メキシコならではの体験のできる街サンルイスポトシの観光スポット5選

メキシコ中央高原の都市、サンルイスポトシ。ガイドブックなどには情報が少なく、近郊のグアナファトやサカテカスほど観光地化されているわけではありませんが、ここも中世の薫り漂うコロニアル調の街並みが美しい都市として密かに人気を集めています。また近年ではグアナファト州やアグアスカリエンテス州と同じく日系企業が多く進出する場となり、多くの日本人が居住するところとしても知られています。

今回はそんなサンルイスポトシの魅力を5つに分けて紹介します！

1.カテドラル

サンルイスポトシにも他のメキシコの都市と同様にカテドラルがあり、そこを中心に街が広がっています。このカテドラルは1593年の建てられたものであり、とても繊細に装飾がされた非常に見ごたえのある教会です。特に暗くなってからライトアップされた姿は必見です。また周辺の旧市街はコロニアル調の街並みで多くの教会などの歴史的な建造物やレストラン、バーなどがあり地元の人々や観光客で溢れかえっています。

レストランではご当地メニューのエンチラーダポトシーナは外せません。また地酒であるメスカル専門のバー、ラピケリア（La Piqueria）ではこのサンルイスポトシのメスカルが種類豊富にそろえられているので、お好みの一品を見つけることができますよ。

2.サリーナス

ボリビアのウユニ塩湖やペルーのマラスの塩田など、塩が採れる場所には絶景がつきもの。サンルイスポトシ州近郊のサリーナスという町には塩田が広がり、白く美しい光景が広がります。特に観光地として整備されている場所ではないですが、自由に塩田のある場所を見学することができます。観光客も多くはなく、地元ならではのローカルな雰囲気とともに楽しめます。

また塩田のほか、サリーナス市街も小ぢんまりとした田舎町という雰囲気で、都会の喧騒から離れてリラックスするにはぴったり。有名な観光地とはまた違ったメキシコの魅力を発見できるかもしれませんよ。

3.レアル　デ　カトルセ

メキシコには多くのプエブロマヒコ（魔法のような魅力的な場所）と言われる政府公認の観光スポットがあります。今回紹介するレアルデカトルセはサンルイスポトシ州にあるプエブロマヒコの一つです。レアルデカトルセはかつては炭鉱で栄えましたが、現在は廃墟が点在し約1500人の人々が住む朽ちた建物が不思議な雰囲気を醸し出している町となっています。

この街を一気に人気観光地としたのはブラットピットとジュリアロバーツが出演した映画「ザ・メキシカン」のロケ地として利用されたためです。街中にはお洒落な骨董品があったり、ウイチョル族のアート作品を楽しめたりします。また夜にライトアップされる教会や廃墟は幻想できで、必見です。

標高の高い場所にあるため冬場に行く場合は防寒具は必須アイテムとなります。行きづらい場所にある観光地ですが、サンルイスポトシ近郊の隠れた観光名所の一つです。

4.ウアステカポトシナ

サンルイスポトシの中心部から車で3時間程の場所にある観光スポット、ウアステカポトシナ。

こちらの魅力はその大自然を堪能することです。こちらでは美しい湖、滝ジャンプ、洞窟、河川やスプリングダイビングでラフティングができるスポットなどエコツアーを楽しむことができます。大自然の中そのマイナスイオンを体いっぱいに浴び、必ずや体を癒してくれることは間違いありません。出来ればこちら近郊にある宿泊場所を確保してゆっくりと過ごす、それも含めて観光にしてください。

サンルイスポトシの中心部からは距離がありますが、是非とも訪れたいここサンルイスポトシの隠れた観光名所のひとつということもできるでしょう。

5.ゴロンドナリス洞窟

ゴロンドリナス洞窟とは、サンルイスポトシ州のアキスモンという小さな町から観光することのできる熱帯雨林の中にある世界最大の竪穴です。この洞窟はあまりに深すぎるために1966年まで誰も降りたことがなかったとのこと。そのために解明されていないことが多くあり、新種の生物がいるのではないかと考えられています。

またこの洞窟の名を世界的に知らしめたのは「スカイフィッシュ」という未確認生物。あまりの大自然のためにそんな未確認生物の話もきっと出たのではないでしょうか？サンルイスポトシ州がそれだけ未知の観光地、また大自然を堪能することのできる観光地が多くあることを証明しているようにも思えます。

◎まとめ

サンルイスポトシの観光スポットを紹介しました。美しいカテドラルから大自然まで、サンルイスポトシの魅力は多岐にわたります。観光地としてはまだまだメジャーとは言えませんが、グアナファトなど近隣の見どころと併せてぜひ訪れてみてくださいね。

メキシコならではの体験のできる街サンルイスポトシの観光スポット5選