名称:プラヤ・リンダ
住所:Playa Linda, Tapachula, Mexico
チアパス州のタパチュラはメキシコ最南端に位置する都市で、グアテマラとの国境の町として観光にとってもとても重要な町です。周囲には豊かなジャングルがあり多種多様な動植物が生息しています。たくさんの外国からの観光客が行き来するタパチュラの街らしく、多文化を感じさせる建築物が街中に見られます。近年ではより一層観光に力を入れ、高級ホテルの建設、クルーズ船の誘致などで都市全体が活性化しているんです!
今回はそんなタパチュラのおすすめの観光スポットを4か所紹介します。
目次
メキシコ最南端の町タパチュラのおすすめ観光スポット4選
1.プラヤ・リンダ
タパチュラ市内から南に車で約30分くらい行ったところに位置する太平洋に面した広大なビーチです。この名前通り美しい海岸(プラヤ・リンダ)を気に入ったタパチュラの人々の別荘が周囲にあるほかは大きな観光施設はなく、ビーチそのものの美しさが観光客を魅了しています!夏の海水浴はもちろんですがここの日没はとても美しいので年中その時間には地元の人が夕日を見にやって来るんです。
特に秋や冬の空気の澄んだ時期の日没の光景はとても美しいですよ。赤、オレンジ、黄色のグラデーションがまるで水彩画のように空を染めるのです!タパチュラの地元の人に交じって美しい夕日を眺める素敵な時間を過ごすのはいかがですか。
2.イサパ遺跡
タパチュラ市内から幹線道路でグアテマラの国境方面へ12㎞ほど行ったところにある遺跡です。考古学者の間でもいまだにこの遺跡がマヤ文明の遺産なのかそうでないのか意見が分かれていますが、大方マヤ文明初期の数少ない貴重な遺跡の一つとみなされています。紀元前の遺跡ですが、すでにメキシコ、グアテマラに存在していた文明間の交易ルート上にある都市として重要な役割を果たしていた所なんです!
遺跡内でカカオを見かけますがこれこそマヤ、アステカ時代から重宝されてきた産物でココアを飲んでいたことが知られています。このイサパの地でもカカオは重要な交易品だったようです。紀元前の人々がココアを飲んでいた? タパチュラでちょっと興味深い遺跡観光ができますよ!
名称:イサパ遺跡
住所:Tuxtla Chico, Chiapas, Mexico
3.ミゲル・イダルゴセントラルパーク
タパチュラ市のほぼ中心に位置する公園ででランドマーク的な存在です。クルーズ船の観光客もここを訪れます。やはり、メキシコの独立運動の初期の指導者、ミゲル・イダルゴの名が冠された地元の人にとって大切な公園です。隣には美しいカテドラルもあり、市民の憩いの場となっています。
他のメキシコの公園とそんなに雰囲気が変わりませんが、タパチュラは暑いので噴水周りで涼を求める観光客が良く見受けられます。この噴水そのものも素晴らしく、かなり小刻みに水の出方、高さが変わるのでまるで踊っているように見えるんです。また高いヤシの木ほどまで水が上がり見ごたえがあるとと共に観光客にとっては暑いタパチュラでホッと癒される瞬間です!
名称:ミゲル・イダルゴセントラルパーク
住所:6a. Avenida Norte, Octava Avenida Nte., Centro, Tapachula, Mexico
4.ソコヌスコ考古学博物館
ソコヌスコとはチアパス州南西部の地域を指し、この博物館はその地域の考古学上の発見を通してプレヒスパニックの歴史を観光客に伝えています。多くの展示品はイサパ遺跡から発掘されたものです。
もともとこの建物はタパチュラ市役所としてアールデコ建築を採用し1988年に建設され、2005年に博物館として改装されています。観光客にとって建造物としても見ごたえのある博物館というわけです!
名称:ソコヌスコ考古学博物館
住所:Octava Av. Norte 24, Centro, 30700 Tapachula, Mexico
◎まとめ
いかがでしたか。メキシコの最南端の町タパチュラはグアテマラとの国境に位置するので、中米紀行へ出かけるにも最適の場所の一つです。また、タパチュラは今やクルーズ船がやって来る観光地になり、街には各国から来た人々で賑わっています。古代から様々な文化の影響を受けてきた歴史のある街なので温かく観光客を迎えてくれます。ぜひ懐の深いこの国境の多文化の町で少し足を止めて観光を楽しんでみてくださいね!