韓国・清州でいつもと違った観光を！おすすめの観光スポット4選

ソウルや釜山はちょっと飽きてしまったという方は、少し足を延ばして清州（チョンジュ）を観光してみませんか？ソウルから約130km南東に位置する清州市は、学者を多く輩出していることで知られる教育文化都市です。市内には、歴史あるお城や世界最古の金属活字本を所蔵する博物館がある一方で、ドラマのロケ地が点在するなどたくさんの見どころがあります。また、清州は日本でも近年人気上昇中の韓国グルメ「サムギョプサル」発祥の地とも言われており、街中には専門店が軒を連ねる「サムギョプサル通り」もあるのだとか。今回は、そんな清州でおすすめの観光スポットを厳選して4ヶ所ご紹介していきます。

1.上党山城（サンダンサンソン）

清州郊外にある「上党山城」は、長さ4.2km・総面積22万坪の広大な山城です。築城の詳細については不明ですが、「三国史記」には西暦668年から900年頃の統一新羅時代に建てられたという記録が残されているのだとか。敷地内には現在も3つの門と韓屋が建ち並ぶ集落が残されており、多くの観光客を魅了しています。

山城から各門までは少し距離がありますが、ぜひ散策を楽しんでみてください。清州の歴史ある建造物と美しい自然の調和は必見ですよ。「上党山城」は韓国時代劇の撮影スポットしても有名なので、ロケ地巡りを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

お腹が空いたら「韓屋マウル土俗飲食村」に立ち寄ってみましょう。こちらは、韓国の伝統家屋である「韓屋（ハノク）」を再利用したお店で、軽食やコーヒーを楽しめるカフェから清州の郷土料理を提供する食堂まで幅広く揃っています。豚肉を辛く煮込んだご当地グルメ「チャグリチゲ」も要チェック！

2.清州古印刷博物館

韓国の印刷文化発祥の地として知られる清州。そんな清州で印刷の歴史に関する資料を展示するのが「清州古印刷博物館」です。なんとこの博物館には世界最古の金属活字本「直指（チッチ）」が展示されており、ユネスコ世界記録遺産にも登録されています。

「直指」は、1372年に高麗の僧・白雲和（ペクウンファ）によって書かれた仏教書籍。その「直指」を刊行した「興徳寺（フンドクサ）」が清州にあったことから、清州は韓国の印刷技術や印刷文化の発信場所として発展することとなったのです。

「清州古印刷博物館」には、東洋・西洋の印刷文化を紹介するブースや印刷器具などの展示コーナー、金属活字印刷の体験コーナーなどとにかく見どころ満載！展示物の紹介はほぼ韓国語ですが、インフォメーションに日本語のパンフレットがあるのでぜひ活用してみてくださいね。

3.寿岩（スアム）コル

韓国ドラマが好きな方にぜひ訪れて頂きたいのが、ロケ地として度々使用される「寿岩コル」です。民家が建ち並ぶ集落にカラフルな壁画アートが施されており、ドラマに興味がない方でもきっと楽しめるでしょう。お気に入りの絵を見つけて記念撮影をするのもおすすめです。

「寿岩コル」の入口には日本語のパンフレットも用意されているので、ロケ地の紹介や地図を見ながらゆっくり巡ってみてください。中にはドラマで使用された建物がそのままの姿で残されており、ドラマの世界同様に実際にパン屋さんとして営業しています。「寿岩コル」は今も一般の方が住んでいる場所なので、観光には細心の注意を払うよう心がけましょうね。

4.西門市場サムギョプサル通り

豚の背骨を煮込んだ「ピョヘジャングク」や豚肉と野菜を辛く炒めた「チャグリチゲ」、豚肉のプルコギなどバラエティー豊かな豚肉料理で有名な清州ですが、やはり一番人気はサムギョプサル！西門市場にはサムギョプサルを提供するお店が軒を連ね、「サムギョプサル通り」として観光客に高い人気を得ています。

韓国の焼肉店では基本的に店員さんが焼いてくれるので、サムギョプサル初心者の方でも安心ですよ。ちなみに、お肉を注文するとキムチやナムル、チゲ、サニーレタスなど無料のおかずがたくさん付いてきます。とてもリーズナブルですが食べ応えはバッチリ。豚肉でスタミナ補給して、清州観光をアクティブに楽しんじゃいましょう。

◎まとめ

清州は韓国でも珍しい内陸都市です。四季がはっきりしており、豊かな自然を楽しめるのが魅力。また、農産物が豊かなのも特徴で、特にお米は品質が良いと韓国でも定評があります。歴史スポットやドラマのロケ地巡りなど幅広い年齢層に好まれる観光名所に、美味しいグルメ、豊かな自然と観光にはもってこいの清州市。ソウルからのアクセスも便利なので、ぜひ足を運んでみてください。

韓国・清州でいつもと違った観光を！おすすめの観光スポット4選