名称:Eskimo Museum / Itsanitaq Museum
住所:242 Laverendrye av, Churchill, MB R0B 0E0
公式・関連サイトURL:https://www.travelmanitoba.com/listings/eskimo-museum/555/
ホッキョクグマの首都とも言われる、ハドソン湾に面した港町チャーチル。秋には野生のホッキョクグマが訪れ、夏にはシロイルカの群れがやって来ます。その姿をひと目見ようと、チャーチルには毎年多くの観光客が訪れます。夏にはハドソン湾を渡って北極圏に行くこともでき、冬にはオーロラも観測できるチャーチル。ちなみに、街の名前は英国首相として有名なウィンストン・チャーチルの先祖にあたるマールバラ公ジョン・チャーチルにあやかったものです。それではさっそく、チャーチルでおすすめ観光スポット5選をご紹介します!
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ホッキョクグマの町!?カナダのチャーチルでおすすめの観光スポット5選!
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1. エスキモー博物館
チャーチル周辺には、古くからイヌイットに代表されるエスキモーの人々が住んでいました。チャーチルの中心部には、彼ら先住民の歴史と伝統について知ることのできる観光スポット「エスキモー博物館」があります。
紀元前1800年ごろの先ドーセット文化から、紀元後1300年ごろまで続くドーセット文化、そして今日のイヌイット文化に至るエスキモーの考古資料を豊富に展示。イヌイット伝統のアート作品や彫刻なども見応えがありますよ。
また付属のショップでは、イヌイットグッズや書籍、地元のアイテムを購入することができます。チャーチル観光の手始めに、訪ねてみると良いでしょう。
2. ハドソン湾
チャーチル最大の観光資源といえば、目の前に広がるハドソン湾です。チャーチルの港からハドソン湾へ漕ぎ出せば、ホッキョクグマや準絶滅危惧種にも指定されているシロイルカにも会えますよ!チャーチルには多くのツアー会社があり、ハドソン湾クルーズを目的とする大勢の観光客が訪れています。
町の西方にはNPO法人が運営する「チャーチル・ノーザン・スタディーズ・センター(churchill northen studies center)」という宿泊施設もあり、毎年10~11月にはホッキョクグマがすぐ近くまで集まってくるそうです。通常ホッキョクグマは単独で生活しているので、貴重な経験ができますよ。
夏には北極サファリと呼ばれる荒野で、オオカミやムース、カリブー、ビーバーなど多くの動物に出会えますよ。自然について学ぶエコツーリズムは、チャーチルでは欠かせない観光アクティビティです。
名称:Hudson Bay
公式・関連サイトURL:https://churchillscience.ca/
3. パークス・カナダ・ビジターセンター
チャーチルの駅舎内にあるパークス・カナダ・ビジターセンターは、チャーチルとその周辺の観光情報を得ることができます。パークス・カナダとはカナダ国内42カ所の国立公園を管理する政府機関。ここでは近隣のワプスク国立公園や、チャーチル対岸のプリンス・オブ・ウェールズ要塞史跡公園についての資料やプランが手に入ります。
また、館内には地域の文化や自然史に関する展示も見られます。映像で学べるメディアヒストリーのコーナーもあるので、チャーチルについてプレ学習をするにはうってつけの観光施設といえるでしょう。スタッフも親切で観光客からの評判もよく、気軽に訪ねられるのも魅力です。
名称:Parks Canada Visitor Centre in Churchill
住所:1 Mantayo Seepee Meskanow Street Churchill, MB R0B 0E0
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2H1BnAd
4. プリンス・オブ・ウェールズ要塞史跡公園
チャーチルから河口を挟んだ対岸の荒涼とした岬には、場違いとも思える重厚な近世要塞があります。このプリンス・オブ・ウェールズ要塞は、ビーバーなどの毛皮貿易を生業とするハドソン湾会社によって、1717年に初めて築かれました。
当初は木造でしたが、間もなく現在に見るような堅牢な石の要塞に改築。しかし、アメリカ独立戦争中の1782年にフランス艦隊が襲来したときには、ほとんど崩れかけの砦と化していたそうです。わずか39人の非戦闘員がいるだけだったこの要塞は、結局1発の砲弾も撃つことなく降伏し、以後顧みられることもありませんでした。
戦後に国の史跡として修復され、現在は前出のパークス・カナダが管理しています。西洋人の入植以来の歴史を語る貴重な遺構として、訪ねる価値ありの観光スポットですよ。
名称:Prince of Wales Fort National Historic Site
住所:Prince of Wales Fort, Churchill, MB R0B 0E0
公式・関連サイトURL:https://www.pc.gc.ca/en/lhn-nhs/mb/prince
5. チャーチル川
チャーチル湖とハドソン湾をつなぐチャーチル川は、夏におすすめの観光スポット!7~8月に出産のために集まってくる準絶滅危惧種のシロイルカを見ようと、多くの観光客が訪れます。
チャーチル川は全長1609kmにも及び、ウォールアイやシスコ、レイクホワイトフィッシュなど多くの魚も生息しています。なかでも、成体になると19kgにもなるカワメンタイという淡水魚は、珍しいので要チェックですよ。
川の水は発電にも利用され、周辺環境にとっても大きな役割を果たしています。数千頭といわれるシロイルカを眺めた後は、チャーチル川を遡って魚や野鳥など、カナダの大自然を引き続き満喫しましょう。
名称:Churchill River
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2ExfMhr
◎まとめ
冬はホッキョクグマの、そして夏はシロイルカの都となるハドソン湾の観光都市チャーチル。ほかにも春には多種多様な渡り鳥の姿を目にすることもできます。さらにチャーチルからハドソン湾を渡れば、観光の可能性は無限大!オーロラや北極サファリ、カナダの大自然の玄関口ともいえるチャーチルでは、ダイナミックな観光ができること間違いなしですよ!