ストックホルム観光ならここ!おすすめ観光スポット25選!

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ストックホルム観光ならここ!おすすめ観光スポット25選!

北欧スウェーデンの首都、ストックホルムはスウェーデンでもっとも大きな観光都市。「魔女の宅急便」の舞台になったと言われる美しい水の都です。ガムラスタンという旧市街を中心に広がるストックホルムの観光地は、まるで絵葉書の中にいるような気分が味わえますよ。美しいストックホルムの代表的な観光スポットへ行ってみましょう。

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ストックホルム観光ならここ!おすすめ観光スポット25選!

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1.ガムラスタン

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ストックホルム観光の出発点は、旧市街ガムラスタンから始めましょう。ガムラスタンとは、旧市街を意味する言葉。13世紀頃に発祥した歴史ある街で、中世の名残を感じさせる石畳の道はとても風情があります。

ストックホルム観光の見所がこのガムラスタンに集まっており、中心部にあるストールトルゲット広場は色鮮やかな古い商館が立ち並ぶ美しい広場です。ストックホルムといえば、ストールトルゲット広場の風景が代表的。この広場を囲むようにレストランやカフェ、ショップがあり、ホテルもあるので、ガムラスタンを拠点に観光するのもオススメです。

歩いているだけでもとても楽しい街並みなので、フラっと気になる路地を探検してみたり、カラフルな建物見物をしながらのんびりと街を堪能しましょう。石畳が続くので散策の時はスニーカーなど歩きやすい靴が良いですよ。

2.ストックホルム王宮

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現在も国王が執務を行っているストックホルム王宮は、ガムラスタンの北に位置しています。ストックホルムの観光地の中でも特に観光客に人気のスポット。世界最大級と言われている王宮内の部屋数はなんと608室。王宮の一部は一般公開されているので内部の見学が可能です。

ストックホルム王宮は13世紀中頃に建設されましたが、1697年の火災でそのほとんどが焼失してしまいました。その後57年もの年月をかけて再建されたのが今の姿です。王宮内には晩餐会の広間や迎賓の間といった部屋があり、ロココ様式の華やかなインテリアが特徴的。豪華なシャンデリアにも注目です。

ストックホルム王宮の名物と言えば王宮の中庭で行われる衛兵の交代式。ブラスバンドの演奏がとってもかっこいいので必見。詳細は観光の前に公式サイトで確認してみてくださいね。

3.ストックホルム市立図書館

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世界でも有数の美しい図書館として知られている、ストックホルム市立図書館。この図書館はストックホルムを代表する名建築の一つ。「スウェーデン建築の父」と呼ばれるエリック・グンナー・アスプルンドによる設計です。グルンと円を描いた書棚がとても美しく、360度見渡す限り本だらけ。本好きにはたまらない空間ですよ。

市立図書館なので、ストックホルム市民や観光客など誰でも入ることができます。この図書館を一目見ようと世界中から訪れる観光客があとを絶ちません。本と空間のどちらも堪能できる観光名所ですが、撮影の際は利用者の邪魔にならないようにしてくださいね。建築だけでなくデザイン大国として知られるスウェーデン。絵や写真を見て楽しめる絵本やビジュアルブックもオススメです。

4.国会議事堂

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ガムラスタンにあるヘランズホルメン島には、スウェーデンの政治の中枢を担う国会議事堂が建っています。丸い半円形の建物が川に映り込み、周辺の中世の街並みとも溶け合う立派な建物です。20世紀の初めに建設された国会議事堂は、ストックホルム観光の重要なスポット。

外観だけでなく建物内部の観光も可能です。国会議事堂の内部見学はガイドツアーのみで、英語ガイドは6月から9月の土日に開催されています。無料で国会議事堂内を見られるとあって観光客にも大変人気のツアーです。カメラの持ち込みが許可されているのも観光客には嬉しいポイント。ストックホルムの政治の中心がどのような場所なのか、その歴史や国会の仕事についてもしっかり見学できます。また国会議事堂の中は装飾が豪華で、美術館並にたくさんの彫刻や絵画が展示されているのでそちらも要チェックです。

5.ヴァーサ号博物館

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ヴァーサ号博物館の見どころは巨大な軍艦ヴァーサ号の展示です。北欧最多の来場数を誇る人気の博物館としても知られ、年間で100万人以上の人が訪れているストックホルムを代表する観光スポット。

ヴァーサ号とは1628年の処女航海でストックホルム港に沈没してしまった王室の軍艦のこと。沈没してから333年後に奇跡的に引き上げられた幻の船とも言われています。世界で唯一現存する17世紀の船であり、ほとんど元の状態のままに残されていた美しい船の装飾は必見。どうして海底に沈んでいたのにこんなに綺麗な状態で残っているのか。その謎は是非博物館で解明してみてください。

北欧といえばバイキングで有名ですよね。船や貿易の歴史について触れられる観光スポットは数あれど、こんなに迫力満点の船を見られる施設は貴重です。館内にはレストランもあり、大人も子供も楽しめる観光スポットなので、ストックホルムを訪れる際は是非見てみてくださいね。

6.ABBAミュージアム

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スウェーデンが生んだスター、ABBAの博物館がストックホルムにあります。1970年代に世界中で一大ブームとなったABBAの作品。やはり代表曲というと『Dancing Queen』が有名ですよね。
ABBAミュージアムではABBAの音楽の歴史や衣装、映像など彼らの音楽について知ることができる博物館。スウェーデンポップス関連の展示もあるので、北欧の音楽が好きな方には是非訪れてほしい観光スポットです。ゆったり鑑賞できるように入場は時間制になっているので、詳細は公式サイトで確認してくださいね。

またABBAミュージアムの建つユールゴーデン島は、ミュージアムやテーマパークが集まるエリアで観光にオススメ。ガムラスタンとともにストックホルムの観光には外せない場所です。トラムでユールゴーデンに行くこともできますが、ストックホルムでは船に乗って移動するのも楽しいですよ。

7.スカンセン野外博物館 

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ミュージアムの集まるユールゴーデン島の中でも、特に観光客に人気があるのがストックホルムを代表する博物館、スカンセン野外博物館です。オープンは1891年。すでに125年を超える世界で最も古い野外博物館として知られています。敷地内にはストックホルムは元より、スウェーデン各地から集められた約150棟もの伝統家屋が移築され、昔のスウェーデンの街並みを忠実に再現。現代のストックホルムの建物と比べてみるのも面白いですよ。

またパン工房や陶芸工房などでは、伝統衣装に身を包んだスタッフが実演を行います。あらゆる地方の生活文化に触れることのできる観光地。さらにスカンセンには動物園や水族館も併設されています。リルスカンセンという子供向けの動物園もあり、大人も子供も一日中遊んで楽しめる施設です。営業時間は季節によって異なり、観光に訪れるなら11月下旬から開催するクリスマスマーケットの時期がオススメですよ。

8.ストックホルム市庁舎

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ストックホルム市庁舎はストックホルム観光のランドマーク的な存在。ストックホルム中央駅から徒歩10分ほどの所に位置しています。赤いレンガ造りの立派な建物と塔を目印に歩くと良いですよ。市庁舎内にはノーベル賞の晩餐会で毎年使われている「青の間」や、1900枚の金箔が貼られた「黄金の間」があります。この部屋ではノーベル賞受賞祝賀会のダンスパーティーが開かれている特別な空間。まさに贅沢の極みと言える美しい金箔の空間は圧巻の光景です。

観光に訪れる際は、内部を観覧できる45分間のガイドツアーに参加するのがおすすめ。高さ106mの展望塔にも登ることができ、展望塔から眺めるストックホルムの風景は格別です。地上の目線とは違った展望塔ならではの風景は、忘れられないストックホルム観光の思い出になるはず。また市庁舎地下にあるレストランでは、歴代ノーベル賞の晩餐会ディナーを味わうこともできますよ。

9.リッダーホルム教会

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リッダーホルム教会は、旧市街ガムラスタンの西側にあるストックホルム最古の教会です。尖塔が特徴的なゴシック様式の教会は、ストックホルムの人気観光地。教会のシンボル的存在の塔は過去に二度火災で焼失し、現在の塔は1846年に再建されたものです。リッダーホルム教会は1270年に建築されたサンフランシスコ会の修道院が始まりです。

現在も地下聖堂にはグスタフ・アドルフ2世と王女をはじめ、スウェーデン歴代の君主が眠っています。また教会内のいたるところに飾られている王族の紋章も見所。ほぼ毎日、英語のガイドツアーが開催されていますので、教会を観光に訪れた際は参加してみてはいかがでしょうか。大聖堂と比べると観光客は少なめですが、ストックホルムの歴史を知るには重要なスポットなので必見ですよ。

10.ノーベル博物館

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ノーベル賞100周年を記念して2001年、ストックホルムに誕生したノーベル博物館。ノーベル賞を作ったアルフレッド・ノーベル氏はダイナマイトを発明したことで有名です。彼はストックホルムで暮らしていたこともありました。博物館は18世紀に建てられた歴史ある証券所を利用しており、建物自体もストックホルムの貴重な観光スポット。ノーベル賞の展示には子供も楽しめるコーナーがあり、家族連れの観光にもオススメです。

そして観光客に大変人気なのが館内にあるレストラン。ノーベル賞の晩餐会で出されていたアイスクリームが食べられますよ。アイスにはノーベル賞のメダルの形をしたチョコレートがトッピングされています。このメダルチョコはミュージアムショップで購入可能なので、ストックホルムのお土産にいかがでしょうか。

レストランの椅子に座るときは椅子の裏に注目。ノーベル賞受賞者たちの直筆サインが書かれていますよ。

11.北方民俗博物館

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ストックホルムの人気観光地スカンセンに向かう途中、宮殿のような豪華な建物が目に飛び込んできます。多くの観光スポットが集まるユールゴーデン島の中でも、北方民俗博物館は際立った存在の建物。北方民俗博物館では、1500年代から現代に至るスウェーデンの暮らしや文化を紹介しています。今のストックホルムを築いてきた歴史の背景を知ることができますよ。北欧の伝統衣装や織物、家具や陶器などが時代ごとに展示されていて見応えたっぷり。民族衣装も素敵ですが、デザイン都市ストックホルムならではのオシャレな近代のファッションも魅力的です。

お子様連れの観光には、1890年代の遊びを体験できる、Lekstuganという遊び場もオススメ。また博物館に入ると正面に鎮座している、迫力満点の巨大なグスタフ・ヴァーサ王像も見どころですよ。

12.ローゼンダール・ガーデン

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ストックホルムの代表的な観光スポット、ユールゴーデン島の森の奥に、ローゼンダール・ガーデンという広大な庭園があります。昔ここには、王室の夏の別荘として利用されたローゼンダール城がありました。1861年から1911年までは庭園づくりを学ぶための学校があり、多くのガーデナーを輩出したそうです。

ストックホルムは美しい自然と環境、健康に対する意識が高いですよね。ローゼンダール・ガーデンでは、シュタイナーが提唱したバイオダイナミックという自然農法で育てられた畑があります。同じ野菜でもストックホルムと日本では少し形が違っているものもありますよ。

また畑で取れたオーガニックの野菜は、ガーデンのカフェで食べられるのでおすすめ。観光も楽しみつつ、素晴らしいロケーションで美味しいランチが頂けるなんて最高ですよね。観光ついでにローゼンダール・ブティーケンでお買い物をしてはいかがでしょうか。焼きたてのパンやお菓子が販売されていますよ。

13.フォトグラーフィスカ

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フォトグラーフィスカは2010年に完成した、ストックホルムでも比較的新しい写真美術館。スウェーデンを始め、国内外の有名写真家の作品を集めたキュレーションが評判です。100年前の工場をリノベーションした煉瓦造りの建物は写真映えもバッチリ。観光の記念撮影にオススメですよ。

バルト海が見渡せる館内のレストランは観光客にも人気。スウェーデンの有名料理家が監修していることでも知られています。ミュージアムカフェならではのおしゃれな空間で、お茶を楽しんではいかがでしょうか。開館している時間が長いので、他の観光地を周ってからでも行けますよ。夜に訪れる美術館ってなんだかワクワクしますよね。

またフォトグラーフィスカの建つセーデルマルムは、ストックホルムの若者に人気があるエリア。おしゃれなショップが集まっているので、散策を楽しみつつストックホルムのお土産を探してみましょう。

14.ストックホルム近代美術館

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ストックホルムの国立美術館と対のような存在のストックホルム近代美術館。美術館のあるシェップスホルメン島を歩いていると、スイスの作家ティンゲリーやニキの楽しそうなオブジェがお出迎え。美術館までの道のりも楽しい観光です。

ストックホルム近代美術館はストックホルムで最も訪問数の多い美術館で、世界中からも多くの観光客が集まる人気スポット。美術館外壁のModerna Museetの手書き文字がアーティスティックです。主に20世紀から現代の作品を所蔵しており、ピカソ、マティスなど有名どころからコンテポラリーアートまで、幅広く揃っています。

美術館のミュージアムショップではストックホルムデザインのグッズが並び、お土産探しにもオススメ。素晴らしい眺めが楽しめるカフェも素敵ですよ。カフェのみの利用も出来ますので、観光の合間の休憩に立ち寄るのも良いでしょう。

15.貴族の館

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貴族の館は、ストックホルム王宮やリッダーホルム教会からも近い観光地、ガムラスタンの北側にあります。1668年に建てられたこの館で、貴族階級による初の議会が行われた由緒ある観光スポット。一番の見どころは館内の会議室に飾られた2322ものスウェーデン貴族の紋章たち。全て違う紋章のデザインを一つずつ見学すると面白いです。ストックホルムには現在も存続している貴族一家がいるため、ここで会議が行われることもありますよ。

オランダ・バロック様式の建物も美しく展示品も貴重な品ばかりです。内部は自由に見て回ることができますので、じっくり鑑賞しましょう。ガムラスタンはストックホルムの観光名所が集まるエリアなのでスケジュールを組むのが難しいですですよね。貴族の館は開館時間が特に短いので、観光コースに入れる際は確認してくださいね。

16.ストックホルム大聖堂

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13世紀に建設されたストックホルム大聖堂は、最古の教会であり長い伝統を誇る観光地です。戴冠式や結婚式など、大聖堂はいつの時代もスウェーデン王室の歴史とともにありました。2010年に行われたヴィクトリア王女とダニエル王子の結婚式も記憶に新しいところ。

大聖堂内の豪華な内装の中でも最大の観光ポイントは、1489年制作の『聖ジョージと龍』の彫刻。3mを超える大きな作品で、ファンタジー映画のワンシーンを見ているような迫力を味わえますよ。大聖堂はストックホルム王宮の南側にあるので、王宮と合わせて観光するのが良いでしょう。

夏季になると大聖堂内でコンサートが開かれます。オルガン演奏や聖歌隊のリサイタルなど、様々なプログラムがありますよ。また美術展示が開催されることもありますので、スケジュールは公式サイトで確認しましょう。大聖堂のあるガムラスタンはストックホルム中央駅から徒歩で行ける範囲です。

17.ヒョートリエット

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ストックホルム中心部の観光名所はほとんど見た!という方は、ヒョートリエットがおすすめ。ヒョートリエットとは、ストックホルムの地下鉄ヒョートリエット駅にある広場のこと。ここでは毎日新鮮な食材や花が並ぶ賑やかな市が開催されています。棚に整然と並べられた野菜や果物はアート作品のように美しく、職人芸そのもの。ヨーロッパらしい青空市場の風景は観光客にも人気です。

そしてヒョートリエットといえば、毎週日曜日に開催されている蚤の市Loppis(ロッピス)が有名。ストックホルムのビンテージ雑貨や骨董品が並び、マニアにはたまらない品揃えです。観光ついでに掘り出し物を見つけてみませんか。日本では出会えないような品物や、お得な商品をゲットできるかもしれませんよ。広場の周りには、おしゃれな北欧のショップがたくさん入ったデパートPUBや、カフェもあるのでふらりとウィンドウショッピングを楽しむのもオススメです。

18.スウェーデン国立美術館

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スウェーデン国立美術館はストックホルムにある美術館で、ストックホルム近代美術館からもほど近い場所に位置しています。シェップスホルメン島入り口に立つ建物は、水辺に映る姿がなんとも立派。16世紀から20世紀までの絵画や彫刻などアート作品だけでなく、スウェーデン王室から寄贈されたアンティークの美しい家具や銀器コレクションなども所蔵されています。国立美術館の自慢は『クラウディス・キヴィリスの誓い』など全9点のレンブラントの作品です。

残念ながら現在は大規模な全階改築中のため2018年までは閉館中。美術館内部の観光はできませんが、王冠の付いた橋から眺める美術館の外観が素敵なので、ストックホルム観光の際は足を止めてみてください。改装期間中も一部の作品はコンストアカデミーや、セルゲル広場に面したカルチャーハウスで公開中です!いずれも観光で訪れる際は、展示内容や開館時間のチェックをお忘れなく。

19.王立公園

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王立公園は18世紀末までスウェーデン王室の宮廷庭園でした。王侯貴族が観賞用に楽しんだ庭園だけでなく、畑などもあったそうです。1953年にストックホルム市設立700年記念のイベントとして整備され、公園として一般開放されました。園内は一年を通して様々なイベントが開催され、ストックホルム市民や観光客の集まる憩いの場です。

特に観光にオススメなのは春の季節、4月下旬から5月中旬頃。この時期の王立公園は満開の桜でいっぱいになり、公園がピンク色に染まります。桜は日本からスウェーデン国王に寄贈されたもので、1998年に植樹されました。毎年桜の季節は桜祭りも開催され、ストックホルム中の人たちがやってくるお花見スポットとして人気です。菩提樹の並木道もとても綺麗なので、観光の際はゆっくり公園を散策してみてください。冬にはスケートリンクも登場しますよ。

20.ティールスカ・ギャレリー

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ティールスカ・ギャレリーはストックホルム・ユールゴーデン島の東側にある美術館です。白壁と淡い緑色の屋根のコントラストが美しいアール・ヌーヴォー風の建物は、1900年初頭に建てられたストックホルムの銀行家ティールの邸宅でした。観光で訪れた際はこのかわいらしい外観に目を奪われます。

せっかくストックホルムに観光に来たのであれば、地元の作家の作品を見たいですよね。ティールスカ・ギャレリーではスウェーデンを始め、北欧の代表的な画家の作品を中心に所蔵しています。特にスウェーデンのお隣ノルウェー出身の画家、ムンクのコレクションが充実!ムンクの描いたティール氏の肖像画もあるんです。

ティールスカ・ギャレリーまでのアクセスは市バス69番のThielska Gallerietで下車すぐです。バスを降りて美術館までの道のりは15分ほど。周りは緑に囲まれていて歩きながらのんびりと観光気分を味わいましょう。

21.ミレスゴーデン

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スウェーデンを代表する芸術家として知られるカール・ミレス。彼の『神の手』という彫刻作品は日本でも有名です。ストックホルムのリディンゴー島にはミレスがかつて暮らしていた住居があり、現在は美術館として人気の観光地になっています。彫刻家であるミレスと肖像画家の妻オルガ、それぞれのアトリエを観ることができますよ。作品を作っていた当時のままに部屋を保存。実際にミレスの住んでいた空間で、彼のの作品を見られるのは特別な体験です。

美術館の庭園にも多くの彫刻作品があります。プールや噴水のある庭園には、スウェーデン各地から集めた花々を植えてあるスペースもあります。そしてテラスはストックホルム市街が一望できる素晴らしい観光スポットでもあるんです。ミレスゴーデンへ観光に行く際は、ストックホルム中心部のRopsten駅からトラムに乗り換えてRopstenで下車、徒歩10分ほどですよ。

22.スウェーデン陸軍博物館

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立派なドームが目を引くスウェーデン陸軍博物館は、ストックホルムの中心部にある観光スポットです。建物の前には大きな戦車があり迫力満点。近くで見られるので、まずは戦車の前で観光の記念撮影をしましょう。武器のみならず、スウェーデンの軍事史や陸軍の歴史に関する資料などが展示されています。

石器時代から20世紀に至るまでの約500年にわたるスウェーデンの戦いのシーンや武器が続々と登場し、中でも蝋人形を使った展示がリアル。ストックホルム王室武器庫とは違った展示が楽しめるので、軍事に興味のある方には特にオススメの観光地です。武器博物館から徒歩10分ほどの場所にはスウェーデン国立歴史博物館があります。どちらもストックホルムの貴重な歴史の資料を見ることができるので、一緒に観光してはいかがでしょうか。

23.ドロットニングホルム宮殿

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ドロットニングホルム宮殿は、1991年にユネスコ世界遺産に登録された由緒正しい宮殿。ストックホルム郊外の西側にあるローベン島に位置しています。北欧のベルサイユと称される宮殿は、16世紀に建てられたもので、現在もほぼ当時のままの姿で残っている貴重な建造物。宮殿の南半分は国王一家の居城となっていますが、2階と3階の一部は一般開放されています。

またバロック庭園や英国式庭園を備える広大な庭園には中国風の離宮があり、建物の中はロココ調の装飾と中国風の装飾を織り交ぜた美しい空間。数ある宮殿の中でも特に人気の観光スポットになっています。緑の生える春から夏の景色も良いですが、宮殿の庭園が紅葉に包まれる秋の観光が特にオススメです。

ストックホルム中心部から宮殿までは、地下鉄とバスを乗り継ぐ約50分の道のりですが、ストックホルムで訪れるべき観光スポットです。

24.ドロットニングホルム宮廷劇場

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ストックホルム西部、ドロットニングホルム宮殿の庭園にあるのが、ドロットニングホルム宮廷劇場です。宮殿と合わせて世界遺産に登録されています。この劇場はルヴィサ・ウルリカ女王によって1754年に建てられました。演劇好きだった女王の息子グスタヴ3世の時代は盛んに演劇が上演されていましたが、グスタヴ3世の暗殺後に劇場は閉鎖。その後100年もの間忘れ去られていた劇場が1921年に復活しました。

18世紀のままの姿で残っていた劇場の舞台装置から小道具に至るまで、そのほとんどが現在も使用されています。観光の際はガイドツアーで内部の見学が可能。現在はストックホルムを代表する劇場の一つとして知られ、オペレッタや演劇、バレエなどが上演されています。歴史ある舞台で公演が観られるので、観光客にも人気の観光コース。年間を通じて様々なプログラムが開催されており、ストックホルム市民からも愛されている劇場です。

25.メトロアート

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アートの街、ストックホルムでは地下鉄もアーティスティック!ストックホルム観光に欠かせないメトロの駅がアート作品と化しています。石灰質の岩盤をくりぬいて造られているストックホルムの地下鉄は、天井や壁がボコボコした洞窟のような空間なのが特徴。その天井や壁、地面の全てが個性的なデザインに彩られています。このメトロアートの始まりは1950年台にまで遡ります。

特に有名なクングストラッドゴーダン駅は、石像が置かれ、壁には色とりどりの模様が描かれています。この駅は人気観光地である王立公園の最寄駅です。ストックホルムで最も大きな駅Tセントラーレンのアートはメトロアート初期の作品で、ブルーのペイントが印象的。ブルーラインホームにあるデザインがとても素敵です。同じデザインは一つとしてないので、地下鉄の各駅をめぐるアート観光をすると楽しそうですね。

◎まとめ

水の上に浮いているようなストックホルムは、湖と森に囲まれてた14の島からなる街です。ストックホルム中心部に主な観光スポットが集まっているので歩いて観光できる場所も多く、初めてストックホルムを訪れた人でも安心。観光の日程に余裕のある方は少し足を伸ばして、世界遺産の森の墓地や、スウェーデンの陶器ブランド「グスタフスベリ」の博物館に行くのもおすすめですよ。

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