モンゴルの英雄・チンギス・ハーン縁の町!ウランホトの観光スポット3選

ウランホトとは、モンゴル語で「赤い街」を意味する言葉。内モンゴル自治区の中で最も東の、吉林省との省境に近い場所、洮児(トゥール)川と帰流(ギュイレル)川の合流点にあり、東北平原とモンゴル高原を結ぶ交通の要地でもあったウランホトは、早くからモンゴルの文化的、政治的中心地の一つとして発展してきました。今回は、そんなウランホトのおすすめ観光スポットを3つご紹介します。

目次

モンゴルの英雄・チンギス・ハーン縁の町!ウランホトの観光スポット3選

2.乌兰夫办公旧址

乌兰夫办(ウランフ)公旧址は、1947年の2月から1949年の11月まで、モンゴル族の革命軍人ウランフが政務をとった場所です。現在は、内モンゴル自治区の重点文物保護单位に指定されており、観光スポットでありながら中国人の愛国主義教育基地の一つとみなされています。

創建は1936年で、かつてはこの地を占領していた日本軍の作った神社でした。1974年に一度消失し1987年に再建されたものですが、風格は以前のまま。青レンガの壁と灰瓦屋根の組み合わせで、屋根が反りひさしになっているのが特徴です。

乌兰夫办公旧址は、ウランホト駅から約2km。繁華街にありますので、散歩がてら見に行くことができますよ。近くにある内蒙古自治政府成立大会会址(五一会议办公旧址)も、写真撮影におすすめの観光スポットです。

3.葛根廟

葛根廟は、中国東北地方最大のチベット式仏教寺院です。境内に立ち並ぶお堂は、どれもチベット仏教独特の鮮やかな色使いで見応え充分。青空によく映える巨大な金色の釈迦牟尼像も必見です。

あまり観光地化されておらず、伝統的なチベット仏教の風格を色濃く残しているところがこの寺院の魅力でしょう。周りに土産物屋などもなく、葛根廟の後ろには荒涼とした草原が広がっていて、モンゴルの雄大さを感じることができます。

実はこの葛根廟のある丘陵地帯は、第二次大戦時に千人以上の日本人引揚者がソ連軍に虐殺された忌まわしい場所でもあるのです。ただ観光するだけではなく、このような悲劇的な歴史も忘れずに語り継いでいきたいものですね。葛根廟は、ウランホト市から東南に約30km。バスでおよそ2時間です。

◎まとめ

世界史上最大のモンゴル帝国を作ったチンギス・ハーンの霊廟、共産党による中華人民共和国成立の歴史を刻んだ乌兰夫办公旧址、そして伝統的なチベット式仏教建築の葛根廟。少ないながらも、まるでモンゴルの悠久の歴史を凝縮したようなウランホトの観光スポット、いかがでしたか?

ウランホトへは、飛行機のご利用が便利です。ウランホト空港から、フフホト、大連、北京、天津、上海、広州など、主要14都市へと就航しています。冬は冷え込みが厳しいため、ウランホト観光におすすめの季節は夏です。ぜひモンゴルの歴史を味わいにいらしてくださいね!

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