ワインにトリュフ！イタリア・クーネオの厳選おすすめ観光地4選

イタリア西部にあるピエモンテ州にあるクーネオは、歴史的建造物が多く残っており、ワインやトリュフの産地としても有名な観光地です。クーネオやアルバ、ブラといったコムーネ（イタリアの最小の自治体）があり、各コムーネにさまざまな見どころがたくさんあります。なかでもアルバは、白トリュフの産地として有名で、グルメの町として多くの観光客が訪れます。今回はそんなクーネオのコムーネに散らばる代表的な観光地を4ヶ所ご紹介します。グルメと観光両方楽しめるクーネオを満喫しちゃいましょう！

1.ヴィコフォルテ教会

ヴィコフォルテ教会は、クーネオのヴィコフォルテという町にある教会で、クーネオを代表する人気の観光スポットです。世界最大級の楕円形ドームをもっている教会で、1880年にイタリアの国宝に指定されています。ドームの大きさは、長軸約37m,短軸約25m,高さ約17m。実際に見ると圧巻の大きさで観光客を魅了します。

巨大な楕円形の美しい天井絵は、立体的に見える技法で人や建物、情景が丁寧に描かれています。細部まで見ようとすると首が痛くなってしまう観光客の方もいるとか・・・。実際に見に行くときは、こまめに休憩をはさみつつ眺めるようにするのがいいかもしれません。イタリアの田園風景が残る郊外のクーネオですが、こんなに素晴らしい歴史ある教会と出合えるなんて驚きですよね。

2.グリンツァーネカヴール城

クーネオのグリンツァーネ・カヴールには、ワイン用のブドウ畑が広がっています。グリンツァーネ・カヴール城は、そんなブドウ畑が一面に広がる丘の上にあります。城から見える丘の景色はクーネオらしさにあふれており、クーネオでも人気の観光スポットのひとつとなっているお城です。ピエモンテ州のブドウ畑の景観は、世界遺産に登録されており、このエリアも含まれているため、クーネオ観光には欠かせないですね！

イタリアではワインの醸造や販売を行う場所のことをエノテカと言いますが、この城は1967年にピエモンテ州で初めてエノテカが置かれた場所なんですよ。現在も、城内では高品質なピエモンテ州のワインが何種類も販売されており、観光客に人気です。ここに来たなら、ぜひおみやげに選んでみてはいかがでしょう。そのほかワイン以外の特産品も売っていますので、お見逃しなく！

城を堪能した後は、ぜひ城の近くのレストランでワインを楽しみながらこの地方の料理を楽しんでくださいね。

3.アルバ旧市街

旧市街といえば、どこへ行っても観光の目玉となるエリアですよね。クーネオのアルバは、六角形のような形をして直径が1kmにも満たない小さな町ですが、立派な旧市街が残されています。アルバの中心地にある旧市街は、赤い石畳の細い道が入り組んだ、美しい場所で観光客に特に人気のスポットです。

旧市街地には、教会や大聖堂、市庁舎、広場など、歴史的価値のある美しい建物が目白押し。小さな範囲ですので、散策するのにちょうどいいですよ。その中でも特に注目の時期が秋です。秋はアルバの名産のトリュフの旬の時期であり、白トリュフ見本市がこの旧市街で行われるんですよ。

この見本市には、毎年多くの観光客が訪れ、街が一気に活気づきます。トリュフ以外にも、ハムやサラミ、ワインなどこの地方の名産が並びます。イタリアの本格グルメを思い切って味わってみましょう！

4.Castello della Manta

マンタ城は、クーネオのマンタという町にある城で、1400年代初頭に建てられたゴシック建築の建物です。クーネオの中でも人気の観光スポットで、このスポットからもクーネオらしいブドウ畑が見渡せます。

マンタ城でもっとも観光客の関心を集めるのが、中世騎士物語詩を描いた素晴らしいフレスコ画です。壁や天井に細かく描かれた絵を間近で見ることができます。絵が描かれている部屋は何部屋かありますが、特に素晴らしいのが、若返りの泉に人々が入って行く光景や9人の英雄と女傑などが描かれれている貴族の間です。美術館で見るのとは違う、フレスコ画のリアルな存在感に圧倒されますよ。

また、この城の近くにあるサンタマリア教会のフレスコ画も美しいので併せて観光してみることをおすすめですよ。

◎まとめ

イタリアのクーネオで厳選したおすすめの観光地を4ヶ所ご紹介しましたが、いかがでしたか？クーネオは、イタリアの田舎の風景を楽しむ際に見逃せない場所ばかりです。

クーネオへは、イタリア主要都市から鉄道で行くのが便利です。クーネオ内の移動には鉄道やバスがありますが、レンタカーで足を延ばしてみるのもいいですね。10月から11月に行く際には、アルバのトリュフ見本市をお忘れなく！きっと貴重な体験ができますよ。

ワインにトリュフ！イタリア・クーネオの厳選おすすめ観光地4選