水上テーマパークもあるエンターテイメント都市、石家荘を観光しよう！

華北（中国の淮河より北側の地域）にある、歴史的な観光スポットが残る都市石家荘。ここ数年、近代商業施設が建設され、河北省を代表する一大エンターテイメント都市へと変貌しています。地理的に首都の北京に近いことから地元民だけでなく、観光客も多く訪れる都市でもあります。それでは、変わりゆく石家荘のオススメ観光スポットを順番に紹介していきます！

1.蒼岩山

蒼岩山は多彩な風景を観光客に見せてくれます。そびえ立つ峰、険しい岩、渓谷の谷、木々やきれいな湖面は、静かで美しい自然で溢れています。長い歴史と中国建築、そして古刹の寺院が生み出す芸術は「五山で最も秀で、みな蒼岩山のみを目指す」と、評されるほどです。

石家荘の福慶寺は、1400年前の隋王朝のときに建立されました。碑文によると、隋の煬帝の娘・南陽公主が出家して、62年の歳月を過ごしました。主な建築物は、書院、万仙堂、橋楼殿、大仏殿、藏経楼、公主祠、碑亭などがあります。すべての建物は山に沿って建ち、岩を割って、壁を削って造られているため、壮観な景色が楽しめます。興味のある方は観光してみるといいでしょう。

2.河北省博物館

河北省博物館は石家荘文化広場にある観光スポット。石家荘だけでなく河北省を代表する総合博物館で、中国トップクラスの博物館です。古代から近代まで幅広く河北省の歴史が学べて、遺物や文書、彫刻や絵画などの展示物があります。

以前は保定市の病院にあり、1982年に石家荘に移り、現在へと至ります。2015年には、河北省博物館、河北省民俗博物館、河北省文物管理センターが河北省博物館に一本化されました。石家荘はもちろん、河北省の歴史や遺産に興味にある方は観光してみるといいかもしれませんね！

3.趙州橋

安済橋としても知られている趙州橋は、石家荘を代表する観光スポット。1400年以上の歴史があり、現存するものでは世界で2番目に古い橋です。すべて石で造られた橋なので、建設当初は「大石橋」と呼ばれていました。

西暦595年から605年の隋王朝に建てられた橋は、当時の有名な職人・李春によって設計されました。趙州橋は中国の橋梁建設のパイオニアとも呼ばれ、1961年に国務院の重点文物保護に指定されました。2015年には石家荘10選にも選ばれ、観光客も多く訪れるようになりました。

無数の洪水に遭い、8回の地震も経験していますが、無傷で残り現在も瀟川に架けられています。趙州橋でぜひ記念写真を撮ってみてください。

4.石家庄動物園

石家荘動物園は1954年に設立された動物園。園内の規模が大きく、山を背にした自然景観と複数のアミューズメント施設があることから、観光客から好評な動物園となっています。

園内は、地形ごとに区分されパンダエリアや鳥エリア、両生類・爬虫類エリアなど豊富。科学博物館や海洋館、遊園地などもあることから、多くの観光客を楽しませています。家族連れにおすすめの観光スポットなのでぜひ訪れましょう。

5.柏林禅寺

河北省趙県（旧趙州）の南東にある柏林禅寺は、遠くの趙州橋を眺められる観光スポット。寺院の総面積は80エーカーあります。古くは観音院と呼ばれ、南宋の時代に永安院、金代に柏林禅院となり、元朝で柏林禅寺となりました。

現在は河北省の仏教協会会長の明海大和尚が、ここの住職を務めています。1988年5月12日に宗教施設として観光客にも開放され、1992年8月28日には「普光明殿」が完成し、落成式が執り行われました。2001年6月25日には国家重点文物保護に指定されました。

6.長安公園

長安公園は、石家荘市園林緑化管理局が運営している公園。東門、西門、南門の3つのゲートがあります。総面積は363.5エーカーで、水面の90エーカーを含んでいます。ボートや水上自転車、模造船が120艘以上あり、200以上の品種の植物が780万株も植えられています。緑地面積は199,799平方メートルで緑化率88.8パーセントになります。

石家荘だけでなく河北省におけるの大型総合公園なので、多くの観光客で賑わっています。また、石家荘市の中心部にあるため交通アクセスも便利です。石家荘観光で歩き疲れたら、長安公園で休むのもいいかもしれませんね。

7.勒泰センター

勒泰センターは、石家荘市のビジネスエリアおよび観光スポット。中山東路や平安大街、建設大街に隣接し、都市機能が発達しているため交通のアクセスも便利です。

このセンターには、5つ星のグローバルホテルや高層ビル、高級レストランやエンターテイメント施設、世界レベルのオフィスビルやグローバル企業が揃っています。石家荘の新しい都市型商業施設ですので、ショッピングと観光を楽しむなら勒泰センターにぜひ行きましょう。

8.天山海世界

天山海世界は食事やレジャー、娯楽を合わせた水のテーマパーク。主なアトラクションは峡谷サーフィン、水上ブランコ、桃園ワンダーランドです。

中国とヨーロッパの建築様式を融合した外観にはエレガントな印象を受けるでしょう。スイミングホールの入り口には桃園ワンダーランドが新しく設置され、風景は陶淵明の書いた桃花源記をモチーフにしています。また、スイミングホール全体に緑を植え、鍾乳洞のような雰囲気を作り出しいるのも魅力。多彩なアトラクションが楽しめる観光スポットです。

9.金正海悦天地

金正海悦天地は石家荘の行政の中心、迎賓大道にある観光スポット。不動産開発モデルである「HOPSCA」を導入し、海悦国際クラブを一棟、ガーデンオフィスを二棟、行政マンションを三棟、ヴェネツィアショッピングパークを造りました。4階にはヴェネツィア街を再現した通りがあり、大規模な屋内エンターテイメント施設となっています。

ショッピングとレジャーを統合しオフィスやホテル、エンターテイメントを合わせた中国北部を代表する、アミューズメントショッピング施設です。家族連れやカップルにオススメなので、一度訪れてみましょう。

◎まとめ

趙州橋や柏林禅寺などの歴史ある観光スポットから、天山海世界や金正海悦天地のような現代のエンターテイメントなど幅広く紹介してきました。蒼岩山のような自然観光スポットもあり、多くの世代に対応できるエリアとなっています。

石家荘は華北を代表する都市です。首都・北京からも近いので、二回目や三回目に中国を訪れる方にはオススメの都市です。中国内陸の冬はとても寒いので、春から秋にかけて訪れましょう。

水上テーマパークもあるエンターテイメント都市、石家荘を観光しよう！