筋コンクリートやレンガで作られていますが、トウモロコシの収穫期になると、大量のコーンで壁面が埋め尽くされます。もともとは、1892年にサウスダコタ州の豊穣を祈念して建設されたもの。現在では、地元のアーティストが毎年トウモロコシや亜麻、ライ麦、小麦、オート麦などの穀物を使って装飾を施していくイベントが、観光客からも大人気となっています。

日本でいうところの、田んぼアートのような観光名所ですね！この図柄は100年以上にわたって毎年入れ替えられていて、スーフォールズの歴史の長さを感じることもできます。館内は、スーフォールズ一帯のトウモロコシ栽培や建物の歴史などについてのミュージアムとなっています。

8. 旧裁判所博物館

スーフォールズでひときわ歴史を感じさせるこの建物は、1890年代に珪岩を使って建てられたかつての裁判所です。重厚な外観にスッと伸びた尖塔が印象的で、スーフォールズ観光にはとくにおすすめのスポットです。

内部はスーフォールズの歴史を紹介する博物館になっていて、広い館内ではさまざまな企画展が随時催されています。建物自体の入館は無料なので、手軽に観光できるのもうれしいところですね。

9. アルヴァン湖

町中に滝があるスーフォールズは、市街地周辺も十分自然が豊かですが、ちょっと足を延ばせばまた違ったナチュラルレジャーが楽しめます。スーフォールズ南方郊外にあるアルバン湖では、キャンプや釣りに、遊泳やボートなどさまざまな湖のアクティビティにチャレンジできますよ。

また、アルヴァン湖の大きな魅力の1つが、夜になると現れる満天の星！サウスダコタ州最大の都市の郊外とは思えないほど、美しい星空を眺めることができるんですよ。

◎まとめ

アメリカのサウスダコタ州で最大の都市スーフォールズの観光スポットを紹介しました。町の中心に滝があるというのもさることながら、農村地帯や美しい公園などが自慢のアメリカらしいのどかな観光地です。アクティブでロマンチックな街、スーフォールズの観光をぜひ楽しんでください。

サウスダコタ州最大の都市！スーフォールズを堪能できる観光スポット9選！