ボルチモアのおすすめ観光スポット13選!アメリカ国歌が生まれた町を散策

ボルチモアのおすすめ観光スポット13選!アメリカ国歌が生まれた町を散策

ボルチモアは、アメリカの首都ワシントン D.C.の北東に位置するメリーランド州最大の都市。日本語では「ボルティモア」とも表記されます。1797年に誕生した、アメリカで最も古い都市の1つで、現在の合衆国国歌や星条旗が生まれた街でもあります。

1830年には、全米で最初の鉄道が開通し、造船業や鉄鋼業などで発展。また貿易港としても栄えました。インナーハーバーと呼ばれるウォーターフロントの開発が進められ、大型ショッピングセンターや全米屈指のボルチモア国立水族館、海洋博物館などが建てられ活気を見せています。さらにボルチモアには、ジョンズ・ホプキンス大学などの有名校や美術館・博物館など見どころ満載!そんなボルチモアの観光スポットをご紹介します。

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ボルチモアのおすすめ観光スポット13選!アメリカ国歌が生まれた町を散策

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1. マクヘンリー要塞(フォート・マクヘンリー)

マクヘンリー要塞(ボルチモア)

ボルチモアの港を守るように突き出た星形要塞「マクヘンリー要塞(フォート・マクヘンリー)」。ここは、アメリカ合衆国国歌発祥の地として有名なボルチモアきっての観光スポットです。

米英戦争中の1814年、マクヘンリー要塞は英国海軍により激しい砲撃を受けます。しかし、25時間もの攻撃に絶え、イギリスのボルチモア上陸を阻止しました。要塞の星条旗が無傷のまま翻っているのを見た弁護士のフランシス・スコット・キーは、感銘を受けて1つの詩を書きあげます。それに曲を付けたものが、今日のアメリカ国歌です。

要塞にはビジターセンターがあり、1814年のボルティモアの戦いで勝利を収め、国歌が生まれるまでのストーリーを映像でたどることができます。要塞跡には大砲が並んでいて、ボルチモアの歴史を感じることができますよ。函館の五稜郭と同じ星形をした要塞に、なんとなく親近感を覚えるかもしれません。

2. ボルチモア美術館

ボルチモア美術館

「ボルチモア美術館」は、"色彩の魔術師"と呼ばれたフランスの画家アンリ・マティスのコレクションを世界で最も多く所蔵していることで知られている美術館。近代アートが好きな方は、とくに必見のボルチモアの観光スポットです。

1914年にオープンしたボルチモア美術館は、マティスをはじめ9万点もの作品を所蔵。アメリカでも有数の規模を誇っています。彫刻庭園にはロダンやヘンリー・ムーアが手掛けた有名な彫像のレプリカが展示されています。

また、付属のカフェレストランもとても美味しいと評判。夏には野外でジャズコンサートが開かれ、芸術鑑賞の後に食事をしながら、音楽まで楽しめます。

3. ボルチモア国立水族館

ボルチモア国立水族館

「ボルチモア国立水族館」の3つの展示館には660種以上、1万6,000匹以上の生物を展示。自然に近い環境の中で飼育されているので、どの水槽も見応えがあります。

また、ボルチモア国立水族館では人気のバンドウイルカのほか、オーストラリアに生息するワニや毒蛇などの爬虫類も観察することができ、子供たちにも大人気!ドーナツ型の水槽では、自分の回りを泳ぐサメを見ることもできます。熱帯魚などの可愛らしい魚の展示も多く、ファミリーでボルチモアを観光する際におすすめです。

4. フェデラル・ヒル・パーク

フェデラル・ヒル・パーク

フェデラル・ヒル・パークは、ボルチモアの観光港インナー・ハーバーの南側の丘にあります。丘の上からはボルチモアの街を一望することができ、撮影スポットとしても人気の観光スポットです。

19世紀半ばの南北戦争時には、物見台の役割を果たしていました。公園内には、1814年の「ボルチモアの戦い」を記念するモニュメントや大砲のレプリカなども置かれていて、ボルチモアの歴史が感じられる観光名所となっています。園内にはバスケットコートや遊具などもあり、ボルチモア市民の憩いの場ともなっていますよ。

5. ボルチモア海洋博物館

ボルチモア海洋博物館

「ボルチモア海洋博物館」は、ボルチモアのインナーハーバーにある人気の観光スポット。ボルチモアのダウンタウンに面するインナーハーバーには、観光スポットや飲食店も多く、週末には多くのファミリーや観光客で賑わいます。

館内に、1930~80年にかけて活躍したアメリカ海軍の船を展示。屋外にも、1930~70年代に活躍した灯台船や1856年から130年間使用された灯台、真珠湾攻撃のときにパールハーバーにいた米国沿岸警備隊の船、太平洋戦争時に活躍した潜水艦が展示されています。とくに潜水艦トースクは、1945年8月14日に日本海軍の海防艦を撃沈した潜水艦です。

6. アメリカン・ビジョナリー美術館

アメリカン・ビジョナリー美術館(ボルチモア)

出典: By Jmj1000 (talk) (Uploads) - Own work, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=81474678

アメリカン・ビジョナリー美術館は、ビジョナリー・アーツと呼ばれる自由な感覚で作られた作品が展示されているユニークな美術館です。フェデラル・ヒル・パークの麓にあるので、美しい景色と新しい芸術の2つ観光が同時に楽しめますよ。

美術館のコレクションは4,000点以上にも及び、その多くが古着やつまようじ、金属のくずなどどこにでもある物を使って、心の奥にあるものを表現した作品です。本館のほか別館にも、古くなった自転車やベッド、余った部品などを使った作品や大型のチェスなどが展示されています。

7. ワシントン記念碑&博物館

ワシントン記念碑&博物館(ボルチモア)

ワシントンDCにもワシントン記念碑がありますが、ボルチモアのワシントン記念碑の方が先に建てられました。初代ジョージ・ワシントン大統領を讃えたもので、1815年に建設が始まり、1829年に完成。2010年には安全性を理由に一度閉鎖されましたが、2014年に改修工事が行われリニューアルオープンしています。

記念碑は上まで登れます。ボルチモアの街の眺めは素晴らしいので、ぜひ観光に訪れてみてください。また付属の博物館には、ジョージ・ワシントンやボルチモアの歴史に関する資料が展示されていて、興味深い観光スポットとなっています。

8. メリーランド・サイエンス・センター

メリーランド・サイエンス・センター(ボルチモア)

出典: Par Jmj1000 sur Wikipédia anglais — Transféré de en.wikipedia à Commons par File Upload Bot (Magnus Manske)., Domaine public, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3939410

「メリーランド・サイエンス・センター」も、ボルチモアのインナーハーバーで人気の観光スポット。アメリカでも最も古い科学館の1つで、さまざまな体験を通じてサイエンスについて学ぶことができます。

ラボではアクセサリーやおもちゃ作りなどの体験教室が行われているほか、IMAXシアターではボルチモアの風景やアメリカの大自然などの映像を上映。プラネタリウムでは楽しいプログラムも用意されています。メリーランド・サイエンス・センターも、家族で楽しめるボルチモアのおすすめの観光スポットとしておすすめです。

9. ウォルターズ美術館

ウォルターズ美術館(ボルチモア)

出典: Sarah Stierch - 投稿者自身による著作物, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=15883205による (CC BY 4.0)

実業家のウィリアム・トンプソン・ウォルターズのコレクションを中心に、ボルチモアのウォルターズ家の自宅を改修して造られた「ウォルターズ美術館」。南北戦争時代にヨーロッパに渡ったウォルターズ父子が収集した美術品には、古代の写本や19世紀ヨーロッパの絵画、古代エジプトの彫刻など貴重なものが多く、観光客にも注目を浴びています。

展示作品も素晴らしいのですが、美術館に改装された邸宅には美しい装飾が施された天井やティファニー製のガラスのドームなどがあり見ごたえ抜群。ぜひゆっくりとご覧ください。無料の市内循環バス「チャーム・シティ・サーキュレーター」を使えば、簡単にアクセスできます。

10. ベーブ・ルースの生家と博物館

ベーブ・ルースの生家と博物館(ボルチモア)

出典: By Smallbones - Own work, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18746688

ベーブ・ルースは、"野球の神様"ともいわれるアメリカの国民的ヒーロー。1895年に、ここボルチモアで生まれました。そのボルチモアの生家が、観光名所として公開されています。

建物の中には写真や肖像画、スコアブック、ユニフォームやバットなど、ベーブ・ルースゆかりの品を数多く展示。大リーグや野球のファンなら、ぜひ訪れておきたい観光スポットです。

野球人生の中で714本ものホームランを打ったベーブ・ルースですが、こちらではその1本1本を記念するプレートも掲示されています。球場や投手などについても詳細に記録されているので、野球ファンでなくても興味深く感じることでしょう。

11. トップ・オブ・ザ・ワールド (世界貿易センタービル)

トップ・オブ・ザ・ワールド (世界貿易センタービル)ボルチモア

トップ・オブ・ザ・ワールドは、ボルチモアのインナーハーバーに面して建つ、世界貿易センター27階にある展望台です。五角形のタワーからは、ボルチモアの街を360度のパノラマビューで楽しめますよ。フェデラル・ヒルやフェルズ・ポイント、インナーシティなど、ボルチモアの観光エリアを眼下に収められる絶好の撮影スポットです。

ボルチモアを訪れたらまずはトップ・オブ・ザ・ワールドに登って、街の全景を眺めるのがおすすめ。イベントや展示も行われているので、併せてお楽しみください。とくに7月4日の独立記念日に打ち上げられる花火鑑賞のイベントは、地元の人にも観光客にも大人気です。

12. オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ

オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(ボルチモア)

出典: By Keith Allison - https://www.flickr.com/photos/keithallison/8918202788/, CC BY-SA 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=28991761 (CC BY-SA 2.0)

「オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ」は、MLBのボルチモア・オリオールズのホーム球場。1992年にそれまでの典型的なスタジアムとは異なる斬新なデザインでオープンし、21世紀の「フィールド・オブ・ドリームス」とも称されました。

レンガと鉄骨を組み合わせた外観は、伝統と現代の芸術が調和して、歴史あるボルチモアの街に溶け込むようなデザイン。また、天然芝を採用した美しい球場はファンにも好評です。ボルチモア観光で時間があれば、ぜひ試合も観戦してみてくださいね。

13. フェルズ・ポイント

フェルズ・ポイント(ボルチモア)

17世紀の建物が残っているエリアで、ボルチモアの人たちにも人気の観光スポット。ボルチモアで最も歴史ある地域で、散策にもおすすめです。古い建物を改装したバーやパブなど、ナイトライフが充実した地域としても知られていますよ。

昼間はバーガーショップで食事をとったり、雑貨やアンティークなどショッピングにもおすすめ。ボルチモア観光のいいお土産が見つかるかもしれませんね。インナーハーバーから車で5分ほどのところにあり、アクセスも便利です。おいしいレストランも多いので、観光と併せてランチやディナーも楽しんでみてください。

◎ボルチモアのおすすめ観光スポットまとめ

ボルチモア(アメリカ)

ボルチモアの観光スポットを13か所ご紹介しました。ボルチモアはアメリカ合衆国で最も古い都市の1つで、国家や星条旗が生まれた街としても知られています。また再開発地区インナーハーバーには、新しい美術館や博物館、ショッピングセンターなどが建てられていて、観光スポットとしても注目を浴びています。

美術館や博物館では子供向けのプログラムも充実いているので、ファミリーで訪れるのもおすすめですよ。ボルチモアにはここで紹介した以外にも、ショッピングやグルメなど楽しい観光スポットが満載!アメリカの歴史を感じる街ボルチモアへ、ぜひ観光で訪れてみてください。

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