日本が誇る世界遺産！古都京都の文化財（京都市など3都市）

日本を代表する歴史のある街、京都。古都京都には、神社や寺を中心に歴史的に重要な建物がたくさんあります。世界遺産「古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）」には、京都市を中心に歴史的、景観的に重要な17ヶ所の寺社などが登録されています。京都の街は、世界遺産に登録されている重要な建物だけではなく、街全体が風情溢れる雰囲気。外国人観光客にも人気が高いですが、日本人にも愛されている街です。そんな日本が世界に誇る世界遺産を京都市を中心にご紹介します。

古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）とは？

古都京都は、794年に日本の中心となった平安京が基盤となってできている街です。その頃から1000年以上首都として栄え、天皇家や公家が京都に居を構えました。そのため、歴史の深い重要な建築物が多く、第二次世界大戦などの戦争でも爆撃を逃れ、多くが現存しています。

その中でも国宝建造物や、庭園が特別名勝に指定されている17か所の寺社と城郭が世界遺産「古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）」として登録されています。17ヶ所中13ヶ所が京都市、2ヶ所が宇治市、1ヶ所が滋賀県大津市にあります。この京都の世界遺産は日本の宝です。ぜひ何度でも足を運んでみてください。

古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）へのアクセス

東京駅から京都駅までは、新幹線で2時間20分ほどで到着します。京都市内の観光には市バスでの移動が便利。宇治市へは、JR京都駅から奈良線で30分ほどで宇治駅に到着します。

古都京都の文化財のおすすめポイント３

1. 龍安寺

世界遺産「古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）」の中でも世界遺産登録件数が多い京都市の北部。最北にある高山寺、広大な敷地の上賀茂神社に下鴨神社、金閣寺、銀閣寺などそうそうたる日本の重要な建築物が揃っています。

その中でも今回ご紹介するのは、龍安寺。ここは、世界遺産の中でも庭園が特別名勝に指定されている場所で、石庭として知られる枯山水の方丈庭園で有名なお寺です。この枯山水とともに、春は桜、夏は青々とした緑、秋は紅葉、冬は庭と同様に枯れた木々との景色を楽しむことができます。枯山水はもともと、砂利で水を表現した想像の庭。その庭と自然が織りなす景色は、私たちを空想の世界に連れていってくれます。

2. 東寺

世界遺産「古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）」の京都の中部から南部にも、有名な場所がたくさんあります。苔むした庭園が美しい西方寺や、観光客に大人気の清水寺、本願寺に二条城など見逃せないところばかり。その中で次にご紹介するのは、東寺です。東寺は、教王護国寺とも言われ、真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山。いかにも京都という景色を楽しめますが、世界遺産の中では人が少ない穴場かもしれません。一度はぜひ訪れてみてください。

この東寺で忘れてはいけないのが、地元の人たちから「弘法さん」と呼ばれ親しまれている骨董市。毎月21日に開催され、年末や土日開催の場合に出店が多くなります。ここは、日本の陶器などの骨董品から古い着物、ガラクタなど様々なものがあり、とても活気があります。世界遺産といえども、地元の人の生活に溶け込んだお寺です。この他に、京都は北野天満宮で毎月25日に開催される骨董市も人気なので、併せてチェックしてみてくださいね。

3. 宇治市（平等院、宇治上神社）

世界遺産「古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）」の中でも宇治市に登録されている2つの建造物についてご紹介します。まず、教科書で習った記憶がある人も多いと思いますが、平等院です。平等院鳳凰堂の方が聞き慣れているかもしれませんが、藤原氏ゆかりの地で、10円玉の裏面のお堂としても有名。池に映る朱色の左右対称のお堂が見事で、一見の価値があります。

もう一つの世界遺産は、宇治上神社。宇治上神社は、宇治川をはさんで、平等院にちょうど向き合うように建てられているため、平等院の鎮守社として考えられていました。御祭神は仁徳天皇の弟にあたる菟道稚郎子尊で、学業の神様として崇められています。おみくじの「見かえり兎」も可愛くて人気。宇治に来たらこの世界遺産はセットで訪れるのがおすすめです。

◎まとめ

世界遺産「古都京都の文化財（京都市、宇治市、大津市）」をご紹介しました。日本が世界に誇る歴史ある文化遺産です。京都では、この世界遺産が人々の生活の一部として利用され、馴染んでいます。また、街並みもこの世界遺産同様に歴史が古く、タイムスリップした可能ように感じられる場所が、そこかしこにあるでしょう。見どころが多すぎる街なので、楽しみ方は人それぞれ！世界遺産も併せて観光してくださいね。

日本が誇る世界遺産！古都京都の文化財（京都市など3都市）