名称:walls of Cartagena
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/RdDVbD
南米コロンビア北岸の港町カルタヘナは、正式名称をカルタヘナ・デ・インディアスとい、同国でもっとも観光客の多い都市です。灼熱の太陽が照りつけるカリブ海のリゾート地であるばかりでなく、植民地時代の城壁に囲まれたカルタヘナ旧市街は、「カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群」として世界遺産にも登録されています。
旧市街の美しいコロニアル調の街に、カリブ海らしい白砂い青い水のビーチなど、魅力的な観光スポットが多数!今回はそんなカルタヘナの観光スポットを周辺地域と共に紹介します。
目次
コロンビア沿岸の要塞都市カルタヘナのおすすめ観光スポット8選!
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1.旧市街の城壁
カルタヘナ旧市街の周囲は約4kmにわたって城壁に囲まれています。堅固な壁の上は歩くことができ、多くの大砲のレプリカが並んでいるようすを見ることができます。城門もいくつか残っていますが、なかでも観光客に人気なのが時計門(Clock Tower Gate)でしょう。カルタヘナを代表する景色として、この時計門と城壁の写真がよく使われています。時計門をくぐってすぐのところにある馬車広場も、にぎやかな観光スポットですよ。
城壁の上には素敵なカフェもあり、とくに西端の稜堡にあるカフェ・デル・マル(Cafe del Mar)は有名です。カフェ周辺から眺める夕日は、筆舌に尽くしがたい美しさです。カルタヘナ観光に訪れたら、まずは城壁をぐるっと散策してみましょう。
2.サン・フェリぺ要塞
カルタヘナ観光で外すことのできない観光スポットが、ここサン・フェリペ要塞です。高さ約40mの丘の上の要塞は、1536年に建設が始まり、1657年に完成しました。スペイン植民地時代に造られた南米の要塞の中でも、とりわけ強固な城塞といわれています。累々と石壁が積み重なる外観だけでなく、城内も複雑に設計されていて、要塞としての完成度もとびぬけています。実際に、1741年にはイギリス艦隊の攻撃を、この要塞の火力で退けました。
現在、要塞の上までは歩いて登ることができます。頂上からは、カルタヘナの旧市街と海、そしてボカグランデと呼ばれる新市街までが一望できますよ。砲台や銃眼の隙間から外を眺めれば、当時の兵士の緊張感を体感することもできるかもしれませんね。要塞内には兵士が移動するための通路が縦横に張り巡らされているので、しっかり見てまわろうとするとかなり歩くことになります。水分の準備を怠らないようにしましょう。
名称:Castillo de San Felipe de Barajas
住所:Cra. 17, Cartagena, Bolívar
公式・関連サイトURL:http://fortificacionescartagena.com/
3.ポパの丘
半島と岬の町カルタヘナを形作っている標高187mのポパの丘。旧市街からは少々距離があるので、タクシーを利用するのがおすすめです。丘の上からの景色はもちろん絶佳!百万都市カルタヘナをぐるっと一望できますよ。
ポパの丘には、ポパ修道院(Monasterio de La Popa)という観光スポットもあります。落ち着いた白壁の僧院で、礼拝堂には決して大きくはありませんが、金色で厳かな祭壇が目を引きますよ。
名称:Cerro de La Popa
住所:Cra. 19, Cartagena, Bolívar
公式・関連サイトURL:http://www.cartagenainfo.com/lapopa/index.html#_=_
4.サント・ドミンゴ広場
カルタヘナ旧市街の西寄りにあるサント・ドミンゴ広場は、壁に囲まれたカルタヘナ観光のナイトライフの中心となる場所です。周辺には多くのバーやアンティークショップ、宝石店、カフェ、レストランなどが立ち並んでいます。カリブ海沿岸の街カルタヘナならではのシーフードを堪能してみてはいかがでしょう。
ほかにも、広場の周りには1551年に創設されたサント・ドミンゴ教会や、「もっともコロンビアらしい芸術家」と称されるフェルナンド・ボテロの彫像作品などの観光スポットもありますよ。
名称:Plaza Santo Domingo
住所:Cl. 35, Cartagena, Bolívar
5.サン・ペドロ・クラベール寺院
カルタヘナ旧市街にあるサン・ペドロ・クラベール寺院は、2本の尖塔とドーム状の屋根をもつ規模の大きな教会です。その石造りの建物は、17世紀にイエズス会によって建てられたものが基礎となっていて、今日に至るまで改築や増築が行われてきました。内部も大変美しいのですが、やはり一番素晴らしいのは夜になってライトアップされた教会の姿です。
名前の由来となっているペドロ・クラベールは、17世紀前半に奴隷解放に尽力したスペイン人の神父。教会の前には彼の像がたっています。
名称:Santuario San Pedro Claver
住所:Cra. 4, Cartagena, Bolívar
公式・関連サイトURL:http://sanpedroclaver.co/
6.ボカ・グランデ
カルタヘナ旧市街の南に伸びる新市街が、このボカ・グランデです。海に突き出た細長い砂州には、世界的に有名なホテルや高層リゾートホテルが立ち並び、また多くのお洒落なレストランがあります。またこのボカグランデエリアには、海水浴を楽しめるビーチが点在しています。南国ならではのトロピカルジュースやコロンビアビール、あるいは郷土料理のセビッチェなどを販売する売り子たちが、観光客を待っています。
カルタヘナ観光の際には、世界遺産に登録されたコロニアル調のカルタヘナ旧市街だけでなく、新市街のボカ・グランデにも足を運んでみてはいかがでしょうか。
名称:Bocagrande
住所:Bocagrande, Cartagena
7.ロサリオ諸島
カルタヘナ周辺のビーチは、残念ながら青い海に白い砂とはいきません。カリブらしい海が見たいという方は、カルタヘナから高速船で1時間ほどのロサリオ諸島まで観光コースを延ばしてみてください。大小27の島からなるロサリオ諸島では、白砂のビーチでのんびりとカリブ海のリゾートを満喫できます。もちろんダイビングなどのマリンスポーツも堪能できますよ。
島には海洋博物館もあり、イルカのショーやサメの餌付けシーンも観察できます。小さな島々にはリゾートホテルも点在しているので、ぜひ一泊してカリブの夕日と朝日をたっぷり満喫してみたいですね。
名称:Rosario Islands
8.旧宗教裁判所
カルタヘナに残るコロニアル様式の建造物で最も優れたものの1つと評されるのが、旧宗教裁判所です。この建物は、17世紀初頭にスペイン国王フェリペ3世によって異端審問の裁判所として設立されたもので、1770年に現在のコロニアル調に改築されました。
主にスペイン国内で15世紀末から300年ほど続いた異端審問は、とくにその前半期には苛烈を極めたことで知られています。現在は博物館となっている旧宗教裁判所には、異端審問で使用された拷問器具や処刑道具の数々が展示されています。残虐な宗教裁判の舞台となった建物が、カルタヘナ旧市街を代表する建築の粋と呼ばれているというのは、なんとも皮肉ですね。
なかなか素直に楽しめるという施設ではありませんが、カルタヘナの歴史を如実に語る観光スポットとして、訪れてみる価値はありますよ。
名称:Palace of Inquisition
住所:46, Plaza de Bolivar, Cra. 3, Cartagena, Bolívar
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/wN8mIS
◎まとめ
コロンビアの人気観光都市カルタヘナのおすすめ観光スポットを紹介しました。世界文化遺産の旧市街で素敵な夜景を楽しんだり、少し足を伸ばしたところにあるカリブ海のビーチリゾートでのんびりと過ごしてみたりと、カルタヘナは多くの魅力的な観光スポットを抱えています。