名称:マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷
住所:
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1160/
フランスとスペインに隣接するアンドラ公国は、淡路島より小さな国家。アンドラ公国には、長さ約430 kmも連なるピレネー山脈があり、その中に世界遺産マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷があります。自然の中で暮らす文化的な景観が世界遺産の登録になりました。
氷河・美しい湖そして集落や牧草地などが点在し、700年以上に及ぶ山岳地域の人々の暮らしが見られます。渓谷にある石造り小屋は、自然にも溶け込み一体となった美しい景観。アンドラ公国ならではの世界遺産、マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷をご紹介します。
目次
アンドラ公国の秘境にある世界遺産!マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷
マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷とは?
アンドラ公国にある世界遺産マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷は、スペインとフランスの国境付近にあります。広大なピレネー山脈の至るところに牧草地や山小屋、集落などがあり、歴史を感じる世界遺産です。
17世紀から18世紀にかけて、山で採れた鉄鉱石を使った鉄鋼業が盛んになり、現在でも鉄の精錬所跡が点在。700年以上の歴史があり、2004年に世界遺産に登録されました。2時間程で周れるハイキングコースもあり、石畳の道や石橋など足元の悪い所もあるので、動きやすい服装と歩きやすい靴がおすすめです。
マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷へのアクセス
アンドラ公国までは、スペインのバルセロナにあるバスターミナルからバスで約3時間です。バスを降りた後もかなり歩かないとならないため、その後はタクシーを手配しないと難しいかもしれません。交通の便が良くないので、できる限りツアーでの参加をおすすめします。
マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷のおすすめポイント2
石の小屋
渓谷には、小さな石の小屋が点在し、当時の山岳地帯に住む人たちの暮らしぶりが見られます。現在では住んでる人は無く、ひっそりと佇んでいますが、雄大な自然と調和した、美しい景観です。
周辺には、美しい緑や川、石畳の道もあり雰囲気抜群。ハイキングコースがあるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
サンタ・コロマ教会
美しいロマネスク様式が印象的なサンタ・コロマ教会も見どころの一つ。11世紀頃に建てられたこの教会には、円形プランの鐘塔があり珍しい造りです。アンドラ公国には、2~3のロマネスク様式の教会がありますが、中でもサンタ・コロマ教会は歴史のある教会。
現在でも使われており、毎週日曜日になるとミサのため、周辺の住人が訪れます。石造りの風情溢れる教会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
◎まとめ
アンデラ公国の世界遺産マドリウ=ペラフィタ=クラロ渓谷についてご紹介しました。雄大な自然の中にある世界遺産のため、交通のアクセスは大変ですが、当時の生活や美しい景観を見ることができます。ぜひ訪れてみてくださいね。