バハ・カリフォルニア半島のサンホセデルカボのおすすめ観光スポット10選

アメリカのカリフォルニア州のすぐ南にはメキシコの長い半島、バハ・カリフォルニア半島があります。その最南端には、カボ・サンルーカスとサンホセデルカボという二つの町があり、その地域一帯がロスカボスという世界的に有名なビーチリゾートとなっています。人工的に開発されたカボ・サンルーカスと、落ち着いた雰囲気のサンホセデルカボという二つの魅力を売りにしているロスカボスには一年中、世界中から多くの観光客が訪れます。今回はそんなロスカボスの一端を担う、サンホセデルカボのおすすめ観光スポットを10か所紹介しましょう。

1.ミハーレス広場

サンホセデルカボの町のシンボルがここミハーレス広場です。街の観光をスタートされるのに好立地にあります。週末には民族ダンス、ショーなど様々なイベントが行われて地元の人、観光客が入り混じって賑わっていてとても楽しいですよ！メキシコらしく、広場ではおもちゃや民芸品、かき氷、アイスなどを売っている売り子が声をかけてきます。また周囲には、民芸品店、ジュエリーショップ、ブティック、レストラン、カフェテリアと何でもあり便利です。

特に木曜日の午後から夜にかけて、たくさんのアートが広場に所狭しと並べられてギャラリーに様変わりするのは見事です！ライトアップされたアートギャラリーもサンホセデルカボの観光のハイライトの一つなのでぜひ足を運んでみてくださいね！

2.カトリック教会

サンホセデルカボのカトリック教会でミハーレス広場に隣接しています。もともとは1730年にこの町をつくったスペイン・イエズス会が教会を建てたのですが、1918年にハリケーンによって建物は崩壊しその後1940年に今の白い美しい教会が再建されたという長い歴史があるんです。それでも元の構造とその壁の一部は保存されています。毎日のように洗礼が行われ、週末は必ず結婚式が催されるという、今でも地域のコミュニティに欠かせない教会であり、街の景観を美しく飾るアイコンとして存在しています！

特に教会内部に以前の状態が保存されているところがあるので鑑賞されてはいかがですか。常夏のリゾート地というイメージのロスカボスですが、静かで神聖な教会内でひと時を過ごすのも観光の一環としておすすめです！

3.プラヤ・パルミジャ

サンホセデルカボ市内から南へ行ったところにある、小さいながらもとても美しいビーチです。日常の煩わしさから逃れてリラックスした休暇を楽しみたい観光客へのお勧めスポットですよ。レストランやお土産屋などが軒を並べていないので殺伐した感じもなく、海水浴と美しい景観を純粋に楽しむことができますよ！

実は、このビーチは近年世界的なトライアスロン大会の会場でもあるんです。およそ1500人ものアスリートがこのビーチから3.8㎞のスイムで競技をスタートし、次は約180㎞の自転車、最後にフルマラソン（42.195㎞）を走破するという過酷なレースの号砲を告げる場所なんです！数ある世界のビーチの中でここがトライアスロン大会のスタート地点に選ばれているんですね。サンホセデルカボを観光するなら、そんなプラヤ・パルミジャに一度訪れてみてはいかがでしょうか。

4.ドルフィン・ディスカバリー

ドルフィン・ディスカバリーはイルカのテーマパークで、特に家族連れの観光客に人気があります。サンホセデルカボの美しいロスカボス港のマリーナに位置し、市内からも歩いていける距離です。ボディボードにつかまったままイルカに押してもらうライドスイム、2頭のイルカのあいだに入って背びれをつかんで引っ張ってもらうスイム、抱いたりキスしたりとイルカ三昧のプログラムが用意されています。とっても頭のいいイルカにトレーナーの指示を聞いて観光客自身が指図をするとイルカたちは踊ったり、握手したり、アクロバットジャンプをしたりとぐっとイルカとの距離が近く感じる体験ができますよ！

イルカを調教しているトレーナーたちは観光客にも気配り上手です。そうです、ここにはサンホセデルカボのイルカと人との、とても気持ちのいい触れ合いのあるバケーションがあなたを待っていますよ！

5.Estero San José del Cabo

Estero San José del Caboはサンホセデルカボの中心部から歩いていける距離に位置する河口一帯が保護区となっている場所で、野鳥観察ができるようになっています。この地域特有のオアシスに生息する鳥もいるのでバードウォッチングが好きな観光客が朝早く、あるいは夕方ここに足を運んでいます。

敷地内のトレイルはしっかり整備されていて、レンタルバイクや乗馬でのトレッキングも観光客向けにありますので、いろんな手段でこのサンホセデルカボの貴重な湿地保護区を散策できそうですね！

6.Ivan Guaderrama Art Gallery

サンホセデルカボにはたくさんの芸術家がいて、固有のギャラリーをもっているかたもいますが、このIvan Guaderrama Art Galleryもそのひとつです。Ivan Guaderramaさんの斬新で洗練された作品に魅せられている芸術愛好家にとっては言うまでもなく、何気なくギャラリーに入り込んだ観光客にとってもアートの町、サンホセデルカボの一端を見る貴重な機会と言えるでしょう。

作品は絵画のみならず、ガラス作品、溶接を駆使したものなど創造性、独創性を感じさせる作品がギャラリーにあふれています！もちろんショップも併設されているのでお好きな作品があれば購入することもできますよ。サンホセデルカボの暑い日差しから少し逃れて、のんびりと観光したいと思ったら、ギャラリー巡りをするのも良いですね。

7.コスタ・アスル

サンホセデルカボの観光で必ず一度は訪れるであろうビーチ、それがコスタ・アスル（青い海岸）です。文字通り青さがまぶしい海岸のきれいな白い砂浜でリラックスした休日を楽しめること請け合いです！海水浴客はもちろん、波が比較的強いのでサーファーもたくさん訪れます。サーフィンスクールもあるので、時間がある方はスクールに通ってサーフィンを習得してみるとより一層観光を楽しむことができますよ。

またサンホセデルカボのこのきれいな海岸ではマリンアクティビティはもちろん一通り揃っているのでそれぞれ思い思いの観光を楽しんでくださいね！

8.Frank Arnold Gallery

サンホセデルカボの中心となるミハーレス広場から2ブロックしか離れていないところに位置する洗練されたギャラリーです。フランク・アーノルドの作品は、「個性的ではあるがユニバーサル」と評されています。広い内部空間を持つ洗練されたギャラリーには絵画、銅像などがセンス良く並んでいて、彼の持つ個性的な世界へ引き込まれていきます！

ここに来た観光客はフランク・アーノルドがアメリカでもよく知られている画家でメキシコのみならず、アメリカのギャラリー、美術館にも彼の作品が展示されていることに気づくでしょう。また近隣にはアートギャラリーがいくつもありますので、ぜひギャラリー巡りをサンホセデルカボ観光の一環として楽しんでみてくださいね。

9.Wirikuta Garden

ここはサンホセデルカボらしい植物園です。なぜならバハカリフォルニア半島南部は砂漠性気候の地域で、この植物園のテーマはまさに砂漠植物だからです！世界各地の1500種類以上の砂漠植物が生息していて、サボテンとその先住民の文化や伝統を尊重したつくりになっています。サボテンのことをあまりよく知らない日本人にとってここでの観光を通してサボテンの奥深さ、オアシスでの砂漠植物の役割、その生命力の強さを実感できるでしょう。

世界中の砂漠の植物について学びながら細心の注意を払って植えられた植物園での散策は、まさにサンホセデルカボならではの観光と言っても過言ではないでしょう。

10.San Jose Mercado Organico

サンホセデルカボの郊外にあるフリーマーケットです。それほど観光地化されているわけではないので、地元の人々の生活を垣間見ることができます。基本は土曜日に開かれていて、特に野菜市のコーナーにはたくさんの人で賑わっています。観光客としては熱帯のフルーツをふんだんに使ったオーガニックジューズが魅力的！また、アートが盛んな町なだけあってここでもやはり絵画がたくさん展示され売られています。

サンホセデルカボの観光はもう十分満喫して土曜日の予定が特になければここにお昼までいても楽しめますよ。生演奏、ダンスなどのパフォーマンス、メキシカンフードの屋台、民芸品なども売られています。

◎まとめ

いかがだったでしょうか。バハカリフォルニア半島の最南端のリゾートエリア、ロスカボスの一角をなすサンホセデルカボは、さんさんと太陽が降り注ぐ常夏の町です。また治安がいいので安心して観光ができる落ち着いた町だというのも魅力です。ロスカボスのもう一角のカボ・サンルーカスは大規模リゾート開発がされているので、よりにぎやかさ、華やかさ、高級感を追い求めるならこちらへ、メキシコに来たからにはメキシコらしいビーチリゾートへというのであればぜひ、サンホセデルカボへどうぞ！あるいは両方をはしごするのも楽しいでしょう。いずれにしても、サンホセデルカボは世界中の人々を一年中引き寄せるメキシコの素敵な観光地なのです！

バハ・カリフォルニア半島のサンホセデルカボのおすすめ観光スポット10選